5755-6CH6シングルアンプ 初段改造中 ― 2011/10/02 17:36
この週末、5755-6CH6シングルアンプの初段を 6BQ7 に変更する作業をしています。
初段負荷抵抗、パスコン、カソード抵抗などを、ハンダ吸い取り線を使用して取り外していきます。
次に、改造するパーツですけど。。。
初段負荷抵抗は、東京光音の 27KΩ1W
パスコンは、エルナーピュアキャップ
初段カソード抵抗と発信止め抵抗は、タクマンREY
デカップリング抵抗は、通常のタクマン酸金です。
あと、シャーシとボリュームツマミの隙間を埋めるワッシャ数枚。。。
上記のパーツを使用して、初段を 6BQ7 に改造します。
。。。。。
さて、実を言いますと6BQ7-6CH6シングルの製作例を記事するかどうか、ずいぶんと悩みました。。。(汗
手頃な真空管アンプの製作例をアップすると真空管が乱獲されて、ベテラン真空管アンプ・ビルダーの方々からひんしゅく買いそうな気がして、どうしたものかな?と、実は困っていました。
けど、初心者の立場に立ってみれば、手頃な製作例がないと真空管アンプを製作するきっかけがなくて、それはそれで困るよなと実感していました。
私のブログの真空管アンプ作例が、出力0.3~0.6Wと小出力なのは、ベテラン真空管アンプ・ビルダーの方々のひんしゅく買わないように配慮しつつ、なおかつ、若い方々が興味を持ちそうなヘッドフォン・アンプを中心とした記事を書くという方針にしているからです。
出力1~2Wくらいの製作例を出すと、真空管が乱獲されて、ベテラン真空管アンプ・ビルダーの方々からひんしゅく買いそうで怖いです。。。(汗
この問題はかなり深刻で、なんせネット上で真空管アンプをググってみても、ヒットするのは昔の製作例ばかりで、ここ数年の製作例って、ぜんぜんヒットしないんですよね。
近年、真空管アンプ製作者は乱獲を警戒して作例(回路図)をネット上にアップしなくなってしまった(?)ので、ネット上では、長島氏とぺるけ氏の作例だけの状態になってしまって、もの作りとしてはとても不自然な状況になっているような気がします。
私のごく個人的な印象なんですけど。。。
ここ数年の真空管アンプ製作を趣味にしている人々の間では、出力1~2Wくらいの真空管アンプが欲しい人は、『情熱の真空管アンプ』等の書籍で勉強して自分で設計して作りましょう!という暗黙の了解(?)があって、真空管の乱獲を招くような1~2Wくらいの真空管アンプの回路図はネット上にアップしないような風潮(?)があるような気がします。
いやホント、ごく個人的な印象で私が勝手にそう感じてるだけです。。。(汗
とはいえ、長島氏とぺるけ氏の作例は、かな~り高度で初心者にはちょっとムズカシイ(?)ですから、簡単なアンプの作例がネット上になくて、この辺りが、『 真空管アンプの若者離れ 』の遠因なのでは?と個人的に推察してます。。。(汗
うーん。
つまり、初心者の為に、美味しい球の簡単な作例(回路図)の記事を書きたいのはやまやまなのですけど、真空管の乱獲を招くような状況を作りたくないというジレンマに落ち込んで、さんざん悩んでいる訳です。
結局、結論としては、やっぱりアンプ出力を0.3~0.6Wくらいに、わざと落とした製作記事にするしかありません。
ユーザーにしてみれば、出力1W前後くらいのアンプが欲しいと思うのが当たり前!なのですが、前出のとおり、製作記事を発表できないので、そこのところの苦しい事情をお察しください。。。(汗
まあそんな訳で、今後6BQ7-6CH6シングルの設計方法をアップする予定ですけど、出力は0.6Wくらいです。
たいへん申し訳ありません。。。。(汗
ただ、アンプの出力を落とすとプレート電流が少なくなりますので、電源トランスが小さくなって製作コストが安くなります。
それに、私個人は出力0.6Wくらいのアンプの方が省エネで良い。と思っているのですが。。。(汗
6BQ7-6CH6シングルに使用する電源トランスは、ラジオ少年T-2Vですから、単価2200円です。
http://www.radioboy.org/trance/index.htm
※注 上記写真は、旧タイプです。
現在のT-2Vは、250Vタップが廃止になっています。
アンプ全体のコストを、ざっくりと計算してみたところ、製作費はおおよそ1万五千円くらいのようです。
次回から、6BQ7-6CH6シングルの設計の記事をアップする予定です。ご期待下さい。
(次回につづく)
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。