PCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(2)2015/02/07 12:48

本日のブログは、タカチ MXA3-11-16SS シャーシの穴あけ加工の様子をご紹介致します。


シャーシ内の部品配置(シャーシレイアウト)は、以下のとおりです。



CADによるPCL86真空管ハイブリッドアンプのシャーシレイアウトの検討
CADによる真空管ハイブリッドアンプのシャーシレイアウトの検討


PCL82(16A8) Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) TAKACHI MXA3-11-16SS CAD layout drawing シャーシレイアウト図
PCL82(16A8) Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
TAKACHI MXA3-11-16SS CAD layout drawing シャーシレイアウト図



CADでシャーシ設計が終わりましたら、現物の加工を実施します。



TAKACHI MXA3-11-16SS シャーシ幅を実測する。実測寸法は109mm。
TAKACHI MXA3-11-16SS シャーシ幅を実測する。実測寸法は109mm。


プリントアウトしたCAD図面に合わせてセンター位置をマーキングする。
プリントアウトしたCAD図面に合わせてセンター位置をマーキングする。


マーキングしたセンター位置に合わせて、プリントアウトしたCAD図を貼付する。
マーキングしたセンター位置に合わせて、プリントアウトしたCAD図を貼付する。


穴加工位置にオートポンチで打刻する。
穴加工位置にオートポンチで打刻する。


ポンチ打ちが終了したシャーシ
ポンチ打ちが終了したシャーシ


すべてのポンチ打ち箇所にφ3.2穴キリ加工する。
すべてのポンチ打ち箇所にφ3.2穴キリ加工する。


φ3.2穴を下穴にして、それぞれの穴径キリ加工を実施する。
φ3.2穴を下穴にして、それぞれの穴径キリ加工を実施する。


φ25穴をシャーシパンチで開ける。(かなりカタイので初心者にはキビシイかも?)
φ25穴をシャーシパンチであける。(かなりカタイので初心者にはキビシイかも?)


タカチ TAKACHI MXA3-11-16SS (自分で穴加工した物)
穴加工が完了した TAKACHI MXA3-11-16SS




ところで、今回、タカチMXA3-11-16SSを穴加工して気がついたのですが。。。


なんか上面/底面のフレームがすごくカタイので、これって生材アルミじゃなくね?と思ってタカチHPで材質を調べたら A6063S-T5 でした。


T5処理(※注)してあるアルミなので、通常のアルミ板より遥かに固いのでφ25穴をシャーシパンチであけるのは初心者にはキビシイかもしれません。。。(汗




(※注)T5処理とは?

ぶっちゃけ、簡単に言えばアルミ材の熱処理の事。

AC4C-T6 とか A6063S-T5 など、アルミ材質の末尾に“-T6”とか“-T5”が表記されているモノは熱処理されているので、通常のアルミよりも強度が高いです。

もう少し専門的に書くと、

T5処理: 押出での高温加工から冷却後、人工時効硬化処理をしたもの。
T6処理: 溶体化処理後、人工時効硬化処理したもの。


PCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(1)2015/02/05 17:16

いちおう今回から、PCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプについての話題です。


真空管をPCL82にして、シャーシを タカチ MXA3-11-16SS に変更した際に内部パーツが変更になった為、以前に掲載したコスト表と一部パーツが変更になったので、まずは、ざっくりと制作コストを算出してみました。


PCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプのコスト
PCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプのコスト


主要部品の合計金額は、およそ1万円前後といったところでしょうか。

お店によって部品価格が税込みと税抜き価格が混在しているので、あくまで参考という事でお願い致します。


あと、この後実際にアンプを作るのですけど、私自身がすでに手持ちで持っているパーツを一部使用するので、制作コストがちょっぴりアップします。

その場合のコストは、次の通りです。


手持ちのパーツを使用した場合のPCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプのコスト
手持ちのパーツを使用した場合のPCL82(16A8)真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプのコスト


抵抗、電解コンデンサ、6.3mmステレオジャックとか、各人いろいろ好みがあると思うので、どういうパーツを使用するかはそれぞれの嗜好による。という事でひとつよしなに。。。(汗


ご参考までに、パーツリストに記載されている部品の写真を掲載します。


ナショナル MATSUSHITA (MADE IN JAPAN) PCL82 (16A8)
ナショナル MATSUSHITA (MADE IN JAPAN) PCL82 (16A8)


タカチ TAKACHI MXA3-11-16SS (自分で穴加工した物)
タカチ TAKACHI MXA3-11-16SS (自分で穴加工した物)


スイッチングACアダプター24V1A STD-24010U
スイッチングACアダプター24V1A STD-24010U


タクマン 1/2Wカーボンフィルム抵抗、BOURNS 5kΩ potentiometer、釜屋電機 RC カーボンコポジション1/2W 10KΩ、デールRN60D金属皮膜抵抗1/2W 5KΩ/22.1KΩ、KOA CFS 1/2Wカーボンフィルム抵抗
タクマン 1/2Wカーボンフィルム抵抗、BOURNS 5kΩ potentiometer、釜屋電機 RC カーボンコンポジション1/2W 10KΩ、デールRN60D金属皮膜抵抗1/2W 5KΩ/22.1KΩ、KOA CFS 1/2Wカーボンフィルム抵抗


International Rectifier IRLI520NPBF、RCAジャックRJ-2008BT、フィルムコン 0.1uF 50V、ゲート保護用のツェナーダイオード、マルツボリューム50KΩA2連、1000uF 35V(日本ケミコンKMG)、4.7uF 50V(ルビコンPK)、100uF 35V(日本ケミコンSMG)、ELNA RFO ピュアキャップ 100uF 50V、4700uF 50V(松下)
International Rectifier IRLI520NPBF、RCAジャックRJ-2008BT、フィルムコン 0.1uF 50V、ゲート保護用のツェナーダイオード、マルツボリューム50KΩA2連、1000uF 35V(日本ケミコンKMG)、4.7uF 50V(ルビコンPK)、100uF 35V(日本ケミコンSMG)、ELNA RFO ピュアキャップ 100uF 50V、4700uF 50V(松下)


サトーパーツラグ板各種、6角スペーサー(10mm)+プラスチックナット、2.1mm標準DCジャックMJ-14、6角スペーサー(20mm)、パイロットランプSLP-720H、トグルスイッチ、MT9真空管ソケット、SWITCHCRAFT 1/4"(6.3mm)ステレオジャック#12B、3/8"(9.5mm)内歯ワッシャ、ツマミ
サトーパーツラグ板各種、6角スペーサー(10mm)+プラスチックナット、2.1mm標準DCジャックMJ-14、6角スペーサー(20mm)、パイロットランプSLP-720H、トグルスイッチ、MT9真空管ソケット、SWITCHCRAFT 1/4"(6.3mm)ステレオジャック#12B、3/8"(9.5mm)内歯ワッシャ、ツマミ



そんな訳で、上掲載のパーツを使用して、今後、真空管ハイブリッドアンプを製作していきます。


えーと。


ちなみに、テツさん現在フールー で、パプリカとか天元突破グレンラガンを観ているので、真空管ハイブリッドアンプの製作ペースが異様に遅いです。

ブログの更新が遅れるかもしれませんが、その点ご了承ください。。。(汗


フールー (hulu) パプリカ 天元突破グレンラガン
フールー (hulu) パプリカ 天元突破グレンラガン


ていうか、やっぱ胸アツだよ、グレンラガン!


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


いまさらながら、オークションで PCL82(16A8) を購入しました。そして、フールー 雲のむこう、約束の場所2015/01/22 13:19

実は、テツさん PCL82(16A8) を持ってなかった!ので、いまさらながらオークションでを購入しました。。。(汗


ナショナル16A8(PCL82) ※15CW5(PL84)は今後の課題として購入
ナショナル16A8(PCL82) ※15CW5(PL84)は今後の課題として購入



6BM8の球は、昭和の時代から真空管アンプビルダーの方々に大変よく使用されていた球です。

けど、6BM8系の球よりもPCL86の方が安価なので、私個人的にはPCL86をよく使用しているので、 手持ちにPCL82(16A8)はありませんでした。



紫電改のマキ 3巻 と ナショナル16A8(PCL82) & 15CW5(PL84)
紫電改のマキ 3巻 と ナショナル16A8(PCL82) & 15CW5(PL84)


今回、PCL86/PCL82真空管ハイブリッドアンプがうまくいかなかった場合の保険(バックアップ)として15CW5 (PL84) も同時に購入しときました。



ナショナル PL84 (15CW5) による実験の過去記事はこちら。(↓)


秋月24V・ACアダプターで、15CW5のプレート電流が果たして流れるのか?実際に実験してみた。
秋月24V・ACアダプターFETハイブリッドアンプ(1)
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2013/04/07/6770770




追伸

フールーで、孤独のグルメ Season 4 、モーレツ宇宙海賊 、おまけに LASTEXILE -銀翼のファム- を観て、それじゃあそろそろタカチUS-130シャーシを加工しようかな?と思っていたら。。。

あ…。

雲のむこう、約束の場所 の配信が始まってる。。。(汗

観なくちゃ!  ( おい。。。(^_^; )



フールー (hulu) 雲のむこう、約束の場所
フールー (hulu) 雲のむこう、約束の場所


紫電改のマキ 3巻 と 真空管ハイブリッドアンプ PCL82 (16A8) について2015/01/21 15:06

紫電改のマキの3巻がきました。


紫電改のマキ 3 (チャンピオンREDコミックス) コミック
紫電改のマキ 3 (チャンピオンREDコミックス) コミック
http://www.amazon.co.jp/dp/4253236383


3巻の表紙は、「零戦のみやび」こと甘粕みやびですねー。

テツさん、「紫電改のマキ」のキャラクターの中では、甘粕みやびが一番好きです。。。(汗

とりあえず、今晩ゆっくり読もうと思います。


。。。。。


さて、制作中のPCL86真空管ハイブリッドアンプですけど。。。


突然で誠に恐縮ですが、使用する真空管を PCL82(16A8) に変更しようかと考えています。


PCL82(16A8)は、6BM816V球です。


現在、真空管ハイブリッドアンプのシャーシを タカチ MXA3-11-16SS で計画しているのですが、このアンプにはフィギュアを載せない予定です。


フィギュアを載せないんだったら、ちょっと熱くなる球でもオッケーだよな。と思いついた。


6BM8の球はPCL86よりもヒーター容量が大きくてちょっと熱くなる球なので、通常テツさんのフィギュアアンプでは採用できないのですけど、フィギュアを載せないのであれば使用しても良いかな?と考えました。


以前に、8B8(XCL82)で実験しているので、真空管ハイブリッドアンプに採用できるのは確認しています。

Amperex XCL82 8B8 による実験の過去記事はこちら。(↓)


XCL82五極部の三結に、24V電圧を掛けて実験してみたらプレート電流が1mA流れた!
秋月24V・ACアダプターFETハイブリッドアンプ(番外編)
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2013/04/13/6776058


Amperex XCL82 8B8
Amperex XCL82 8B8



なお、PCL86についても US-130 シャーシで制作する予定です。


世間一般的には、真空管ハイブリッドアンプにフィギュアいらねーし。って感じなのかもしれませんが、テツさんにしてみればフィギュアを載せないアンプは“チャーシューの入っていないラーメン”みたいなモノで、とてもじゃないが許せない!


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )



つまり、まとめると以下ような2台のアンプを製作する事になるかと。。。



PCL82 (16A8) → タカチ MXA3-11-16SS 【フィギュアいらねーし】
PCL86 → タカチ US-130 +アクリルステージ 【フィギュア載せる!】



まあ、なんつーか、回路と使用部品はほとんど変わらない(!)ので、どちらかお好きな方を参照してください。って感じでしょうか。。。(汗



PCL82 (16A8) vs PCL86 (14GW8) hybrid Headphone Amplifier
PCL82 (16A8) vs PCL86 (14GW8) hybrid Headphone Amplifier


まあそんな訳で、 MXA3-11-16SSシャーシの加工は終了しているのですけど、急遽これから タカチ US-130 シャーシの加工もしなければならなくなりました。


タカチ MXA3-11-16SS 加工済シャーシ と US-130 シャーシ
タカチ MXA3-11-16SS 加工済シャーシ と US-130 シャーシ



えーと。


とりあえず、今後の予定ですけど、PCL82(16A8) + MXA3-11-16SS アンプを先に制作する予定です。


PCL86真空管ハイブリッドアンプを楽しみにしていた方には、ホント申し訳ありません。。。(大汗