3年前のデジカメ撮影データを拾ってみたら、やっぱりフィギュアの画像だらけだった件2013/11/04 00:17

今回のブログ記事は、ホントどうでもいい話なので、スルーして下さって結構です。ていうか、スルーしてくださいっ!


早速ですが、パソコンを組もうと思って、パソコンのハードディスクの中にある写真データを探していました。

なんせ、前回組んでから3年以上前も経過してるので、パソコンの組立方法をすっかり忘れてたりします。。。(汗


3年前にパソコンを組んでる様子(ソケットLGA1156の取り付け方法調べてます。)
3年前のパソコンを組んでる様子(ソケットLGA1156の取り付け方法調べてます。)

前回、パソコンを組みながらメモ代わりにサクサク写真を撮っておいたので、ハードディスク内のデータを参照すれば組立手順がおおよそ判ります。


3年前のパソコンを組んでる様子(HDDのSATA配線の様子)
3年前のパソコンを組んでる様子(HDDのSATA配線の様子)


それじゃあ、本日のブログ記事はパソコンの組立手順なのけ?と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

パソコンのハードディスクの中にある3年前に撮影したデータを調べてみたら、やっぱりというか案の定というか、パソコン関係の写真なんてほんのチョットしかなくて、ほとんどが真空管とフィギュアの写真でした!

我ながらよくこれだけ撮影したモンだと感心します。パソコン組立を脇に置いて、ついいろいろ閲覧してしまいました。

いやホント。自分ではすっかり忘れていたフィギュアの写真があってビックリ。。。(汗


メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 超時空シンデレラVer. (白紙包装=未開封)
メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 超時空シンデレラVer. (白紙包装=未開封)

コトブキヤ ヨスガノソラ 春日野 穹 すくみず (白紙包装=未開封)
コトブキヤ ヨスガノソラ 春日野 穹 すくみず (白紙包装=未開封)


白紙包装の未開封のままダンボール箱に収納してあるハズ(?)なので、ここ3年の間、超時空シンデレラVer.とすくみずフィギュアはまったく目撃していません!

( UMAかよっ!?。。。(^_^; )


そんな訳で、私自身ここ数年見たことないフィギュアの写真とかあったりするので、本日のブログ記事は、3年前に撮影したデータを調べてみて、なんとなく目に付いた写真をご紹介しようと思います。


ハードディスクを閲覧していて、フト目に付いた写真を徒然なるままに掲載するので、特にテーマはありません。というか、もうバラバラです。

あと、以前に当ブログでご紹介した写真もありますが、同じ写真でも今回は“コントラスト強め”に画像調整をやり直しているので、以前掲載した写真とはビミョーにカラーバランスとコントラストが異なっている(!)ので、その点御容赦ください。


。。。。。


さて、何から掲載しようかな?

やっぱ、私自身ここ数年見たことないランカ・リー から、まずはイッてみましょう!


夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue プレミアムエディション と メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 娘娘Ver.
夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue プレミアムエディション と メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 娘娘Ver.

んー。娘娘Ver.はアマゾン予約でしたけど、夜明け前より瑠璃色なプレミアムエディションは、たしかオークションで未開封品が4,800円くらいであったので、ついポチッとな。。。(汗

メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 娘娘Ver.
メガハウス エクセレントモデル マクロスF[フロンティア] ランカ・リー 娘娘Ver.

あ。思い出した。これ開封して写真を撮ろうと思ったら、ベースが大きくて真空管アンプの上に載らなくてブリスター未開封のまま、結局、狼と香辛料のホロを撮影したんだっけ???


12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) グッドスマイルカンパニー 狼と香辛料 ホロ
12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
グッドスマイルカンパニー 狼と香辛料 ホロ

狼と香辛料 エンディング・テーマ ROCKY CHACK リンゴ日和
狼と香辛料 エンディング・テーマ ROCKY CHACK リンゴ日和 と 電脳コイル OP/ED曲 池田綾子 プリズム/空の欠片

狼と香辛料 (第一期) 北米版DVD-BOX
狼と香辛料 (第一期) 北米版DVD-BOX


グッドスマイルカンパニー 宇宙をかける少女 獅子堂秋葉
グッドスマイルカンパニー 宇宙をかける少女 獅子堂秋葉

前出のとおり、ベースが大きくて真空管アンプの上に載らないフィギュアがあるので、シャーシサイズをどのくらい大きくしたら載るかな?と検討しました。

ブリスター未開封の獅子堂秋葉フィギュアを取り出して、フィギュア・ベースと真空管アンプシャーシとの大きさのバランスを検討しているところ。

グッドスマイルカンパニー 宇宙をかける少女 獅子堂秋葉 ブリスター未開封 フィギュアのベースと真空管シャーシの大きさを比較
グッドスマイルカンパニー 宇宙をかける少女 獅子堂秋葉


一方、ランカ・リー 娘娘Ver. や 獅子堂秋葉 みたいに、ブリスター未開封ではなくて、ブリスターを開封して塗装状態等をチェックしたけど真空管アンプに載せて写真は撮らなかった(!)というフィギュアもあります。。。(汗


あみあみ ストライクウィッチーズ 宮藤芳佳
あみあみ ストライクウィッチーズ 宮藤芳佳

あみあみ ストライクウィッチーズ 宮藤芳佳
あみあみ ストライクウィッチーズ 宮藤芳佳

メガハウス ブリリアントステージ 「リトルバスターズ!エクスタシー」 朱鷺戸沙耶
メガハウス ブリリアントステージ 「リトルバスターズ!エクスタシー」 朱鷺戸沙耶

あみあみ 宮藤芳佳リトバス 朱鷺戸沙耶 も、ここ数年目撃していない(!)ので、ブリスターを再パッケージしてダンボール箱の中かと。。。(汗


通常は、ブリスターを開封して塗装状態等をチェックしたら、そのまま真空管アンプに載せて写真撮影するのですが、タイミングを外すとそのままお蔵入りするらしいです。 ( おい。。。(^_^; )


アルター けいおん! 秋山 澪 ブリスターを開封して塗装状態等をチェック
アルター けいおん! 秋山 澪 ブリスターを開封して塗装状態等をチェック

ムービック (コトブキヤ) けいおん! 中野梓 ブリスターを開封して塗装状態等をチェック
ムービック (コトブキヤ) けいおん! 中野梓 ブリスターを開封して塗装状態等をチェック


塗装状態等をチェックしたら、いそいそと真空管アンプの上に載せて撮影します。

アルター けいおん! 秋山 澪
アルター けいおん! 秋山 澪

12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) アルター けいおん! 秋山澪
12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
アルター けいおん! 秋山澪 学園祭Ver.

EAC91-EL821 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) アルター けいおん! 平沢唯
EAC91-EL821 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
アルター けいおん! 平沢唯

12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) ムービック (コトブキヤ) けいおん! 中野梓
12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
ムービック (コトブキヤ) けいおん! 中野梓

12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Wave beach queens けいおん 中野梓 日焼けVer.
12AX7-1626 Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
Wave beach queens けいおん! 中野梓 日焼けVer.

Wave beach queens けいおん 中野梓
Wave beach queens けいおん! 中野梓

コトブキヤのフィギュア3体撮影準備中…。 ゼロの使い魔 ルイズ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗 夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue エステル・フリージア
コトブキヤのフィギュア3体撮影準備中…。
ゼロの使い魔 ルイズ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗 夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue エステル・フリージア

6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) コトブキヤ ゼロの使い魔 ルイズ
6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
コトブキヤ ゼロの使い魔 ルイズ

6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) コトブキヤ 夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue エステル・フリージア
6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
コトブキヤ 夜明け前より瑠璃色な Brighter than dawning blue エステル・フリージア

6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) コトブキヤ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗
6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
コトブキヤ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗

6AU6(T)-E90CC Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) コトブキヤ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗
6AU6(T)-E90CC Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
コトブキヤ Piaキャロットへようこそ!!G.O. 八重樫香苗


いきなり、figma ゴルゴ13 まで登場!


6AU8A Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) figma ゴルゴ13
6AU8A Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
figma ゴルゴ13

6AU8A Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) figma ゴルゴ13
6AU8A Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
figma ゴルゴ13

『真空管アンプの上にフィギュアを載せるなんて!おおっクレージー!!』
真空管アンプの上にフィギュアを載せるなんて、おおっクレージー!!とか、やろうとしたけどネタとしてツマンネーので、このアイデアは当時のテツさん、ボツにした模様です。(笑)


えーと。書籍もいろいろ撮影していたようです。


少女人形―人形作家による魅惑の少女特集号 (別冊Dolly*Dolly)
少女人形―人形作家による魅惑の少女特集号 (別冊Dolly*Dolly)

ハンスベルメール 『ザ・ドール』 (河出書房新社版?)
ハンスベルメール 『ザ・ドール』 (河出書房新社版?)

ハンスベルメール 『ザ・ドール』 (河出書房新社版?)
ハンスベルメール 『ザ・ドール』 (河出書房新社版?)

ベルメールの写真は、夜想の特集本(↓)の方が良いです。(^O^)


夜想 特集『ハンス・ベルメール』
夜想 特集『ハンス・ベルメール』
http://www.amazon.co.jp/dp/4902916177


あと、真空管アンプ製作のハンダ付けしてる最中にいろいろ音楽を聴いてる訳ですけど、そのCDジャケットとかも撮影していたりします。


蟲師 オリジナル・サウンドトラック 蟲音 前 (3年前の写真)
蟲師 オリジナル・サウンドトラック 蟲音  (ちなみに撮影は3年前です)

蟲師 オリジナル・サウンドトラック 蟲音 後 (ちなみに撮影は3年前です)
蟲師 オリジナル・サウンドトラック 蟲音  (ちなみに撮影は3年前です)


現在、蟲師のサントラは絶版?になって未開封品はプレミア価格かも。。。ものすご~く良い曲なので残念。。。(汗

絶版といえば、ガンスリもそうです。
第二期の音楽は、個人的に大好きです。(^O^)


GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-オリジナル・サウンドトラック
GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-オリジナル・サウンドトラック

KOKIA たった1つの想い
KOKIA たった1つの想い まさに神!

supercell 君の知らない物語
supercell 君の知らない物語  良いです。

プラネテス O.S.T.2 も好きです。(^O^)
プラネテス O.S.T.2 も好きです。(^O^)


なぜだか BALDRSKY Dive2 "RECORDARE"初回特典のオリジナル・サウンドトラック の写真まであるのですが。。。(滝汗


BALDRSKY Dive2 "RECORDARE"初回特典 カエラム・ソナーレ
BALDRSKY Dive2 "RECORDARE"初回特典 カエラム・ソナーレ

BALDR SKY COMPLETE SOUNDTRACK -caelum sonare-
BALDR SKY COMPLETE SOUNDTRACK -caelum sonare-

BALDR SKY COMPLETE SOUNDTRACK -caelum sonare-
BALDR SKY COMPLETE SOUNDTRACK -caelum sonare-


あまつさえ、装甲悪鬼村正 オリジナルサウンドトラック 『邪悪宣言』まであります!


装甲悪鬼村正 オリジナルサウンドトラック 『邪悪宣言』
装甲悪鬼村正 オリジナルサウンドトラック 『邪悪宣言』


まさか、真空管アンプを作るのに、『 邪悪宣言 』を聴きながらハンダ付けしている(!)とは、世間の方々は思うまい!


ニトロプラス 装甲悪鬼村正 胸アツすぎるw
ニトロプラス 装甲悪鬼村正 胸アツすぎるw


。。。。。(汗


えーと。


なんだか、話が超~マニアックになってきたので、本日のブログはこの辺りで止めておいた方が良さそうな気がしてきました。。。(大汗

ていうか、ぶっちゃけ、徒然なるままにあれやこれや書いてしまったので、話に収拾がつかなくなってきて、どう考えてもオチが付けられそうもない(!)ので、このままフェードアウトすることに決めました。 (おい)


なんだかよく判らない長い記事に、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

次は、もう少しマシなネタを考えるので、勘弁して下さい。(ペコリ)



( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )



おまけ

獣の奏者が好きなので、ついでに写真をアップします。


上橋菜穂子 『獣の奏者』 Ⅲ探求編 Ⅳ完結編
上橋菜穂子 『獣の奏者』 Ⅲ探求編 Ⅳ完結編

獣の奏者 コミック 原作:上橋菜穂子 漫画:武本糸会
獣の奏者 コミック 原作:上橋菜穂子 漫画:武本糸会


あと、カメラの写真もありました。


ロシアレンズのペンタコンオート(M42)と東ドイツのカールツァイス・イエナ パンカラー(M42)です。


PENTACON auto 50mm F1.8 & CARL ZEISS JENA DDR 50mm F1.8
PENTACON auto 50mm F1.8 & CARL ZEISS JENA DDR PANCOLAR 50mm F1.8

上掲載の2本のレンズは大変似ているのですけど、ロシアのペンタコン50mmF1.8は、旧ドイツのメイヤー社(Meyer-Optik Gorlitz)オレストン(Oreston)50mmF1.8のコピー品だと言われています。

ペンタコンオート(M42)50mmの最短撮影距離が 0.33m、カールツァイス・イエナ パンカラー(M42)50mmは最短撮影距離が 0.35m と短いので、フォーサーズマウントのデジカメに装着すれば、100mmF1.8 最短撮影距離0.33~0.35m の準テレマクロレンズになります。


OLYMPUS E-300 & CARL ZEISS JENA DDR 50mm F1.8
OLYMPUS E-300 & CARL ZEISS JENA DDR 50mm F1.8


一方、ライカとズイコーレンズを装着すると、こんな(↓)感じです。

OLYMPUS E-300 & LEITZ CANADA SUMMICRON -R 50mm F2
OLYMPUS E-300 & LEITZ CANADA SUMMICRON -R 50mm F2

OLYMPUS E-300 & ZUIKO 90mm F2
OLYMPUS E-300 & ZUIKO 90mm F2


和風総本家十代目 豆助(豆柴)の尻尾がヤバス。2013/05/12 14:31

えーと。

カラーアルマイトWE408Aヘッドフォンアンプとか1626ハイブリッドアンプ等の真空管アンプの製作がぜんぜん進展していないのですが。。。


実は、連休中に腰を痛めました。。。(汗


実家にクルマのエンジン(!)とかあるんで、連休中にエンジントランスミッションデファレンシャルとか、うんしょうんしょ運んだら腰を痛めました。

いやさあ、昔のエンジンって、鋳鉄部品が多いので重いんです。。。(汗



そんな訳で、いつも通院しているカイロプラクティックの先生に腰の曲がりを矯正してもらおうと思い、医院に行ったのですが。。。


医院の待合室のテーブルには、ビックコミックオリジナルがあって、いつも『テツぼん』を読んでるんですけど、フト見ると見慣れない写真集が。。。


和風総本家 十代目 豆助 オフィシャル フォトブック
和風総本家 十代目 豆助 オフィシャル フォトブック [単行本(ソフトカバー)]
http://www.amazon.co.jp/dp/477531095X


ズュキューンと胸を打ち抜かれてカハッ…っと吐血するかと思った!

『 クッ。。。俺を萌え殺すつもりかっ!? 』


私のブログ過去記事を読んだ方は、薄々感づいているかと思うのですけど、テツさんネコ好きですけど、豆柴子犬にも実は弱いです。。。(汗


《過去ブログ記事》球体関節人形のデッサンの変遷について
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2012/11/04/6623425



豆柴とかのトテトテ歩く感じにズュキューンときてしまって、もうダメです。

( お前は、『男子高校生の日常』のモトハルの姉貴かっ?。。。(^_^; )



まあはっきり言って、モトハル姉というよりも、エステル・フリージア(!)といった方が正確かもしれません。。。(滝汗

( そんなマニアックな例えは誰も判らないぞ、おい。。。(^_^; )


夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア
夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア (豆柴オタ娘?)

夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア &柴犬
夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア &柴犬


ちょっと話が脱線してしまいましたが、豆助(豆柴)のおしり太モモシッポ(!)超ヤバイです。


和風総本家 十代目 豆助(豆柴)の尻尾がヤバス。
和風総本家 十代目 豆助(豆柴)の尻尾がヤバス。



腰イタタッ!けど、シッポが超カワイイ!?みたいな感じで、絶望先生の小節あびるの気持ちが、ちょっぴり理解できたテツさんでありました。

( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )



ちなみにテツさん、絶望先生では、千里と藤吉が好きです。(^O^)




おまけ


6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Kotobukiya 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure Brighter than Dawning Blue Estel Freesia
6414-PCL86(P) Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Kotobukiya 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure Brighter than Dawning Blue Estel Freesia


6414-PCL86ロードラインの引き方(7)2011/04/16 13:30

7回連続で掲載した6414-PCL86シングルも、今回が最終回です。

6414-PCL86(五極部のみ使用)シングルアンプは、

低内部抵抗
のカスコード管やコンピューター管で、PCL86の五極部をドライブしよう!

というのがコンセプトでしたけど、それじゃあ実際に、6414でドライブした効果はどうなのか?という事を書きたいと思います。


それにはまず、12AX7でドライブした場合の出力インピーダンスと、
PCL86を三結にした場合の入力容量を調べなければなりません。。。(汗



初段の出力インピーダンスと、高域カットオフ周波数の計算式は、
書籍『情熱の真空管』の、P.342に書いてあります。

 (Zo)= (rp×RL)/(rp+RL)

f4(kHz)=159000/[Zo(kΩ)×Cinput(pF)]

さらに、PCL86五極部を三結にした場合の入力容量は、
ぺるけ氏のHPによると90pF位らしいです。
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-gw8.htm

あと、上記のぺるけ氏のサイトには、12AX7でドライブした場合の
高域カットオフの値も書いてあるので、それを参照させて頂きます。

12AX7でドライブした場合 → 約40 KHz (-3dB)


さて、6414でドライブした場合ですけど、

6414での内部抵抗 → 18KΩ
負荷27KΩで、次段グリッド抵抗470KΩの場合の、
合成交流負荷 → 25.5KΩ

ですから、上記の出力インピーダンス算出式に代入すると、

 (Zo)=(18×25.5)/(18+25.5)=10.6KΩ

6414で負荷27KΩの場合の出力インピーダンス → 10.6KΩ

従って、高域カットオフ周波数f4(kHz)は、

f4(kHz)=159000/[10.6(kΩ)×90(pF)]=167kHz

6414でドライブした場合 → 167 KHz (-3dB)

となります。

40kHz167kHzですので、4倍になったというところでしょうか?
単純に考えれば、初段の出力インピーダンスが1/4倍になったので、
高域カットオフ周波数が4倍になった!
というイメージでしょうか。。。


だがしかし。。。


高域の周波数が広くなった!やっぱ12AX7でドライブするのダメじゃん。
とか、単純に言ってはイケマセン。

高域周波数を伸ばすと、ピークが出たり高域発振したりする可能性があるので、負帰還を掛けないアンプの裸特性は不安定になります。
裸特性が不安定ですので、多量の負帰還は掛けられませんし、
掛ける場合は、高域補正回路を追加する必要があるかもしれません。

12AX7を初段に使用するのはワザと高域をカットして、不安定要素になるかもしれない高周波域を排除し、アンプの裸特性を安定化させる目的があります。
アンプの裸特性が安定していれば、多量の負帰還が掛けられます。
ひと昔前の、真空管アンプの設計思想はそうでした。

カスコード球が珍重される現在はアンプの裸特性で高域を伸ばして、
負帰還は少量にする。という設計思想が主流のようです。




ですから、真空管アンプの設計をどのようにするかという『 設計思想 』の問題なので、一概に良い悪いと言えません。
どちらにも、一長一短があります。。。(汗

例えるなら、クルマのエンジン配置みたいなモノで、
FFとミッドシップのどちらか良いか議論するようなものでしょうか?
運動性能は、明らかにミッドシップのエンジンマウントの方が良いのかもしれませんが、町中を走っているクルマは、ほとんどFF車です。
室内空間を広く取れるFF車の方が、利便性はやっぱり良いと思います。


まあ、なんと言いますか、そんなようなイメージで、なんだかんだ言って、12AX7はゲインが取れるので利便性が良いです。
ずっと昔から、オーディオ球の第一線で使用されてきた球ですので、
実績がありますし、初心者にも使い易い球なのではないでしょうか?


そんな訳で、PCL86の三極部(12AX7相当)を、そのまま普通に使用するのも、もちろん有りだと私は考えています。

現に、私は、三極部をそのまま普通に使用したPCL86アンプも製作しています。
春日無線から、黒カバー/リード出しのKmB90Tが発売された時に、
早速、製作しました。。。(汗


PCL86シングル (ヘッドフォン/スピーカー出力両用)
アルター けいおん! 中野梓 (以前掲載したものとは別カット)
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出力段PCL86の五極部の動作は、今回の6414-PCL86アンプと同じですが、いちおう自分なりに創意工夫しています。

初段を独立電源にして、デカップリング回路を左右別にしています。

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負荷抵抗に英国ウエルウイン・カーボンを使用しているのは、ご愛敬。(汗


何台もアンプを製作した事を考えると、やっぱりPCL86の音は良いかもしれません。。。(汗
私個人は、とても好きです。(^O^)


そんな訳で、初段に何を使用しようと、やっぱり、
EL3をご先祖に持つ、PCL86の五極部の音は良いぞ!
という事で、今回の記事を締めたいと思います。

長い記事にお付き合い頂きありがとうございました。


次回は、なんか安価なアンプを製作しようかな?と思っているので、
6R-HH2ドライブPCL86(五極部のみ使用)/製作費一万円アンプ
でも設計しようかな?と思っています。

PCL86のネタは、まだまだ続きます。

(次回につづく)



。。。。。



(おまけ)


お好きな方だけ、ご覧になってください。
以前掲載した写真とは、別カットの写真です。

6414-PCL86(五極部のみ使用)シングル (ヘッドフォン/スピーカー)
コトブキヤ ゼロの使い魔 ルイズ
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6414-PCL86(五極部のみ使用)シングル (ヘッドフォン/スピーカー)
コトブキヤ 夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア
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写真もいろいろ撮っているので、やっぱ好きかも、PCL86。。。(汗



6414-PCL86ロードラインの引き方(6)2011/04/15 11:10

6414-PCL86真空管アンプ製作の続きです。

ハンダ付けが終了したPCL86アンプは、
各部の電圧値を測定して、設計通りに動作しているかチェックします。

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あと、各部の電圧値をチェックしながら、
感電しないように注意して、軽く抵抗に触れて発熱を確認します。

ブリーダー抵抗が、かなり熱いです。。。(汗

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PCL86アンプのブリーダー抵抗100KΩ2Wで、ディレーティング4倍を取ってるんですけど、かなりアッチッチ状態なので3Wの抵抗に付け替えました。
アッチッチ状態をほっとくと、シャーシ内の温度が高くなるので抵抗の表面温度は、全体的に低めにしといた方がよろしいかと思います。


書籍『情熱の真空管』とかに、抵抗のディレーティングは4倍とか書いてありますけど、実際の所、4倍だと触れられないくらいに熱くなります。
私個人は、最低でも6倍、余裕がある時は8~10倍とっています。



測定した電圧値を回路図に記載します。

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上掲載の回路図の、赤字が設計値で、青字が実測値です。

電源の電解コンデンサー、ブリーダー抵抗、初段カソード抵抗、出力段パスコンなどのパーツが、当初の設計から変更になっています。
主に、手持ちパーツを流用した結果です。


全体的に見ると、やっぱり電源トランスの出力電圧が高めです。

ダイオード整流後の出力電圧が、263.2Vですから、端子電圧195Vの1.349倍です。
もっとも195V端子の出力自体が高めで、203Vくらいの出力が出ています。(ちなみに我が家の100Vコンセントの出力は、100.5Vで、ほぼ100Vです。)

春日無線の電源トランスはコアに余裕があるのか、出力電圧はいつも高めに出ます。
それを見越して、電源トランスの出力電圧を×1.32倍で設計したのですが、それよりもさらに高くなる結果になりました。


手持ちの抵抗の関係で、電源平滑部の抵抗は、
680Ω10W+220Ω3Wを投入したのですが、
それでもB電圧は225.3Vと設計値の223Vよりも2.3Vくらい高いです。まあ、2.3Vくらいだったら手直ししなくてもOKかと思います。

このアンプを製作したのは、2009年の10月ですので、
一年半が経過した現在、あらためてこのアンプを見ると、
いろいろ改善した方が良いような気もします。

電源の抵抗なんかは、220Ω3W×3個/300Ω5W 一個の、合計960Ωくらいにするとか。。。
ブリーダー抵抗は、デカップリングの末端で左右別に2個使用してますけど、電源に入れて一個に減らす。とか。。。

そのうちに、修正しようかな?と、ちょっと思いました。。。(汗


次回は、初段を 12AX7 → 6414 に変更した事の効果
初段の出力インピーダンスの変化について書きたいと思います。 

(次回につづく)


。。。。。



(おまけ)

お好きな方だけどうぞ。。。(汗

以下の写真は、趣味で作った真空管アンプとフィギュアの写真です。
フィギュアとか苦手な人は、くれぐれも見ないようにお願い致します。


6414-PCL86(五極部のみ使用)シングル(ヘッドフォン/スピーカー)
オーキッドシード スク水メカナース少女ナナ
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通常、フィギュアは組立済みの完成品状態なのですが、
なかには自分で組立をしなければならないフィギュアもあります。
スク水メカナース少女ナナも、組立しなければなりませんでした。
まるでガンプラです。。。(汗

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苦心の末、組立が完成した状態です。
ストライクガ○ダムみたいで、カッコイイです。(おい)

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フィギュアの造形は、駒都えーじ氏のイラストを元にしています。

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お目汚し失礼しましたっ!


6414-PCL86ロードラインの引き方(5)2011/04/13 09:21

6414-PCL86アンプの製作工程を、簡単にご紹介します。

真空管アンプの製作には、私はいつもタカチのYMS-200シャーシを使用しています。
ステンレス鏡面仕上げで、フィギュアを飾るとカッコイイですし、なんといっても安価なのが良いです。(2,500円くらい?)

けれども、加工の難易度はもの凄く高いです。
とても初心者には、オススメできません。。。(汗

特に、今回のアンプは、春日製KmB-90F伏せ形トランスを使用する予定でしたので、四角穴を開けなければなりませんでした。

ステンレスに四角穴が開けられるのか判らなかったですけど、
とりあえずチャレンジしてみました。


まずは、秘密兵器を製作しました。

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楽天市場で鉄パイプのカット材を購入して、ハンドニブラーの取手の長さを延長します。
これでかなり力が入ります。


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ステンレスは、とてもとても固いのですが、
ガジガジとひたすら囓っていきます。

これはもう、技術以前に、根性あるのみです。

ちなみに、ハンドニブラーで四角穴を開ける時は、
あらかじめ四隅に、隅R半径の穴を開けておきます。
ハンドニブラーで、その穴同士を繋げていくような感じでしょうか?
従って、完成した時の仕上がりは、隅部にRが付く事になります。



完成すれば!の話ですけど。。。(汗


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半分も加工しないうちに、刃が折れました。。。(汗

その後、刃を交換したのですけど、さっぱりダメでした。
ハンドニブラーの内部機構が変形して加工できなくなりました。
つまり、ハンドニブラーが壊れました。。。(汗

仕方ないので、金属機械加工業者をネットで捜して、
ステンレスの四角穴加工をしてもらう事に決定。

実際に、加工業者に出向いて加工方法を打ち合わせしました。

もうすでに四隅に穴が開いているので、現物合わせで四箇所の穴をフライス加工で繋げて四角穴を開けてもらう事になりました。


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仕上がりは、さすがプロの仕事です。
かなり綺麗に四角穴が開きました!



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四角穴だけを業者にお願いして、その他の丸穴加工は自分で開けました。



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電源トランス、ソケット、アクリルステージなどの外装部品を組み立てます。



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電源のコンデンサインプット一段目、平滑抵抗、ヒーター配線をハンダ付けします。




AC100Vライン、ダイオードブリッジ、電解コンデンサー、デカップリング抵抗などをハンダ付けします。



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B電圧ライン、プレート回路、スクリーン回路をハンダ付けします。



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初段は独立電源です。
電源のコンデンサーのマイナス端子から独立してアースを引いているのが判ります。
デカップリング抵抗と電解コンも左右別にします。
こうすると、初段の音声交流信号は、独立してループします。



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ハンダ付けが終了しました!
この後、各部の電圧を測定してチェックします。



なお、このアンプを製作したのは、2009年10月頃でした。
つまり、この記事の内容は、一年半前の出来事です。

ちなみに、現在、春日無線では、
KmB-90Tみたいな、黒カバー/リード出しトランスが特注できます。
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=838


黒カバー/リード出し電源トランスが購入できるのなら、
シャーシに四角穴を開ける必要はまったくありません!


あの無茶苦茶大変だった苦労は、いったいなんだったのでしょう???


。。。。。とほほ。



さて、次回は、製作したアンプの各部の電圧実測値と修正した回路図を、
ご紹介する予定です。

(次回につづく)


6414-PCL86ロードラインの引き方(4)2011/04/13 09:02

前回の日記で、回路図が完成しました。

次に回路のゲイン配分最大出力を確認します。

これを実施しておかないとNFBを掛けたら出力段バイアスをフルスイングできなくなった!という事が起こりがちです。
私自身、何度も経験しました。。。(汗


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さて、初段の動作条件は、

プレート電圧150V、プレート電流2mA、バイアス-2.75V、
負荷抵抗27KΩ、カソード抵抗1.3KΩ 

でしたので、とりあえず、グラフが読みやすいように、
初段を±1.25Vスイングさせると、
基準のバイアス-2.75Vを中心にして、
ロードライン上の、バイアス-1.5Vから-4Vまでスイングします。


その時の、電圧の変化量は、

ゼロバイアス側 → 150V-119V=31V
カットオフ側   → 173V-150V=23V

特性曲線の右下のバイアスの間隔が詰まっているので、
カットオフ側【23V側】は、どん詰まりになって、
このように歪む訳です。(←二次歪みの発生)

シングル二段増幅は、初段と出力段の位相が逆になるので、このどん詰まりの【23V側】は、出力段のゼロバイアス側をスイングする事になります。(←コレ重要)


出力段のバイアスは、-7Vですので、
7Vを23Vで、割ると、7÷23V=0.304 

まあなんと言いますか、アタマの中で仮に、NFBが掛かって初段のゲインが、0.304倍になった。とでも考えて下さい。
初段のゲインは変化しないのですけど、便宜上そう考えて下さい。。。(汗


んで、初段のゼロバイアス側【31V側】は、
31V×0.304=9.42V

となり、

NFBがかかって、初段のゲインが、0.304倍されたと想像すると。。。

出力段のゼロバイアス側は、23V×0.304=7V
出力段のカットオフ側は、  31V×0.304=9.42V

となって、初段をワザと歪ませると、出力段のバイアスを、カットオフ側に-9.42V。
つまり、2.42V分を余計に、オーバー・スイングしてくれる訳です。


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通常の場合ですと、出力段の最大出力は、

298V-93V=205V
205V÷2√2=72.5V
72.5^2÷7000Ω=0.75W
計算上の出力は、0.75W ですけど、

初段を歪ませて、オーパースイングさせると、
カットオフ側のバイアスは、7V+9.42V=16.42Vまで振り込むので、
およそバイアスを-16Vまでスイングさせたとすると、

315V-93V=222V
222V÷2√2=78.5V
78.5^2÷7000Ω=0.88W

と、なって、出力段の歪みと出力が改善されて、最大出力は、0.88W となります。

これが、いわゆる
“ シングル二段増幅における二次歪みの打ち消しテクニック ”
です。

打ち消すと言うよりも、遊び電流を活用して設計動作点を超えて、オーバー・スイングさせる(振り込ませる)イメージが近いと思うのですけど。。。

最初に仮定した初段入力電圧の、±1.25Vは、ピーク値ですから、

1.25V÷√2=0.88Vrms(実効値)

0.304倍のNFBは、おおよそ-10.4dBですので、

入力0.88Vrms、NFB-10.4dBで、
フルパワー0.88Wというアンプになるでしょうか?

実際には、NFBを-10dBも掛けません。
あまり掛けすぎると、高域補正や、厳密な時定数の検討(スタガリング)が必要になりますので、実際には-6dB前後にします。

あくまで、NFBを掛けても出力段バイアスがフルスイングできるという事を確認する訳です。



アンプ設計のゲイン配分最大出力の検討は、こんな感じです。。。(汗

非常に簡単な説明で恐縮ですが、ご理解頂けたでしょうか???



次回は、実際のアンプ製作を、簡単にご紹介する予定です。

(次回につづく)


6414-PCL86ロードラインの引き方(3)2011/04/11 10:17

引き続き、6414-PCL86シングルの設計です。


【出力段】の設計


前回は、出力段の動作を決定しました。

出力段の動作点が決定したら、後は【B電圧】を求めます。

プレート電圧210Vにバイアス電圧7Vを加えた、
対アース電圧のプレート電圧217Vに、
出力トランス直流抵抗(DCR)電圧降下分を、さらに加えたものが、
【B電圧】です。

春日製OUT41-357の出力トランス一次側/直流抵抗(DCR)は、
330Ωですので、電圧降下は、

(プレート電流)0.017A×(DCR)330Ω = 5.6V

217V+5.6V= 222.6V

およそ、223Vです。

これが、いわゆる【B電圧】で、これを求めないと設計できないという、
回路のキモです。


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【初段】の設計

 初段設計の際は、以下の制約があります。

 a.デカップリング時定数は、段間の時定数よりも、充分大きいのが
   望ましい。
ただし、三段増幅と違って、シングル二段増幅は、
   初段と出力段の位相が逆で、電源発振しないのでデカップリング
   にあまり神経質になることはないと思います。
       NFB量が-6dB以下でしたら、デカップリング抵抗は、
   3K~十数KΩくらいで常識的な数値なら問題ないのでは?。。。(汗

 b.負荷抵抗は、真空管の内部抵抗よりも大きくなければならない。
   バイアスが深くなると内部抵抗は増加するので、
   通常、負荷抵抗は、動作点内部抵抗の2倍以上とるようですけど、
   rp=80KΩの12AX7の負荷が100KΩなどはよくある事なので、
   特に2倍以上と決まっている訳ではないようです。。。(汗

 c.バイアス-1V以下は、初速度電流領域なので使用しない。


負荷抵抗は、安い1Wカーボン抵抗を使用したいので、ワッテージのディレーティングを考慮すれば、流せる電流は2mA位でしょうか?
6414特性図の2mAあたりの内部抵抗は18kΩくらいですし、ゲインはいらなそうなので、負荷は30kΩくらい?
段間の時定数は、0.47×0.068=0.032なので、10倍取ると0.3
0.3を47μF割れば、6.4kΩなので、デカップリング抵抗は、それくらいにしたい所です。
6.4kΩの3.5mAの電圧降下は、22.4V。
それでは、とりあえずデカップリングで、20V電圧降下させたとすると。。。
ロードラインの基点は、200Vくらい?

などと、制約条件をアタマに思い描いて、あーだーこーだと、ロードラインを引きます。何本も引いて、納得できるロードラインを探します。



結果的には、【B電圧】223Vから、デカップリング抵抗4.7KΩで16V電圧降下した206.75V点から、負荷27kΩでロードラインを引きました。
特性図ですと、バイアス分を引いた204Vの所となります。 


結局、プレート電圧150V、プレート電流2mA、バイアス-2.75V、
負荷抵抗27KΩ、カソード抵抗1.3KΩ に決定しました。

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【電源平滑部】の設計

まず、電源トランスの出力電圧を予想します。
今回の回路ですと1.32倍と仮定して出力電圧は257.5Vとしました。

この出力電圧から、【B電圧】223Vを引いて、回路の総電流41mAで割れば、電源平滑部の抵抗値が求まります。

(257.5V-223V)/0.041A = 841.5Ω

よって、電源部の抵抗は、470Ω390Ωにしました。



以上の結果から、回路図を書きます。
完成した回路図は、下掲載のとおりです。

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( ※注 上記回路図は、出力トランス二次側アースが抜けてます。
      すみません。。。(汗  )



次回は、ゲイン配分の確認と、最大出力の計算をご紹介する予定です。

(次回につづく)


6414-PCL86ロードラインの引き方(2)2011/04/10 14:17

先日、PCL86の五極部はEL3みたいな?ことを書きましたけど。。。

長島氏が設計した春日無線の旧PCL86アンプついては、
http://www.e-kasuga.net/amp_pdf1/PCL86-ST.pdf
ラジオ技術誌2003年1月号に掲載されています。

とはいえ、近年に真空管アンプの世界に参入された初心者の方々は、
上記雑誌を閲覧する機会がないと思います。

技術的資料価値(!)があると考えますので、ちょろっと掲載します。
ただし、著作権とかで問題があるかもしれないので、
全4ページのうち、冒頭2ページだけです。。。

今度、春日無線に行って、店長や長島氏にお会いした時に、
全ページ掲載して良いものなのか聞いてみます。すみません。。。(汗

また、下掲載のラ技記事は、予告なく削除する場合があります。
ご了承ください。


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上記ラジオ技術の記事を読むと、長島氏は、
AL4 → EL3 → EL33 →→ EL83 → PCL86(五極部)
と推察しているようです。

前にも書いたとおり、出力段五極部の動作は、EL3三結代表特性の、
プレート電圧250V、プレート電流20mA、バイアス-8.5V、負荷7KΩ、
カソード抵抗425Ω 
を参考にしているので負荷7KΩ、カソード抵抗が430Ωです。



さて、本題の6414-PCL86シングルの話に戻ります。


今回の6414-PCL86シングルの出力段PCL86(T)の動作条件は、
プレート電圧210V、プレート電流17mA、バイアス-7V、
負荷7KΩ、カソード抵抗430Ω 

この動作点は、春日無線の旧PCL86アンプの動作点を参考にしています。というか、ほとんど同じです。。。(汗


ですけど、ロードラインを引く為の思考手順を、ちょっと書いてみます。


真空管アンプの製作費は、トランス類で決まってしまうので、
まず最初に使用するトランスを決めてしまいます。

もし仮に、真空管の動作を先に決めてしまって、
それに合わせてトランス類を選定すると、製作費はどんどん高くなります。

例えば、PCL86の動作をEL3三結代表特性の、
プレート電圧250V、プレート電流20mA、バイアス-8.5V、負荷7KΩ、
カソード抵抗425Ω 

で、製作するという事になれば、それに合わせてトランス類を選定する事になるかと思います。
だぶん、出力トランスは、KA-5730クラスになって、
250V出力の電源トランスは、特注品で単品製作になるかと。。。
アンプ実装規模(シャーシの大きさ)も、一回り大きくなりシャーシ代も高くなるので、たぶん価格差は、一万円以上ではないでしょうか?



今回の、6414-PCL86シングルは、なるべくコストを抑えたいので、
トランスは、KmB90T/F、OUT41-357を使用する!
と決めてしまって、それに合わせてロードラインを検討していきます。

KmB90T/Fトランス 出力電圧195V 許容電流80mA 80mA×0.64=51.2mAですので、
ブリッジ整流の場合の電源トランス許容電流は、約50mAです。
一方、OUT41-357出力トランスの許容電流は、20mAです。

出力トランスの許容電流が20mAですから球のバラツキを考慮すれば、
回路に流すプレート電流は17mAくらいでしょうか?

以上の事から、特性図にプレート電流17mAのラインを引いて、
電源トランスの出力電圧195Vですから、だいたい200V周辺のプレート電圧の交点付近で、ちょうどバイアス線が通る所を探します。

そうすると、
プレート電圧210V、プレート電流17mA、バイアス-7V
あたりが良さそうだという事になります。

PCL86五極部の三結時内部抵抗は3KΩくらいですので、その2倍は6KΩですけど、出力トランス端子に6KΩはないので7KΩのロードラインを引いてみます。

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上記のロードラインと、ゼロバイアス線との交点のプレート電流は、33.5mAくらいなので、その1/2は、16.75mAですので、
どうやら電力効率最大の動作点と、それほど差異はないようです。

以上の思考手順で、動作点は上記のポイントに決定しました。

あと、これはオマケなのですけど、
もっと製作費を安くしたい!という方の為に参考で書きたいと思います。

以前に製作した、6922-5687アンプで使用した
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2011/03/27/5761264
ラジオ少年BT-2V電源トランスは、1700円なので、
これと、OUT41-357Sタイプ出力トランスを組み合わせば、
アンプの規模は、6922-5687アンプと同じになると思うので、
製作費は、球なし価格で一万円くらいのハズです。。。(汗

ちなみに、PCL86のヒーターは、6.3Vシリーズ接続の12.6Vで点火することになりますけど。。。(汗

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トランスは、BT-2V、OUT41-357Sタイプを使用する!
と決めてしまって、それに合わせてロードラインを検討します。

BT-2Vトランス 出力電圧160V 許容電流60mA 60mA×0.64=38.4mAですので、
ブリッジ整流の場合の電源トランス許容電流は、約38mAです。
一方、OUT41-357Sタイプ出力トランスの許容電流は、15mAです。

出力トランスの許容電流が15mAですから球のバラツキを考慮すれば、
回路に流すプレート電流は12.5mAくらいでしょうか?

以上の事から、特性図にプレート電流12.5mAのラインを引いて、
電源トランスの出力電圧160Vですから、だいたい160V周辺のプレート電圧の交点付近で、ちょうどバイアス線が通る所を探します。

そうすると、
プレート電圧155V、プレート電流12.5mA、バイアス-5V
あたりが良さそうだという事になります。


掲載した特性図には、そちらの方の動作点も記載してあるので参考にして下さい。

次回は、6414の初段部分の説明をしたいと思います。

(次回につづく)


6414-PCL86ロードラインの引き方(1)2011/04/07 14:13

初心者のために、真空管アンプ設計のロードラインの引き方を解説していこうと思います。

いちおう、真空管アンプキットラ技/MJ等の回路を製作した事があるけど、ロードラインを引いてオリジナルのアンプを製作するまでにはいかない。
というレベルを想定しています。

春日無線の店頭で雑談していると、『けっこう沢山の人がロードライン引けなくて、みんなそこで引っかかるんだよね。』みたいな事をよく聞くので、
ロードラインの引き方について、簡単に説明しようと思います。

真空管特性図三定数(gm、μ、rp)等が判らない人は、
木村哲著 情熱の真空管アンプ 等の書籍で、まずは自習してください。
http://www.amazon.co.jp/dp/4534037406

さすがに、ブログで最初から説明するのは無理です。。。(汗

ちなみに、上記の内容はネット上でも公開されていますけど、
http://www.op316.com/tubes/tips/tips0.htm
書籍を購入すれば印税が著者に入るので、著者に敬意を表して書籍を購入した方が良いのでは?とか個人的には思います。
ネット上のマニュアルを読んで、内容に納得したら書籍を購入する。
みたいな感じでしょうか???

まあ、そのあたりの判断は各自の自由です。。。(汗


本題に戻ります。。。


6414-PCL86シングルですけど、PCL86のヒーター電圧が14.5Vなので、春日無線の電源トランスKmB-90T/90Fの使用を想定します。
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=838
トランスのヒーター端子が、0V-6.3V-12.6V-14.5V AC 0.9Aで、
そのうち0.6Aが、PCL86で消費されるので、0.3Aが余ります

その余った0.3Aを利用して、低内部抵抗カスコード管コンピューター管で、PCL86の五極部をドライブしよう!というのが今回のアンプのコンセプトです。

300mAシリーズの球ですから、使用できるのは、
12.6V 0.3A 以下の球
6.3V 0.3A 以下の球
になります。

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6414は12V点火して、12.6V 0.225A として使用します。
6DJ8系ですと300mAシリーズの、69227DJ8あたりになります。



さて、一方のPCL86ですけど、
五極部の三結特性図は、サイドコンタクト球EL3三結特性図を使用します。
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/046/e/EL3.pdf

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長島氏が設計した春日無線の旧PCL86アンプは、
http://www.e-kasuga.net/amp_pdf1/PCL86-ST.pdf
EL3三結代表特性の、
プレート電圧250V、プレート電流20mA、バイアス-8.5V、負荷7KΩ、
カソード抵抗425Ω 
を参考にしているので負荷7KΩ、カソード抵抗が430Ωだったりします。

ネット上には、『 JK1EYP真空管アンプの自作 』サイト様の
http://park21.wakwak.com/~eyp/jk1eyp/amp/PCL86main/PCL86_DATA/PCL86data.htm
PCL86三結特性実測図がありますけど、上記のEL3三結特性図と、
ポイントをいくつかピックアップして比較してみると、よく一致するので、
私個人は、EL3三結特性図を使用しています。



今回の6414-PCL86シングルの出力段PCL86(T)の動作条件は、

プレート電圧210V、プレート電流17mA、バイアス-7V、
負荷7KΩ、カソード抵抗430Ω 


ですけど、試しに両方の特性図に、上記の動作点、
プレート電圧210V、プレート電流17mAをプロットしてみれば、どちらのグラフでも-7Vバイアス線が通るという事が確認できると思います。

このあたりの話は、真空管アンプ製作ベテランの方々は良く知っている所なのですけど、初心者の方はあまりご存じないかと思って書きました。


例えば、6922-PCL86(五極部のみ使用)のアンプを製作すれば、
それはつまり、6DJ8-EL3アンプなんだ!?
と、脳内で妄想すると製作意欲が湧くかもしれません。。。(汗


それでは、次回は実際の設計を書きたいと思います。

(次回につづく)

EL32か、PCL86か。。。2011/04/05 09:03

真空管アンプ初心者のために、ロードラインの引き方について記事を書こうと思います。
それで、サンプルにするアンプを2機種ほど絞り込んだのですけど。。。



候補の一台は、6N2PEV-EL32(VT52)シングル
GEカナダ製のEL32(VT52)は、いろいろなサイトでも取り上げられてて、
真空管アンプビルダーの間では割と有名かな?と思いました。
現在も、秋葉原のサンエイで一本千円で入手できるようですし。。。

あと、初段の6N2PEVも、12AX7相当管ですので、
12AX7が手持ちにある人も沢山いるかと思って。。。


6N2PEV-EL32(VT52)シングル (ヘッドフォン/スピーカー両用)
グッドスマイルカンパニー ねんどろいど フランチェスカ・ルッキーニ
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もう一台の候補は、6414-PCL86シングルです。

説明不要のPCL86ですけど、五極部のみ使用して三極部は使用していません。三極部は12AX7相当ですので内部抵抗が大きいので。。。

欧州系五極管が、一本450円で売っている!と、脳内に補正をかけて、
内部抵抗の低い6414でドライブします。
もちろん、6DJ8あたりでも可です。
もともと、PCL86の五極部は感度が高いので、μ30くらいで充分ドライブできます。

余った12AX7相当の三極部は、真空管抵抗負荷(SRPP)とか、
NFB素子の代用とか、各自で考えてみると面白いかもしれません。



6414-PCL86(五極部のみ使用)シングル (ヘッドフォン/スピーカー)
コトブキヤ 夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア
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それで、どっちにするかいろいろ考えたのですけど、
結局、オーソドックスにPCL86にする事にしました。
なんか、またかよという声が聞こえてきそうですけど。。。(大汗


GEカナダ製EL32(VT52)は秋葉原で入手できますけど、通販ではなかったような気がするので、地方にお住まいの方は入手できないのでは?と、ちょっと思いました。
あと、なにげにグリッドキャップが高価なのでEL32(VT52)真空管本体は安価でも、グリッドキャップ代金がプラスされてしまうという罠があります。



とりあえず、次回から6414-PCL86シングルで、
ヘッドフォンアンプ兼用の、スピーカー出力ミニアンプ製作の説明、
主にロードラインの引き方について解説していこうかな?と思っています。