真空管ヘッドフォンアンプ総括編 【2010年版】-後編- ― 2012/02/12 15:43
引き続き、真空管アンプ総括2010年版の後編です。
2010年5月は、東京ラジオデパート EAC91・EL91シングルアンプ・キットを製作しました。
キットを購入してから長い間放置していたのですけど、フト思い立って製作しました。。。(汗
東京ラジオデパート EAC91・EL91シングルアンプ・キット
シャーシは、タカチYMS-200ステンレス・シャーシを用意しました。
なお、ステンレス(鉄)シャーシの金属加工は、メチャクチャ大変なので初心者の方には絶対オススメできません。。。(汗
シャーシは、タカチYMS-200ステンレス・シャーシを用意しました。
なお、ステンレス(鉄)シャーシの金属加工は、メチャクチャ大変なので初心者の方には絶対オススメできません。。。(汗
内部のパーツも別途用意しました。
ダイオードは、ウルトラファーストリカバリー
初段負荷抵抗は、米国系カーボンコンポジション抵抗
出力段カソード抵抗は、ウエルウイン巻線抵抗
パスコンは、エルナー・セラファイン(旧タイプ)
あと、初段周りのキットの配線で、ラグ板端子が2箇所未使用で大変好都合でしたので、初段を独立電源タイプに変更しました。
初段負荷抵抗は、米国系カーボンコンポジション抵抗
出力段カソード抵抗は、ウエルウイン巻線抵抗
パスコンは、エルナー・セラファイン(旧タイプ)
あと、初段周りのキットの配線で、ラグ板端子が2箇所未使用で大変好都合でしたので、初段を独立電源タイプに変更しました。
東京ラジオデパート EAC91・EL91シングルアンプ 初段独立電源配線図
東京ラジオデパート EAC91・EL91シングルアンプ 内部レイアウト
東京ラジオデパート EAC91・EL91シングルアンプ 試聴風景
鉄シャーシに改造したので、音が締まって重心が低くなりました。
安価なキットなのに、全段ムラード球なので大変コストパフォーマンスの良いキットだと思います。(^O^)
鉄シャーシに改造したので、音が締まって重心が低くなりました。
安価なキットなのに、全段ムラード球なので大変コストパフォーマンスの良いキットだと思います。(^O^)
欧州系五極管の五極管接続のアンプですから、音に張りがあって大変良い音です。(^O^)
このアンプの音を聴くと、やっぱり欧州球ELナンバーの五極管は、本来の五極管接続でアンプを作るべきだなー。と、つくづく実感します。
私は、UL接続でアンプを作りますけど、それがベストという訳ではなくて、単に五極管接続で実用的なアンプを製作する設計のウデがないからです。
コアボリュームの小さな出力トランスを使用して五極管接続アンプを実用的なアンプに仕上げてしまう長島氏は、やっぱりとてつもなく凄いなー。と、痛感するキットです。。。(汗
ちなみに、同じくコアボリュームの小さな出力トランスを使用した五極管接続アンプであるところの、春日無線6AU8シングル・キットも凄い設計です。初めて音を聴いた時は、目からウロコでした。。。(汗
小さな出力トランス+五極管接続の組み合わせで、あれほど低音が出るのは驚異の設計です。
しかも、6AU8は単なるテレビ球ですし。。。(大汗
春日無線6AU8シングル・キットは、PCL86シングルアンプの影に隠れて存在感が薄いキットですけど、私個人的には、実は密かに目標にしているアンプでもあります。
そんな経緯で、全段ムラードの4本立てスタイルのアンプは、やっぱりカッコイイ!と思ったので、2010年6月は、EAC91-EL821シングルアンプを製作しました。
EAC91-EL821シングルアンプ 製作中。。。
ちなみに、EAC91-EL821シングルアンプを製作している真っ最中に、中野梓のフィギュアが届きました!
ちなみに、EAC91-EL821シングルアンプを製作している真っ最中に、中野梓のフィギュアが届きました!
EAC91-EL821シングルアンプ
EAC91-EL821シングルアンプ 内部レイアウト
EAC91-EL821シングルアンプ (ヘッドフォン/スピーカー出力 両用)
WAVE けいおん! 中野梓 水着Ver.
WAVE けいおん! 中野梓 水着Ver.
WAVE けいおん! 中野梓 水着Ver. 油彩画
WAVE けいおん! 中野梓 水着Ver.
EAC91-EL821シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー両用)
EAC91-EL821シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー両用)
アルター けいおん! 平沢 唯
ムラードEL821とブライマー6CH6は音の違いがあまりないので、ブライマー6CH6の方が、圧倒的にコストパフォーマンスは高いです。
ムラードEL821を採用したのは、精神衛生上の問題ですっ!!
2010年6月は、春日無線6AU8Aキットの手直し修正作業を行いました。
この頃、イエンツェンCrossCapのポリプロピレン・フィルムコンが発売になった(?)ので、カップリングを変更する事にしました。
ムラードEL821とブライマー6CH6は音の違いがあまりないので、ブライマー6CH6の方が、圧倒的にコストパフォーマンスは高いです。
ムラードEL821を採用したのは、精神衛生上の問題ですっ!!
2010年6月は、春日無線6AU8Aキットの手直し修正作業を行いました。
この頃、イエンツェンCrossCapのポリプロピレン・フィルムコンが発売になった(?)ので、カップリングを変更する事にしました。
カップリングを変更するついでに、負荷抵抗をXiconカーボンフィルム、パスコンをエルナーピュアキャップに変更しました。
春日無線6AU8シングル・キット (ヘッドフォン/スピーカー 両用)
WAVE けいおん! 中野梓 水着 日焼けVer.
同じく、12AX7-1626シングルアンプのカップリング・コンデンサーを、イエンツェンCrossCapに変更しました。
同じく、12AX7-1626シングルアンプのカップリング・コンデンサーを、イエンツェンCrossCapに変更しました。
12AX7-1626シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー 両用)
WAVE けいおん! 中野梓 水着 日焼けVer.
さらに、6N2PEV-6G6Gシングルアンプのカップリング・コンデンサーをイエンツェンCrossCapに変更したうえカソード抵抗を交換して、6N2PEV-EL32シングルアンプとしました。
さらに、6N2PEV-6G6Gシングルアンプのカップリング・コンデンサーをイエンツェンCrossCapに変更したうえカソード抵抗を交換して、6N2PEV-EL32シングルアンプとしました。
6N2PEV-EL32シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー両用)
WAVE けいおん! 中野梓 水着 日焼けVer.
GEカナダ製のストレート管を挿してみたり。。。
6N2PEV-VT52シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー両用)
GEカナダ製のストレート管を挿してみたり。。。
6N2PEV-VT52シングル真空管アンプ(ヘッドフォン/スピーカー両用)
グッドスマイルカンパニー ねんどろいど フランチェスカ・ルッキーニ
グッドスマイルカンパニー とある科学の超電磁砲 御坂美琴 水彩画
ムラードEL32は、そよそよとした春風のようなとても柔らかくて上品で綺麗な音がするので、いつまでも音楽を聴いていたくなります。
それに対して、GEカナダ製のEL32(VT52)は、解像度の高い緻密な音がしてメリハリ感があります。
季節に例えれば、ムラードが『春』で、GEカナダが『夏』のようなイメージを持っているので、どちらが良いか?という質問はナンセンスのように私個人的には思います。
春と夏どちらが好き?と質問するようなもので、返ってくる答えはたぶん人それぞれ千差万別だと思います。
EL32という球に対しては、私個人的にはそんなイメージを持ってます。
アンプの作り方によっては、完熟の『秋』のようなこってり感のある音がするアンプを製作する事も可能な球ですので、ぶっちゃけ、EL32という球は、みんな良い球ですっ! ( おい。。。(^_^; )
ミニアンプばかり製作しているテツさんですけど、正直に告白すると、この球はさすがに、シャーシと出力トランスを大きくして別途に製作したいと思っています。
現在発売中の春日無線EL32キットが欲しいのですけど、お金がなくて買えません。。。(汗
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=915
ムラードEL32は、そよそよとした春風のようなとても柔らかくて上品で綺麗な音がするので、いつまでも音楽を聴いていたくなります。
それに対して、GEカナダ製のEL32(VT52)は、解像度の高い緻密な音がしてメリハリ感があります。
季節に例えれば、ムラードが『春』で、GEカナダが『夏』のようなイメージを持っているので、どちらが良いか?という質問はナンセンスのように私個人的には思います。
春と夏どちらが好き?と質問するようなもので、返ってくる答えはたぶん人それぞれ千差万別だと思います。
EL32という球に対しては、私個人的にはそんなイメージを持ってます。
アンプの作り方によっては、完熟の『秋』のようなこってり感のある音がするアンプを製作する事も可能な球ですので、ぶっちゃけ、EL32という球は、みんな良い球ですっ! ( おい。。。(^_^; )
ミニアンプばかり製作しているテツさんですけど、正直に告白すると、この球はさすがに、シャーシと出力トランスを大きくして別途に製作したいと思っています。
現在発売中の春日無線EL32キットが欲しいのですけど、お金がなくて買えません。。。(汗
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=915
まあ、もうすでに球は持っているので、あとは特注電源トランスと出力トランスKA-5730を購入して、自分で設計してアンプを製作すれば良いだけ?なんですけど。。。(滝汗
つい、欲しいぞっ!と物欲に駆られるのは人情な訳で。。。
まっ。
いいか。
未練タラタラなんですけど、話を変えます。 ( おい。。。(^_^; )
2010年10月は、6922-5687アンプを製作しました。
このアンプについては、当ブログに掲載しているので、詳細はそちらをご参照下さい。
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/cat/5687/
アンプの大きさは、ハードカバー本と同じくらいです。
ていうか、宮部みゆきの著作と比べると、宮部みゆき本の方が厚い(!)くらいなんですけど。。。(汗
2010年10月末頃からは、E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)の製作を行っていました。
E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)については、専用のホームページを制作しましたので、詳細はそちらをご参照ください。
E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)の製作ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/l-forme/neko/
掲載の写真(↓)は、試作第1号機の写真です。
そういえば、E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)は、そろそろ発売から一周年ですね。
特に問題もないようですので、発売一周年記念(?)で、ブログ記事でも書こうかな?と思っています。
真空管アンプ初心者向けの記事で、E81Lヘッドフォンアンプはこのように開発しました!みたいな?
E81LヘッドフォンアンプのプロジェクトX?
真空管による単段シングルアンプの設計方法を書けば、初心者の方々が、とりあえず簡単に真空管ヘッドフォンアンプが製作できる(?)ようになると思うので、実用になる記事を書けたら良いなと私個人的に考えています。
現段階ではどんな記事を書けばよいのかまったく判らないのですけど、なんかちょっと考えてみます。。。(汗
。。。。。
えーと。
長らくお付き合い頂いた真空管アンプ総括の記事ですけど、今回で終わりです。
フィギュア成分多めのしょうもない記事にお付き合い頂き、誠にありがとうございましたっ!
ていうか、自分で言うのもナンですけど、改めて自分の過去を掘り起こしてみると、ホントにフィギュア一筋だった!!
球体関節人形は、どこへ逝ってしまったのっ!?って感じ?
もういいかげん、真空管アンプ設計と写真撮影はOKそうですので、
『自分で設計したオリジナルの真空管アンプの上に、自分で作ったオリジナルの球体関節人形を載せて、写真を撮る!』
という目標(!)を実現すべく、そろそろ球体関節人形の制作に本腰入れないとマズいなー。と痛感したテツさんでありました。
いやでも、とてつもなくムズカシイです、球体関節人形作り。。。(汗
ホント、自分の立体造形力のなさに絶望するくらい。。。
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
そんな訳で、これからこのブログはどうなるか判らない(?)ですけど、引き続きお付き合いください。(^O^)
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