ポーランド製 PCL86 をなんとか探し出したので実験してみた。2014/12/29 18:56

昨晩、就寝する時に思いついた。

『随分前に購入した春日無線PCL86パーツキットに付属として付いてくるポーランド製のPCL86が何処かにあるのでは?』

という訳で。。。

家捜ししてポーランド製のPCL86(未使用品)をなんとか探し出しました。。。(汗


随分前に購入した春日無線PCL86パーツキットに付属してきたポーランド製のPCL86
随分前に購入した春日無線PCL86パーツキットに付属してきたポーランド製のPCL86

POLAMP PCL86 (MADE IN POLAND)
POLAMP PCL86 (MADE IN POLAND)



化粧箱に入ってる上に、“POLAMP”管壁プリントのあるPCL86球なんて、随分と久しぶりに見たような気がする。

現在、PCL86はバルクパックの白箱が当たり前だし。。。(汗


それで早速、FET固定バイアスの分圧比を加減して、ヒーターが14.5Vになるように調整してみた。



FET固定バイアスの分圧比を加減して、ヒーターが14.5Vになるように調整してみた。
FET固定バイアスの分圧比を加減して、ヒーターが14.5Vになるように調整してみた。



なぜだかヒーター点火電圧が“ピッタリ14.5V”になってしまった。


これって、E24系列抵抗を使用して固定バイアスの分圧比を決めているので、ヒーター電圧がピッタリ出るなんて大変珍しい事です。


しかして、PCL86のヒーター電圧は14.5Vにしろ!という神の啓示なのであろうか。。。(汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


Ei製PCL86を14.5V点火すると背中が煤ける件2014/12/28 20:08

前回のブログで。。。

PCL86において、ユーゴスラビアのEi はフィリップス系列工場なのでフィリップス規格に準拠すると仮定して13Vという事にしています。

と、書きましたけど。。。

誤解ないよう念のため書きますけど、あくまで Ei 製 PCL86 の話です。


春日無線のキットに付属される真空管や以前に秋葉原のサンエイで大量安価に売られていたポーランド製PCL86のヒーター規格は14.5Vだと思います。

ポーランド製PCL86のヒーター規格については、様々なサイトで検証されたり、キット付属球として10年以上の実績があるので、14.5Vというヒーター電圧は間違いないのではないでしょうか。


それじゃあ、なんで Ei 製 PCL8613V(あるいは13.3V)なの?って話なんですけど、実は個人的な体験によります。

えーと。

ぶっちゃけ、 Ei 製 PCL86 を14.5V点火すると、なぜだか管壁ガラスが真っ黒に煤けます。


「あンた、背中が煤けてるぜ…」って感じ?  ( おい。。。(^_^; )


Ei製PCL86 ヒーター点火電圧によるダメージの違い
Ei製PCL86 ヒーター点火電圧によるダメージの違い


上掲載の写真を見た人は、『Ei 製 PCL86 のヒーター電圧ってフィリップス規格の13Vじゃね?ユーゴスラビアのEi はフィリップス系列工場だし!』って、たぶんみんなそう思うのではないでしょうか。。。(汗


そんな訳で。。。


私個人の妄想により真空管ハイブリッドアンプのヒーター設定を13Vをベースにした13.6Vくらいを目標に考えていたのですけど、このブログ記事を書きながら気がついたのですが、春日無線のキットに付属される真空管や以前に秋葉原のサンエイで大量安価に売られていた球はポーランド製(14.5V)なので、真空管アンプ自作派や真空管アンプ初心者の方々に有用で利便性の良い記事を書こうとするなら、ポーランド製の真空管を採用してヒーター規格は14.5Vに設定しておかなければダメじゃね?と今さらながら確信したんですけど、手持ちの球は全部Ei製で実はテツさんポーランド製のPCL86を持ってない!という事実に愕然として正月休みにまったりと心穏やかな気持ちで真空管アンプを製作したいという野望が早々に潰えてしまったのでなんだかとてもヤサグレた気分になったので、なんかもうしょうがないからフールーでHK/変態仮面でも観るか!というトンデモナイ結論になりました。かしこ。


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )



 フールー まさかのHK/変態仮面
フールー まさかのHK/変態仮面


ビブリア古書堂の事件手帖6 と PCL86真空管ハイブリッドアンプ製作の準備2014/12/27 16:19

アマゾンから、ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~が来ました。

今晩は、ビブリア古書堂の事件手帖6をゆっくり読もうと思います。(^O^)


ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048691899


。。。。。


さて、世間一般では本日から正月休みですねー。


テツさんは、年末年始の正月休みは穏やかな気持ちでまったりと真空管アンプを製作したいなぁーと思っているので、いそいそと真空管ハイブリッドアンプの製作準備をしております。

使用する真空管はあんまりお金をかけたくないので、手持ちにあるPCL86(五極部のみ使用)にしようかと思います。


PCL86は、真空管アンプ自作派や真空管アンプ初心者の方々にとって大変有名な球です。

初めて買った真空管アンプ・キットが春日無線のPCL86シングルステレオパーツセットだった!という方も多いのではないでしょうか?


《復刻版》 PCL86シングルステレオパーツセット KE-03SE(シャーシ加工済み)
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=69



そんな訳で、大変メジャーな球であるところのPCL86で、真空管ハイブリッドアンプを作ろうと画策しているのですが、24Vの低電圧だとプレート電流があまり流れないんですよね。。。(汗


PCL86真空管ハイブリッドアンプの実験 プレート電流
PCL86真空管ハイブリッドアンプの実験 プレート電流


五極部を三結にして内部抵抗を下げて電圧増幅段として使用するのですけど、.26mAくらいしか電流が流れない。

以前の実験ですと、6BM8系の五極部を三結にした場合は1mAくらい流れました。


うーん。


まあ、過去に製作した TESLA RC5B アンプのプレート電流は0.5mAくらいだったので、(http://valvolerosso.asablo.jp/blog/img/2013/12/19/2e6d89.png)PCL86五極部三結0.25mAくらいでもできない事はないような気がします。

ていうか、実際に作ってみないとイケるかどうか判らない。。。(汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )




2014.12.28 追記

JJ ECC802S アンプのプレート電流は0.3mAくらいでした。。。(汗
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/img/2014/01/19/2f1afe.png

PCL86五極部三結0.25mAくらいでもイケるのかっ!?





ちなみに、ヒーター点火電圧は、13.6Vを目標にしました。

プレート電流をもう少し流したいので、フィリップス規格13Vよりも5%アップしたちょっと電圧高めを狙っています。。。(汗


PCL86真空管ハイブリッドアンプの実験 ヒーター点火電圧
PCL86真空管ハイブリッドアンプの実験 ヒーター点火電圧


PCL86のヒーター点火電圧は諸説いろいろあるのですけど、ユーゴスラビアのEi は、フィリップス系列工場なのでフィリップス規格に準拠すると仮定して13Vという事にしています。

PCL86 Frank electron Tube Data sheets
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/030/p/PCL86.pdf


ちなみに、こっちのフィリップス規格だと、13.3Vなんですよね。。。(汗
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/010/p/PCL86.pdf


Mullard EL32 真空管 自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(6)2014/03/11 17:35

先日掲載した、“EL32/1626差し換え可能~μフォロワ・ハイブリッドヘッドフォンアンプ”の回路図に誤字脱字がありましたので訂正引換を致します。


EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 circuit 回路図と各部の電圧値 訂正引換版
EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 circuit 回路図と各部の電圧値 訂正引換版


ついでと言ってはナンなんですけど。。。

1626は、12A6GT/12V6GTとピンアサインが被るので、12A6GT/12V6GTをアンプに挿してみて聴いてみた。


今回製作したアンプでは、EL32/1626/12A6GT/12V6GTなどが使用できます!
今回製作したアンプでは、EL32/1626/12A6GT/12V6GT等が使用できます!


EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 WAVE BEACH QUEENS 1/10 Scale Pre-painted PVC Figure Sasami-San@Ganbaranai Sasami Tsukuyomi
EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 WAVE BEACH QUEENS 1/10 Scale Pre-painted PVC Figure Sasami-San@Ganbaranai Sasami Tsukuyomi


EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 WAVE BEACH QUEENS 1/10 Scale Pre-painted PVC Figure K-On! Azusa Nakano Swimsuit Suntan Version
EL32/1626(12A6GT/12V6GT) Mu Follower Hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.08 WAVE BEACH QUEENS 1/10 Scale Pre-painted PVC Figure K-On! Azusa Nakano Swimsuit Suntan Version


1626 → 12.6V - 250mA
12A6GT→ 12.6V - 150mA
12V6GT → 12.6V - 225mA

上記の通り、ヒーター電流がそれぞれ異なるのですけど、12.6V点火回路にはドロッパー抵抗(あるいはLM317定電流回路)が入っていないので、ヒーター電流が異なる球でも挿せますので大変具合がよろしいです。(^O^)


ちなみに、EL32用の6.3V点火回路の方ですけど、ヒーター回路からLM317を外して、単に“ドロッパー抵抗のみ”にした方が音も良い気がするので、最終的な回路図にはLM317定電流回路はありません。


過去のブログ記事に掲載した、EL32/89Y/JAN CRC 6V6GTY/Reflector 6P6S タイプの回路についても、ヒーター回路からLM317定電流回路を外してシンプルな“ドロッパー抵抗のみ”にした方が音が良いと思います。たぶん。

http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2014/01/30/7207975
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2014/02/02/7210348
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2014/02/03/7211271


ていうか、なんだか自分で設計しておいて言うのはナンですけど、今回製作したアンプにとってはLM317は無用の長物だった(!)みたいです。すみません。。。(大汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


再び、秋葉原へ行った。ついでに蒲田にある廃盤輸入中古レコード店に寄ってきた。2014/02/17 15:09

この週末に、EL32ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷のハイブリッドヘッドフォンアンプを作ろうかな?と思ってハンダ付けの準備をしていたら、ハンダ吸取線がない事に気がついた。

しょうがないので、再び秋葉原へ買い物へ行ってきました。


千石電商で購入したハンダ吸取線とタクマン酸金抵抗 上田早夕里 火星ダーク・バラード
千石電商で購入したハンダ吸取線タクマン酸金抵抗
上田早夕里 火星ダーク・バラード
http://www.amazon.co.jp/dp/4758433720/


ハンダ吸取線と抵抗だけだと秋葉原までの往復電車賃の方が高いので、また書泉ブックタワーに寄って文庫本を買ってきました。。。(汗


さて、それだけだとブログ記事にならないので、本日は秋葉原周辺の写真を掲載しようと思います。


このブログにご来訪の皆様の中には、北海道や四国、九州、沖縄、あるいは海外在住の方もいらっしゃると思うので、そういった方々は簡単に秋葉原に来られるとは限らないので、たまには店舗等の写真を掲載しようかな?と考えました。


なお、以下の写真はすべて Panasonic LUMIX DMC-FX80 で撮影しています。


JR秋葉原駅の中央改札を出たら、ラジオデパート方面へ歩きます。
JR秋葉原駅の中央改札を出たら、ラジオデパート方面へ歩きます。


中央通りの横断歩道で信号待ち
中央通りの横断歩道で信号待ち


千石電商に到着。 Sengoku Densyo Akihabara,Tokyo,Japan
千石電商に到着。 Sengoku Densyo Akihabara,Tokyo,Japan


こちらは秋月電子です。AKIZUKI DENSHI TSUSHO Akihabara,Tokyo,Japan
こちらは秋月電子です。AKIZUKI DENSHI TSUSHO Akihabara,Tokyo,Japan


目的の買い物が済んだら、お約束の春日無線へ行きます。


万世橋警察署とワシントンホテルの中間にあるニュー秋葉原センター
万世橋警察署とワシントンホテルの中間にあるニュー秋葉原センター


ニュー秋葉原センターの細い通路を奥まで入っていくと春日無線があります。
ニュー秋葉原センターの細い通路を奥まで入っていくと春日無線があります。


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


ちなみに、RC5B用タイトソケットはまだ出来ていないそうです。ファインメットコア出力トランスの量産販売品は現在制作中だそうです。


春日無線の次は、書泉ブックタワーに行って文庫本を買いました。


書泉ブックタワーで文庫本を買いました。
書泉ブックタワーで文庫本を買いました。


お目当ての書籍を購入したら、秋葉原駅に戻って京浜東北線に乗って蒲田へ行きます。


東京都大田区南蒲田にある廃盤輸入中古レコードを販売している某店に行って、ハイトロンHY65の音を聴いてきた。


ハイトロンHY65シングル三段増幅五極管接続オーバーオールNFBアンプ
ハイトロンHY65シングル三段増幅五極管接続オーバーオールNFBアンプ


ほほう。元気良く鳴ってますねー。

やっぱ五結の音も良いですね。(^O^)


私が以前製作したアンプは、シングル二段増幅UL接続局部帰還アンプだったんですけど、やっぱりHY65は、UL接続か五極管接続じゃないとダメかもしれません。

ていうか、私個人的に最初は三結で製作したんですけど、出てきた音がかな~り残念な音だったのでUL接続にしたら良くなったという経緯があります。


十年以上前に、クラッシックコンポーネンツでHY1269を購入した時に、HY69はUL接続か五極管接続じゃないとダメだよー。とアドバイスを貰っていたので、試しにHY65の三結を作ってみたら随分とガッカリな音だったので、HY65/HY69あたりのトリタン球は、アドバイスどおりUL接続か五極管接続じゃないとダメなんだなー。と痛感した次第です。


レコードを理想的な音で聴く為に、真空管アンプを自作しているというこだわりのお店。
レコードを理想的な音で聴く為に、真空管アンプを自作しているというこだわりのお店。


ちなみに、このお店は『 廃盤輸入中古レコード店 』ですので、売っているのは、あくまで“輸入盤レコード”です。。。(汗


プリアンプは、マッキンじゃないとダメ!絶対!! (店長談)
プリアンプは、マッキンじゃないとダメ!絶対!! (店長談)


マッキンのプリアンプとか、私のブログにご来訪される方とはちょっと方向性が違うのではないかと思うので、これ以上あまり詳しくは書きませんけど、このお店にご興味ある方は、『 廃盤輸入中古レコード 南蒲田 』でググれば判ります。

グッドライフとかなんとか、ごにょごにょ。。。


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプの定電流負荷バージョンに Reflector 6P6S を挿してみた。2014/02/04 00:57

先日から、EL3289Yに引き続いて、JAN CRC 6V6GTY などを掲載しているのですけど、前出の真空管はあまり入手性がよろしくありません。

私個人的には低発熱が好きなので、ヒーター電流400mAクラスは作るつもりがないのですけど、このブログご覧の皆様の中には当該アンプに興味を持って出力が大きい方が望ましいと考えられる方もいらっしゃると思うので、もう少し入手性の良い真空管がないだろうか?と悩みました。


それで、ロシア版6V6GTであるところの、リフレクター工場製6P6Sを試してみる事にしました。


ロシアのリフレクター工場製6P6Sは、現行品エレハモ6V6GTの原型です。


Russian Tube 6P6S Reflector 1975
Russian Tube 6P6S Reflector 1975


Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧
Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧


Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧
Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧


Russian Tube 6P6S (=6V6GT) mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
Russian Tube 6P6S (=6V6GT) mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図


ロシア製6P6Sは、プレート電圧9Vくらいでもプレート電流が流れてバイアスが出ますね。ていうか、むしろRCA製の JAN CRC 6V6GTY よりもプレート電流が多く流れるのでエミッションが良いのかもしれません。。。(汗


今回使用した球は、1975年のリフレクター工場製なので、現行品のエレハモ6V6GTが同じような結果になるのかは判りません。

私は現行品を持ってないです。すみません。あくまでご参考という事でひとつよろしくお願い致します。。。(汗


このブログをご覧の皆様のお役に立ったなら良いのですけど。。。



自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプの定電流負荷バージョンに 6V6GTY を挿してみた。2014/02/02 20:58

前回、回路図を掲載したハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプのLM317定電流回路を追加したバージョンなのですが。。。

真空管が6.3Vヒーター球だったら便利だよなー。と考えた訳なんですけどプレート電圧がたったの9Vくらい(!)なので、プレート電流が流れてバイアスが出る球がそんなにないみたいですね。。。(汗

いろいろな球を挿してみましたけど、思ったよりもプレート電流が流れてくない!のでちょっと困りました。


前回のEL32、89Yに引き続いてイケそうかな?と思ったのは、“6V6GTY”くらいでしょうか?やっぱ出力管だと内部抵抗が低いのでプレート電流が流れやすいのかな???


JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧
JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧


JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧
JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧


JAN CRC 6V6GTY mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
JAN CRC 6V6GTY mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図



それにしても、前回の89Yにしろ、今回の6V6GTYにしろ、ヒーター電流が400mAクラスになると放熱器からの発熱(FETドレイン損失)が結構ありますね。

アイドリング電流が大きくなるので、試験用のヒートシンクを大きなモノに交換したのですけど、手で触れないくらいアッチッチになります。

こりゃあ、シャーシに取り付けての“シャーシ放熱”は無理そうなので、外部に専用ヒートシンクを設置する必要があるかも。。。(汗


テツさんは、低発熱が好きですし、外部に専用ヒートシンクを設置するのをあんまり好まない人間ですので、ヒーター電流400mAクラスのアンプは作らないかも、やっぱり。

今後作るとしたら、1626ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+真空管ヒーター負荷か、EL32ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の2機種あたりになるかもしれません。



とにかく、私個人的には、FETをシャーシに取り付けての“シャーシ放熱”タイプが好みです。(^O^)



自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプを定電流負荷にしてみた。2014/01/30 19:52

先日、ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプの回路図を眺めていて、フト、思いついたのですが。。。

秋月24V・ACアダプターに加えて、真空管が6.3Vヒーター球だったら便利だよなー。と考えました。

12.6Vと6.3Vの電位差を、LM317定電流回路で埋め合わせすれば良いのでは?と思いつきました。


LM317と抵抗があれば、たいへんオーソドックスな定電流回路ができます。
LM317と抵抗があれば、たいへんオーソドックスな定電流回路ができます。

1.25V÷抵抗値=定電流値 なので、

200mA → 6.2Ω
300mA → 4.3Ω
400mA → 3Ω 

みたいな感じでしょうか?


手持ちのパーツを漁ったら JRC LM317 を発見しましたし、手元にある抵抗で3Ω6.1Ωは準備できそうですので、200mA400mAヒーター球は実験できそうです。


とりあえず、EL3289Yを持ち出してきて、早速、実験してみる事にしました。


Mullard EL32 200mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験
Mullard EL32 200mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験


89Y 400mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験
89Y 400mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験


EL32-IRLI520N mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier Ver.08 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
EL32-IRLI520N mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier Ver.08 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図


89Y-IRLI520N mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier Ver.08 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
89Y-IRLI520N mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier Ver.08 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図



それぞれの回路でプレート電流が流れてバイアスが出ますし、LM317定電流回路も動作しているようですので、ブレッドボード上に組んだ直流回路はオッケーそうですね。


あとは、実際にアンプを組んでみて、交流回路(音声回路)がうまく動作するか確認すればよいと思います。(^O^)


今回、真空管ヒーターと並列にバイパスコンデンサーを設置してみました。

元々はLM317の安定動作&ノイズ除去用なんですけど、この部分にコンデンサーを入れると交流をアースに落としてしまう事になるので、自動的かつ結果的に、音声信号をヒーターからバイパスさせるようになってしまう!のですけど。。。うーん。。。これでいいのだろうか???


( おい。。。(^_^; )


その辺も含めて、実機で検証する必要がある!と思います。。。(汗



JJ ECC802S真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~ちょろっと 1626/12V6GT/12A6GT を挿してみた2014/01/24 17:24

前回のブログの続きですけど、JJ ECC802S 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプに1626を挿して測定してみました。


JJ ECC802S 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプに1626を挿して、シャーシをひっくり返して各部を測定します。
JJ ECC802S 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプに1626を挿して、シャーシをひっくり返して各部を測定します。


JJ ECC802S 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプに1626を挿して、シャーシをひっくり返して各部を測定します。
JJ ECC802S 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプに1626を挿して、シャーシをひっくり返して各部を測定します。


真空管を 1626 に変更してアイドリング電流を増やしましたので、8Ω負荷だと波形の負側が 1.9Vpeak のところでクリップします。
真空管を 1626 に変更してアイドリング電流を増やしましたので、8Ω負荷だと波形の負側が 1.9Vpeak のあたりでクリップします。


1.9Vpeak÷√2= 1.34Vrms ですから、
出力は、1.34Vrmsの二乗÷8Ω なので、おおよそ0.225W(実測)です。



ところで、1626のピンアサインは、12V6GT、12A6GTと被りますので、試しにソケットに挿入して各部の電圧値を実測してみました。



1626/12V6GT/12A6GTをソケットに挿入して各部の電圧値を実測してみました。
1626/12V6GT/12A6GTをソケットに挿入して各部の電圧値を実測してみました。


RCA 12V6GT JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
RCA 12V6GT JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
Good Smile Company PVC Figure Nendoroid K-ON! Azusa Nakano


TUNG-SOL 12A6GT JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
TUNG-SOL 12A6GT JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
Good Smile Company PVC Figure Nendoroid Nichijou Nano Shinonome


1626/12V6GT/12A6GT IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) 各部の電圧値(実測)
1626/12V6GT/12A6GT IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) 各部の電圧値(実測)



片チャンネル分しか挿してないのですけど、1626/12V6GT/12A6GT は、ヒーターウォームアップ時のマイクロフォニックノイズ(※注)や雑音がなさそうなので、アンプが製作できそうですね。(^O^)


(※注)ヒーターウォームアップ時のマイクロフォニックノイズ

電源をONしてヒーターが点灯すると、熱でカソード等が熱膨張して内部部材同士が擦れてキンキンカンカン派手に鳴くヤツです。こういう球や、球自体の固有の雑音があるモノは、ヘッドフォンアンプには採用できません。。。(汗

TESLA RC5B は、ちょっと振動に弱いみたいでシャーシ叩くと僅かにキンキン鳴きますけど、ヒーターウォームアップ時のマイクロフォニックノイズや雑音がない!ので、ヘッドフォンアンプを製作できます。(^O^)


JJ ECC802S真空管 自作ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~ちょろっと1626をソケットに挿して聴いてみた。2014/01/22 18:24

前回のブログ記事で、8Ω負荷ですとFETアイドリング電流の制限に引っかかってしまいますので波形の負側がクリップします。という事を書いたのですが。。。


8Ω負荷ですとFETアイドリング電流の制限に引っかかってしまいますので、最大出力は0.09Wというトコロです。
8Ω負荷ですとFETアイドリング電流の制限に引っかかってしまいますので波形の負側がクリップします。


上記のような事はFETについての書籍にちゃんと書いてあります。


鈴木雅臣著 定本 続 トランジスタ回路の設計 P.93 アイドリング電流の制約で波形の負側がクリップする。
鈴木雅臣著 定本 続 トランジスタ回路の設計 P.93 アイドリング電流の制約で波形の負側がクリップする。


ちなみに、波形の負側がクリップしない(!)為の対策も書いてあります。


鈴木雅臣著 定本 続 トランジスタ回路の設計 P.102 ソースフォロワ+定電流負荷
鈴木雅臣著 定本 続 トランジスタ回路の設計 P.102 ソースフォロワ+定電流負荷


ソース抵抗を定電流回路に置き換えれば波形の負側がクリップしなくなる(!)ので、この考え方によるハイブリッドヘッドフォンアンプが、韓国の始祖鳥(Sijosae)さんの MHHA (Multi-Hybrid Headphone Amp) なのではないかと推察します。

 
さて、ここまでが前フリなんですけど。。。


上記のとおり、定電流回路を採用すれば負側のクリップ問題は解消する?のですけど、そんな面倒な事をしなくともアイドリング電流を増やせば良い!ので、ちょろっと実験してみる事にしました。。。(汗


1626→12AU7 ピンアサイン変換アダプター
1626→12AU7 ピンアサイン変換アダプター


なお、1626のヒーター規格は、12.6V 250mA です。


5kΩポテンショメータを1.1kΩくらいにセットして、1626のバイアスを1.0~1.1Vくらいにします。
5kΩポテンショメータ(カソード抵抗)を1.1kΩくらいにセットして、1626のバイアスを1.0~1.1Vくらいにします。


その時の、1626のヒーター電圧は12.56Vでした。
その時の、1626のヒーター電圧は12.56Vでした。


RCA 1626 JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
RCA 1626 JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)


左チャンネルに1626、右チャンネルにECC802Sを挿して、オッドアイ(Odd-eye)ならぬ“オッドチューブ (Odd-tube)”状態(!)なのですけど、なぜだか音楽がちゃんと聴けてしまう不思議。。。(汗    ( おい。。。(^_^; )


RCA 1626 JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
RCA 1626 JJ ECC802S IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
Good Smile Company PVC Figure Nendoroid Waiting in the Summer Kanna Tanigawa


まあ、上記の状態はあくまで実験用なので、今後データ取りして、1626真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプを製作しようかな?と画策しております。



。。。。。(汗



それで、いまさらこんな事を言うのも大変恐縮なのですけど、試しに『 RC5B真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプ 』をスピーカー出力で聴いてみたら、これまたフツーに聴けてしまった!ので、テツさんちょっと頭を抱えているのです。実は。。。(大汗


まさに、“ヤックデカルチャー”状態です。


TESLA RC5B IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
TESLA RC5B IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)


アイドリング電流(=ヒーター電流)が、たったの80mAしかない(!)のに、よくまあスピーカーが鳴るモンですねー。


ていうか、普段、私が使ってるアンプ出力ってどんだけ小さいんだよっ!?って感じなのですけど。。。(汗



今現在も、このブログを書きながら、RC5Bハイブリッドアンプで『蟲師サウンドトラック 蟲音』を聴いているんですけど、アンプ出力って思っているほど必要ないんだなー。と痛感しています。

もっとも、スピーカー能率が93dB/Wありますし、マンションのリビングルームでそんなに大きな音量を出さないうえに、夕方~夜間は特に音量を絞ってスピーカーを鳴らします。夜中とかそれなりの音量で音楽を聴きたい時はもっぱらヘッドフォンを使用するので、個人的にアンプ出力を使わないという事情があります。


本日のブログ記事のテーマは、アイドリング電流を増やせば良いのでは?というテーマなんですけど、私のごく個人的なオーディオアンプの使用方法を鑑みれば、アイドリング電流を増やさなくてもスピーカー出力オッケーそうだよね。どうしょう。。。(汗 って感じです。



( なにそのちゃぶ台返し。。。(^_^; )





追伸

TESLA RC5B 真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプの中身は、ちょろっと変更しています。


TESLA RC5B IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) 内部の部品を、ちょろっと変更しています。
TESLA RC5B IRLI520N hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) 内部の部品を、ちょろっと変更しています。