6N3PE-A2134-6X4シングルアンプでピアレスPLS-P830985スピーカーを聴いてみた。エンクロージャは、NFJ謹製 ― 2025/01/31 19:12
表題のとおり、6N3PE-A2134-6X4真空管シングルアンプを、ピアレスPLS-P830985スピーカーで聴いてみました。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle スピーカーはピアレスPLS-P830985。エンクロージャは、NFJ謹製エンクロージャー自作キット[MODEL-PLS]。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle スピーカーはピアレスPLS-P830985。エンクロージャは、NFJ謹製エンクロージャー自作キット[MODEL-PLS]。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto
1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle
6N3PE-A2134-6X4真空管アンプ_ピアレスPLS-P830985_NFJ謹製エンクロージャー自作キット_【ラスマス・フェイバー めぐりあい】
未編集の元データです。6N3PE-A2134-6X4真空管シングルアンプ×フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle スピーカーはピアレスPLS-P830985。エンクロージャは、NFJ謹製エンクロージャー自作キット[MODEL-PLS]。再生機器はSONYウォークマン(WAVあるいはWMAロスレス)秋月電子の昇圧ライン・トランスキットを使用。Panasonic DMC-GF5にてフルHD撮影。
https://valvolerosso.asablo.jp/blog/
ラスマス・フェイバー
プラチナ・ジャズ
「機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編」より
めぐりあい
《YouTubeチェック》著作権で保護されているコンテンツが見つかりました。著作権者は YouTube でのコンテンツの使用を許可しています。
とのことですので、ラスマス・フェイバーはYouTube での使用を許可しているようなので動画を公開します。
6N3PE-A2134-6X4真空管アンプ_ピアレスPLS-P830985_NFJ謹製エンクロージャー自作キット_【ラスマス・フェイバー One more time, One more chance】
未編集の元データです。6N3PE-A2134-6X4真空管シングルアンプ×フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle スピーカーはピアレスPLS-P830985。エンクロージャは、NFJ謹製エンクロージャー自作キット[MODEL-PLS]。再生機器はSONYウォークマン(WAVあるいはWMAロスレス)秋月電子の昇圧ライン・トランスキットを使用。Panasonic DMC-GF5にてフルHD撮影。
https://valvolerosso.asablo.jp/blog/
ラスマス・フェイバー
プラチナ・ジャズ
「秒速5センチメートル」より
One more time, One more chance
《YouTubeチェック》著作権で保護されているコンテンツが見つかりました。著作権者は YouTube でのコンテンツの使用を許可しています。
とのことですので、ラスマス・フェイバーはYouTube での使用を許可しているようなので動画を公開します。
うーむ。
ハイブリッドアンプの時にはあまり意識しなかったけど、出力トランスを使用したコテコテの真空管アンプとピアレスPLS-P830985は、あまり相性が良くないかもしれません。。。
なんか、想像していた音と違うんだよなー。
まっ。いいか。。。
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
本日は、以上です。
引き続き、当ブログをよろしくお願い致します。
次回の真空管アンプは、いよいよ2A3シングルを予定しています。
アマゾンでデジタル・オシロスコープを購入したけど、秋月電子で購入すれば良かったかな?と、ちょっと後悔してる。 ― 2025/01/12 18:38
表題の通り、アマゾンでデジタル・オシロスコープを購入しました。
¥22,800 (税込) でした。。。
デジタル・マルチテスターを購入するような値段で、今やオシロスコープが買えてしまうのですね。。。(大汗
年末に、株の配当金が入ったので、思わずポチッとしてしまいました。
だが、しかし。。。
アマゾンで、デジタル・オシロスコープを購入しました。
元々は、所有していたオシロスコープがお漏らし(※注)してしまって。。。
お漏らし(※注)とは → 「90年代 コンデンサー液漏れ」で検索してください。恐るべき時限爆弾だよ。。。(汗
それで、秋月電子で安いオシロスコープがないかと物色してたら、協同開発したデジタルオシロが ¥22,400 (税込) で売ってて、こりゃあ良いと思い購入しようとしてなにげにアマゾンを覗いてみたら、公式ショップが同じモノを ¥22,800 (税込) で日本語【超入門テキスト】同梱して売ってたので、ついポチッとアマゾンで購入してしまいました。
届いた商品は、まったく同じ型番なのですが、秋月電子のモノと仕様が違いました。秋月電子の仕様はよく壊れる電源部を別体のACアダプター付にしています。アマゾン版は電源内蔵で電源コードが付属します。
いやさあ、型番が同じだったら仕様も一緒だと思うじゃん、フツー。
電源内蔵のアマゾン版は場所を取らなくていいけど、よく壊れる電源部を別体のACアダプターにした秋月版の方が私は良かったかも。。。(汗
人によっては、周辺がACアダプターだらけなので電源内蔵はありがたい。と、思う人もいるでしょうね。てか、フツーは電源内蔵だよな。。。
OWON SDS1022 オシロスコープ 薄型 軽量 2チャンネル 100Ms/s 20MHz 帯域【国内正規品】【3年保証】【日本語取扱説明書対応】
https://www.amazon.co.jp/dp/B073312HCX
秋月電子 デジタルストレージオシロ 2ch20MHz ACアダプター付 SDS1022
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116899/
https://www.amazon.co.jp/dp/B073312HCX
秋月電子 デジタルストレージオシロ 2ch20MHz ACアダプター付 SDS1022
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g116899/
もし、購入しようという方がいたら、仕様違いに注意しましょう。
日本オーディオUA-1S と OWON SDS1022 オシロスコープ
製作したA2134アンプに、UA-1Sから1KHzの正弦波を入力して、OWON SDS1022 オシロスコープで観測します。
A2134アンプの入力と出力の電圧を測定して、NFB量を決定します。
実測8.3Ωに並列接続220Ωした、8Ωのダミーロード
P-G帰還抵抗の代わりに、多回転ポテンショボリュームをハンダ付けして、
P-G帰還量を決定します。
A2134アンプのP-G帰還抵抗をハンダ付けし直します。
完成した6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ
A2134アンプにおける実際の測定電圧は。。。
入力 500mV 時
No-NFB 3.2Vpeak
P-G NFB (510KΩ) 2.60Vpeak
P-G NFB (270KΩ) 2.32Vpeak
K-NFB 2.12Vpeak
K-NFB + P-G NFB 1.72Vpeak
2.6V÷3.2V=0.81 -1.2db P-G帰還 (510KΩ) のみ
2.32V÷3.2V=0.73 -2.3dB P-G帰還 (270KΩ) のみ
2.12V÷3.2V=0.66 -3.4dB カソード帰還のみ
1.72V÷3.2V=0.54 -5.7dB K-NFB + P-G NFB
倍率とdBの換算は、こちら(↓)。
いっぽう、実測した最大出力は、
入力1.2Vpeakのとき、出力8Ω時 3.8Vpeak (=0.9W)
P=V^2/Z ただしVは、Vrms
3.8÷√2=2.69
2.68^2÷8=0.9
6N3PE-A2134-6X4 Single Ended Amplifier Design by TETSU
ちなみに、オシロスコープは購入時に電源部の仕様違いとかありましたが、オシロスコープ本体の使い勝手はすこぶる良いです。(^O^)
なんせ、オートトリガ・ボタンを押せば、縦軸・横軸のdiv調整を勝手にやってくれて、見やすい波形にオシロが瞬時にオートで調整してくれます。
いやホント。楽だわ。昔のオシロスコープに戻れないよ、これ。
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプの上にファットカンパニーばくおん!! 鈴乃木凜&GSX400Sカタナを載せてみた ― 2025/01/07 15:44
表題のとおり、6N3PE-A2134-6X4シングルアンプの上に、 ばくおん!! 鈴乃木凜&GSX400Sカタナを載せてみました。
真空管アンプの上にオートバイ等飾れるように、長方形のアクリルステージを発注して制作したのは、思えば10年以上前の話でした。。。(汗
長方形のアクリルステージを発注して制作したブログ記事(↓)
真空管アンプの上にオートバイ載せて飾るの10年越しに実現しました。
。。。。。いやなんか、プログ更新を復帰して良かったわ。(笑)
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × ファットカンパニー ばくおん!! 1/10 Scale 鈴乃木凜&GSX400Sカタナ
2000x1500 大きい画像は、こちら。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード ガンダムビルドメタバース あばたーふみな & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle
2000x1500 大きい画像は、こちら。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード ガンダムビルドメタバース あばたーふみな & Maisto 1/10 Yamaha YZR-M1 '2010 MOTO GP Fiat Motorcycle
2000x1500 大きい画像は、こちら。
2000x1500 大きい画像は、こちら。
アクリルステージが長方形で横長なので、グッスマたきながちょうどジャストフィットしました。
いやホント。専用台座ですか?ってくらい測ったようにピッタリだったわ。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & バンダイ 30MS イルシャナ & フジミ模型 1/12 ホンダ スーパーカブ110・「天気の子」ver.
2000x1500 大きい画像は、こちら。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ × フィギュアライズスタンダード 86-エイティシックス- レーナ & バンダイ 30MS イルシャナ & フジミ模型 1/12 ホンダ スーパーカブ110・「天気の子」ver.
2000x1500 大きい画像は、こちら。
2000x1500 大きい画像は、こちら。
。。。。。
えーと。
製作した真空管の上に、フィギュア載せて撮影すると、あーなんかアンプ作ったなー。って感じで製作が一段落した気持ちになります。
ましてや、真空管アンプの上にオートバイ載せて飾るの10年越しに実現したし。。。
まだ、明るい内から飲みだ飲み! ブラックニッカうめぇ。。。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプの設計手順の紹介。A2134の三結特性図(Ep-Ip図)と6N3PEのEp-Ip図があり。 ― 2025/01/04 20:20
さて、年末年始に電源トランスと出力トランスを使用した通常の真空管アンプを製作しようとした訳ですが。。。
復帰後、第一弾アンプは果たして何にするか?
やっぱり一番良い音がするアンプでしょ!
。。。という事で、A2134アンプとなりました。
今まで私が製作した真空管アンプの中で一番良い音でした、A2134は。
実は、当ブログを始める2011年の2年前の2009年に、A2134シングルアンプをすでに一度製作しているのでした。
この A2134シングルアンプ は手作りアンプの会の定例会に持ち込みました。
つまり、今回のアンプは、セルフ・リファイン・バージョンなのでした。
リファイン・ガンダム・ゼータが、リ・ガズィ。
リファイン・GEC・A2134 ならばさしずめ リ・ジエー。といった所でしょうか?
( なんじゃそりゃ。。。ディジェかよ。。。(^_^; )
ちなみに、さっそくA2134三結特性図の話をしますが、最初にお断りしておきますが、A2134の実力をまったく発揮していない動作点になっています。
A2134は三結にすると内部抵抗835Ωという、あなたは2A3ですか!?というビックリな素養を持っているので、NEC 6R-A8ペアを数万円出して買うのバカらしくなるほどの球です。
そんな宝のような球を、プレート電流22mA、負荷抵抗7KΩという美味しいところを全く使用していない動作点なので、回路をコピーするのはテツさんオススメしません。
【出力段】の設計
電源トランスと整流管6X4の実力を考慮すると、回路全体の許容電流は50mAといったところです。
初段に 2mA×2 ほど
ブリーダーに 1mA
とするので、片チャンネルA2134の許容電流は、22mAとしました。
A2134三結特性図にプレート電流22mAのラインを引いて、バイアス-10Vから-16Vあたりのバイアス線の交点を探してみます。
とりあえず、バイアス-14V、プレート電流22mAの交点をプロットしてみます。交点はプレート電圧159Vのようです。
使用する出力トランスは、ゼネラルトランスのPMF-5WS-TBですので、7KΩのロードラインを引いてみます。
オリエントコアが、PMF-5WSしかないんですよね。。。
A2134 三結特性図 ロードライン検討
従って、動作基準点は、
プレート電圧159V、プレート電流22mA、バイアス-14V、負荷7KΩ、カソード抵抗620Ω
とします。
さて、出力段の動作点が決定したら、後は【B電圧】を求めます。
プレート電圧159Vにバイアス電圧14Vを加えた、
対アース電圧のプレート電圧173Vに、
出力トランス直流抵抗(DCR)電圧降下分を、さらに加えたものが、
【B電圧】です。
ゼネラルトランスのPMF-5WS-TBの出力トランス一次側/直流抵抗(DCR)は、286Ωですので、電圧降下は、
(プレート電流)0.022A×(DCR)286Ω = 約6.3V
173V+6.3V= 179.3V
これが、いわゆる【B電圧】で、これを求めないと設計できないという、
回路のキモです。
従って、動作基準点は、
プレート電圧159V、プレート電流22mA、バイアス-14V、負荷7KΩ、カソード抵抗620Ω
とします。
さて、出力段の動作点が決定したら、後は【B電圧】を求めます。
プレート電圧159Vにバイアス電圧14Vを加えた、
対アース電圧のプレート電圧173Vに、
出力トランス直流抵抗(DCR)電圧降下分を、さらに加えたものが、
【B電圧】です。
ゼネラルトランスのPMF-5WS-TBの出力トランス一次側/直流抵抗(DCR)は、286Ωですので、電圧降下は、
(プレート電流)0.022A×(DCR)286Ω = 約6.3V
173V+6.3V= 179.3V
これが、いわゆる【B電圧】で、これを求めないと設計できないという、
回路のキモです。
【初段】の設計
B電圧が求まりましたので、次は初段の設計です。
2009年版 A2134の初段は、ファイブスターと同一プレート構造(ブラックプレート)のGE6201(12AT7)でした。。。
そりゃあ、音が良いハズだよなー。
トリプルマイカ、ブラックプレート、GE6201(12AT7)って、今いくらするんだ?
いきなり敷居が高ぇ。。。
まあ、なんつーか、結局の所、私個人的に音が良いと思っている 6N3P-E を初段に採用しました。
2C51/396A/5670同等管です。ロシア球には珍しいブラックプレートなんですよね、この球。
ちなみに、6N3P-I、6N3P-DR、については音を聴いたことがないので知りません。。。(汗
A2134シングル用 6N3PE初段ロードライン
【B電圧】179.3Vから数ボルト引いた170V辺りから、実際は167V から負荷抵抗27Kのロードラインを引いてみます。
プレート電圧118V、プレート電流1.8mA、バイアス-2.5V、
カソード抵抗1.3KΩ、負荷抵抗27KΩ、デカップリング抵抗5.6KΩ
入力電圧を、1.75Vpeak(=1.24Vrms)に想定していますので、かなり強引な設計です。
CDプレーヤーの2Vrms出力想定の電圧なので、携帯プレーヤー等をソースに使用する場合は、ライン昇圧トランスが必須になるでしょう。
【電源平滑部】の設計
これまでの設計から、
出力段 22mA×2 = 44mA
初段 1.8mA×2 = 3.6mA
180KΩのブリーダーとすれば、1mA
とすると、回路に流れる総電流は、合計48.6mAです。
【電源平滑部】の設計
これまでの設計から、
出力段 22mA×2 = 44mA
初段 1.8mA×2 = 3.6mA
180KΩのブリーダーとすれば、1mA
とすると、回路に流れる総電流は、合計48.6mAです。
6X4 出力電圧特性図
トロイダル電源トランス出力電圧230V、電流値48.6mAをグラフ上にプロットして、6X4出力電圧を読み取ります。
出力電圧は、240Vのようです。
6X4出力電圧240Vから、【B電圧】179.3Vを引いて、
回路の総電流48.6mAで割れば電源平滑部の抵抗値が求まります。
(240V-179.3V)/0.0486A = 1249Ω
よって、電源部の抵抗は、300Ω5W を4個、51Ω1Wを一個使用します。
【回路のゲイン配分と最大出力】を最後に確認します。
これを実施しておかないとNFBを掛けたら出力段バイアスをフルスイングできなくなった!という事が起こりがちです。
私自身、何度も経験しました。。。(汗
さて、初段の動作条件は、
A2134シングル用 6N3PE初段ロードライン
カソード抵抗1.3KΩ、負荷抵抗27KΩ、デカップリング抵抗5.6KΩ
初段を±1.75Vスイングさせると、基準のバイアス-2.5Vを中心にして、
ロードライン上の、バイアス-0.75Vから-4.25Vまでスイングします。
その時の、電圧の変化量は、
ゼロバイアス側 → 118V-78V=40V
カットオフ側 → 144V-118V=26V
特性曲線の右下のバイアスの間隔が詰まっているので、カットオフ側【26V側】は、どん詰まりになって、このように歪む訳です。(←二次歪みの発生)
シングル二段増幅は、初段と出力段の位相が逆になるので、
このどん詰まりの【26V側】は、出力段のゼロバイアス側をスイングする事になります。(←コレ重要)
出力段のバイアスは、-14Vですので、
14Vを26Vで、割ると、14÷26V=0.54
まあなんと言いますか、アタマの中で仮に、NFBが掛かって初段のゲインが、0.54倍になった。とでも考えて下さい。
初段のゲインは変化しないのですけど、便宜上そう考えて下さい。。。(汗
それで、初段のゼロバイアス側【40V側】は、
40V×0.54=21.6V
となり、
NFBがかかって、初段のゲインが、0.54倍されたと想像すると。。。
出力段のゼロバイアス側は、26V×0.54=14V
出力段のカットオフ側は、 40V×0.54=21.6V
となって、初段をワザと歪ませると出力段のバイアスをカットオフ側に-21.6V。
つまり、7.6V分を余計に、オーバー・スイングしてくれる訳です。
ロードライン上の、バイアス-0.75Vから-4.25Vまでスイングします。
その時の、電圧の変化量は、
ゼロバイアス側 → 118V-78V=40V
カットオフ側 → 144V-118V=26V
特性曲線の右下のバイアスの間隔が詰まっているので、カットオフ側【26V側】は、どん詰まりになって、このように歪む訳です。(←二次歪みの発生)
シングル二段増幅は、初段と出力段の位相が逆になるので、
このどん詰まりの【26V側】は、出力段のゼロバイアス側をスイングする事になります。(←コレ重要)
出力段のバイアスは、-14Vですので、
14Vを26Vで、割ると、14÷26V=0.54
まあなんと言いますか、アタマの中で仮に、NFBが掛かって初段のゲインが、0.54倍になった。とでも考えて下さい。
初段のゲインは変化しないのですけど、便宜上そう考えて下さい。。。(汗
それで、初段のゼロバイアス側【40V側】は、
40V×0.54=21.6V
となり、
NFBがかかって、初段のゲインが、0.54倍されたと想像すると。。。
出力段のゼロバイアス側は、26V×0.54=14V
出力段のカットオフ側は、 40V×0.54=21.6V
となって、初段をワザと歪ませると出力段のバイアスをカットオフ側に-21.6V。
つまり、7.6V分を余計に、オーバー・スイングしてくれる訳です。
A2134 三結特性図 ロードライン検討
カットオフ側のバイアスは、14V+21.6V=35.6Vまで振り込むので、
およそバイアスを -35.6V までスイングさせたとすると。。。
ゼロバイアス側のプレート電圧変化量ΔEpは、
159V - 51V = 108V です。
それに対して、カットオフ側のプレート電圧変化量ΔEpは、
通常時 → 224V - 159V = 65V
オーバースイング時 → 282V - 159V = 123V
カットオフ側のバイアスは、14V+21.6V=35.6Vまで振り込むので、
およそバイアスを -35.6V までスイングさせたとすると。。。
ゼロバイアス側のプレート電圧変化量ΔEpは、
159V - 51V = 108V です。
それに対して、カットオフ側のプレート電圧変化量ΔEpは、
通常時 → 224V - 159V = 65V
オーバースイング時 → 282V - 159V = 123V
また、通常の最大出力は、
224V-51V=173V
173V÷2√2=61.2V
61.2^2÷7000Ω=54W
計算上の出力は、0.54W ですけど、
オーパースイング時の最大出力は、
282V-51V=231V
231V÷2√2=81.7V
81.7^2÷7000Ω=0.95W
と、なって、出力段の歪みと出力が改善されて、
最大出力は、0.95W となります。
なお、ゲインの0.54倍は、-5.4dBとなるので、
入力電圧1.75Vpeak(=1.24Vrms)時、NFB=-5.4dBでフルパワー0.95Wのアンプになります。
以上がA2134アンプの設計になります。
実際に製作したアンプはどうかというと。。。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ 回路図と実際の測定値
えーと。
のっけから、トロイダル電源トランスの出力電圧が低かったです。
電源平滑部の抵抗300Ω→150Ωにして、7VほどB電圧を上げましたが、
それでもまだ10V以上設計値よりも低いです。
ただし、設計電流値は充分出ているので、とりあえずこのB電圧168Vを正としました。
現在の所は、上記の状態でエージング中です。
本日のブログは以上です。
A2134アンプが完成しました。秋月ライントランスキットとスピーカー端子からヘッドフォン出力でエージングしてます ― 2025/01/03 21:19
A2134シングルアンプが完成しました。
年末年始にハンダ付けしていた、A2134シングルアンプが完成しました。
現在、秋月のST-32使用ヘッドホン出力⇔ライン入力昇圧トランスキットを使用して、エージングしています。
ST-32使用ヘッドホン出力⇔ライン入力昇圧トランスキット
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112341/
45基板用アクリルパネル(アクリル板) ガラス色
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112446/
スペーサー M3 20mm TP-20
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g107570/
スペーサー M3 5mm TP-5SM
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g107558/
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112341/
45基板用アクリルパネル(アクリル板) ガラス色
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112446/
スペーサー M3 20mm TP-20
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g107570/
スペーサー M3 5mm TP-5SM
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g107558/
携帯プレーヤー出力レベルを、ライン出力レベルに昇圧するトランスキットです。
秋月キットをただハンダ付けするだけで、ライン昇圧トランスが完成します。
あと、上記とはまた別に、スピーカー端子からヘッドフォン出力を取り出すための自作アダプターを製作しました。
こちらは、ダミーロード8.2Ωの両端に掛る電圧を、182Ωと62Ωで分圧して、ヘッドフォン出力を取り出すためのアダプターです。
ソニーウォークマンからの音楽信号を、秋月ライン昇圧トランスを介してA2134シングルアンプに入力します。
A2134シングルアンプのスピーカー端子から、自作アダプターを使用してヘッドフォンに出力します。
。。。。。
えーと。
夜中はマンションの近所迷惑になるので、真空管アンプのエージングはスピーカーでなくて、ヘッドフォンで行います。
ていうか、もともと私個人は春日無線19AQヘッドフォンアンプ・キットから本格的に真空管アンプ作りを始めたので、ヘッドフォンでアンプの音を聴かないと細かい部分にニュアンスがよく判らないんですよね。。。(汗
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
おまけ
なお、みなさまが気になる、アーレンブラッドレー・カーボンコンポジション抵抗の具合ですが、すこぶる良さげです。(^O^)
もっと早く、積極的にアンプ作りに活用すれば良かったなー。とエージング中の未成熟な音の中でさえ、思いました。。。
。。。。。
海外のヴインテージカーボンコンポジション抵抗はクセが有りすぎると思っていて、私はカーボン抵抗といえば、もっぱら国産を使用していました。
東京光音 RD (廃種)
東京光音RDの代換え KOA SPR (廃種?)
北陸電工 カーボンコンポジション (廃種)
釜屋電機RCカーボンコンポジション
などの国産品ばっかりだったです。
これから海外ヴインテージも使おう。っても、もうよく使用される抵抗値がない。あるいは高値ですねー。とほほ。
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
明けましておめでとうございます。本年も当ブログをどうぞよろしくお願い致します。昨晩はつい飲んじゃった、てへ☆ ― 2025/01/01 15:40
明けましておめでとうございます。
昨晩の大晦日は、A2134アンプのハンダ付けをしながら、年を越す予定でしたが。。。
真空管のヒーター配線、AC100V/AC230V電源配線、6X4整流管まわりの配線とキリの良い所までハンダ付けしたら、飲みの体制に入ってしまいました。。。(汗
つい飲んじゃった、てへ☆ ブラックニッカ、うめぇ。。。
いつもは、焼酎ですけど年末年始のお正月は、ウイスキーで。。。
まあ、お正月三が日は予定がないので、ゆるゆるとA2134アンプのハンダ付けをしていきます。
コンデンサー各種。カップリングコンデンサーは Russian Military PIO Capacitor K42y-2 400V 0.1uF です。カソードバイパスコンデンサーはエルナーPURECAP。
抵抗各種。6N3PEの負荷抵抗はアーレンブラッドレーですけど、経年変化で抵抗値が増加していました。その差分の1KΩをデカップリング抵抗値を小さくすることで対応。
それでは、本年も当ブログをどうぞよろしくお願い致します。(^O^)
随分久しぶりでシャーシの組立に手間取りましたが、大晦日はA2134シングルアンプのハンダ付けで年越しの予定。 ― 2024/12/31 17:22
電源トランスと出力トランスを使用する真空管アンプの製作は、ずいぶんと久しぶりなのでシャーシの組立に手間取り、大晦日になってしまいました。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ シャーシ組立完成。
整流管はとても熱くなるので、落とし込みサブシャーシ構造。
アクリルステージは、クルマorオートバイ等を飾れるように、横幅広い長方形の形状です。
6N3PE-A2134-6X4シングルアンプ これからハンダ付け。
シャーシ内にトロイダルトランスを内蔵するので、シャーシ内は思ったよりも狭くてパーツがギチギチに詰め込まれそう。。。(汗
これからハンダ付けをしながら、年を越す予定です。
6N3PE-A2134-6X4 Single Ended Amplifier Design by TETSU
それでは、皆様よいお年を。
新年に、またお会いしましょう。。。(^O^)/^
年末年始は、電源トランスと出力トランスを使用した通常の真空管アンプをいよいよ製作しようと準備をしています。 ― 2024/12/27 18:32
表題の通り、この年末年始は、電源トランスと出力トランスを使用した通常の真空管アンプ製作しようと思っています。
現在、部品を集めてその準備をしています。
シャーシは、かなり以前(2012.12頃)に、秋葉原の奥澤に特注した試作品シャーシを使用します。
秋葉原の奥澤に特注していた試作品シャーシ
試作品シャーシのサイズは、250×170×40です。
タカチのUSシャーシは販売終了となってしまったようですが、タカチUS-260を少し小さくして板厚を1.5mmにしたモノ。と想像して頂くとよろしいかもしれません。
出力トランスは、ゼネラルトランスのPMF-5WS-TBです。
肝心の真空管は、以下の通りです。
リフレクター6N3PE、M.O.Valve社(GEC製)A2134、日立通信用6X4
出力管 A2134 CV4062 のファクトリー・コードは KB/Z なので、製造工場は、MO Valve Co. Hammersmith です。
MO Valve Co. は、Marconi-Osram Valve Co. Ltd.の略で、Marconiはぜんぜん製造せずに、真空管のほとんどの製造は、GECの真空管製造部門のOsramが製造していたらしいので、このA2134も実質はGEC(Osram)製となるでしょう。
A2134をグーグル画像検索すると、GECシールが貼ってある球の写真が沢山出てきます。
GECシールが貼ってあると球の価格が3倍以上に跳ね上がる(?)ので、我々はシール貼ってない球を、ニヤニヤしながらオークション等で安価に購入しましょう。
まあ、CVナンバーのファクトリー・コードを知っていれば、一目瞭然なのですが。。。(汗
M.O.Valve社(Marconi-Osram Valve Co. Ltd.) については、こちら↓。
CVナンバーのファクトリー・コードは、こちら↓。
なお、上記のファクトリー・コードは完全じゃなくいろいろ抜けてます。
下記のファクトリー・コードの方(↓)が詳しいです。
電源トランスは、廃業したラジオ少年のモノで、現在は祐徳電子取り扱い欠品中トロイダルトランスです。
あと、初段の6N3PEの負荷抵抗はアーレンブラッドレーを予定しています。
オークションで購入したアーレンブラッドレーのカーボンコンポジション抵抗
。。。。。
えーと。
部品集めは粗方完了したかな?
最近は、通販でほとんどの部品が購入できるし、マニアックなパーツもオークションで大抵揃いますよね。
今年は、除夜の鐘を聞きつつ、ゆったり真空管アンプを組みながら、年を越したいですねー。
そのためには、抵抗類の買い忘れとか注意しないと。。。
回路図と睨めっこして、部品の漏れをチェックして、買い忘れてたら駆け込みでせんごくネット通販で注文すれば、年内間に合うか。。。
ちなみに、せんごくネット通販は30日までです。。。(汗
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
最近のコメント