12AX7-38シングル真空管アンプ(4)2012/03/31 23:50

やっとのことで、12AX7(6N2PEV)-38シングル真空管アンプのハンダ付けが終了しました。。。(汗

それで、ハンダ付けの様子を簡単にご紹介致します。



(1)外装のパーツを組立した状態から、ハンダ付けがスタートします。
シャーシ内には、出力トランス、真空管ソケット、ラグ版などが取り付けてあります。
6N2PEV-38シングル真空管アンプ シャーシ内部
UY(5ピン)ソケットは、タイト金メッキです。
出力トランスは、春日無線OUT41-357を使用します。


(2)AC100Vライン、フューズ/スパークキラー類、ダイオードのブリッジ、電源平滑回路、ヒーター配線を、まず初めにハンダ付けしていきます。
ダイオードは、UF4007 ウルトラファーストリカバリーです。
電源平滑回路、ヒーター配線のハンダ付け
アンプの総電流の計測は、電源部抵抗の電圧から求めるので、あらかじめ抵抗値を実測して、ちょろっとシャーシに書いておきます。
抵抗の両端の電圧を計測して199.2Ωで割れば、全回路に流れる総電流値が求まります。


(3)コンデンサー、B電圧ライン、デカップリング抵抗、ブリーダー抵抗、アースラインをハンダ付けします。
コンデンサー、アースラインをハンダ付けします。


(4)プレート回路、スクリーン回路、カソード帰還回路のコードをハンダ付けします。
プレート回路をハンダ付け中。。。
設計は三極管接続(三結)で行いますが、私個人はいつも、実体配線のハンダ付けの時に、ちょろっと三結に近いUL接続にしてしまいます。すみません。。。(汗


(5)初段の負荷抵抗100KΩは、かな~り個人的な趣味(!)ですけど、英国WELWYNのカーボン・フィルムA3を使用します。。。(汗
英国WELWYNのカーボン・フィルムA3


(6)初段の独立電源コンデンサー、初段負荷抵抗、カソード抵抗、グリッド抵抗をハンダ付けしています。
初段まわりのハンダ付け作業。
初段周辺はスペースがないので、作業がキビシイです。
今回、ハンダ付けが、イチバン辛かった部分(!)でした。。。(汗


(7)カップリングは、ロシアンミリタリー K42y-2 500V 0.047uF です。
ロシアンミリタリー K42y-2 500V 0.047uF


(8)ロシア製のオイル・ペーパーコンデンサーをハンダ付けします。
ロシア製のオイルコンをハンダ付けします。


(9)デールRS-2B巻線抵抗1.5KΩに、RN60の10KΩを並列接続して1.3KΩにした、出力段38のカソード抵抗、パスコン、グリッド抵抗をハンダ付けしていきます。
カソード抵抗、パスコン、グリッド抵抗をハンダ付け


(10)出力トランス二次側のハンダ付けをします。
出力トランス二次側のハンダ付け
スイッチ付き標準ヘッドフォンジャックを利用して、出力トランス二次側の出力を切り替えます。
スピーカー8Ωと、ダミーロード8Ωをスイッチで切り替えます。


(11)入力ラインと、スピーカー出力用の配線をハンダ付けして完成です!
ハンダ付けが完了しましたっ!


(12)早速、真空管38と6N2P-EVを挿してみます。
真空管38と6N2P-EV


(13)出来上がったアンプを通電して、動作確認を行います。
B電圧と出力段バイアスの計測作業

出力段38のカソード電圧(=バイアス電圧)を測定しています。
設計値は22Vでしたけど、実測値は21.56Vでした。
カソード抵抗の実測値は、1.298KΩでしたので、プレート電流は、
21.56V÷1.298KΩ=16.6mAです。

なお、B電圧は、設計値の227.6Vに対して、実測値は223Vでした。



。。。。。



いちおう完成しましたので、次回はフィギュアを載せて撮影する予定です。


グッドスマイルカンパニー 1/8 暁美ほむら を載せて撮影するのが、すご~く楽しみです。(^O^)


(次回につづく)