WE408Aハイブリッドヘッドフォンアンプ(12)2012/07/10 16:05

現在、WE408Aハイブリッドヘッドフォンアンプの2台目を製作中なのですが、もうすでに一台作ってしまったので、制作のモチベーションがちょっと低いです。。。(汗


通常、真空管アンプを製作する場合、『どんな音がするんだろ?』みたいな未知なモノに対する、ハラハラ・ドキドキ感で制作のモチベーションがある訳で、一台製作してしまうと、どんな音がするか理解してしまうので、ちょっと制作意欲が低下してしまいます。


そこで、気分転換に別な球によるアンプを設計してみました。


実際には、たぶん製作しないと思うので、あくまで遊びというか、シミュレーションというか、思考実験みたいなものでしょうか。。。(汗


着想(アイデア)の発端は、Pete Millett The "Starving Student" hybrid headphone amplifier は、19V 150mAヒーター球を使うように設計してありますが、差分の電圧差を抵抗で賄えば、12V 150mAシリーズの球も使用できるのでは???と、ちょっと思った事に依ります。


12.6V 150mAシリーズ球は、かなり種類があるので。。。(汗
12AU7、12AT7など、数え挙げたらキリがありません。。。



今回は、6SN7の12V管である、12SN7GTでロードラインを引いてみたのですが。。。

JAN CRC-12SN7-GT
JAN CRC-12SN7-GT


2012.7.11追記

あっ! 間違えました!!
12SL7と勘違いしました。。。(汗
12SN7GTは、12.6V 300mA でした!

12.6V 300mA ですので12SN7-GTは使用できません!!


12AU7(12.6V 150mA)に、記事を訂正しますっ!



12AU7 parallel connection
12AU7 parallel connection


12AU7 parallel hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)
12AU7 parallel hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier)


上掲載の回路図のように、FETソース抵抗に相当するヒーター部分に、直列で抵抗を入れれば、47Ω×0.15A=7V の電位差ができるので、12.6V+7V=19.6V となって、ソース電位は、19~20Vくらいになるハズです。

ただし、この部分47Ω抵抗の発熱は単なるロスとなるだけ(!)ですので、あまり効率の良い回路ではありません。


けれども、ヒーター電圧19~20Vくらいの球をわざわざ別途購入する必要がなく、手持ちにある12AU7等で、とりあえず実験できる(!)ので、Millett The "Starving Student" hybrid headphone amplifierタイプのヘッドフォンアンプを、ちょろっと簡単に作ってみたい!という方には有用かもしれません。。。(汗



ご参考になれば幸いです。(^O^)






追伸


以下は、オマケというか雑談みたいなものですけど。。。

実は、19Vって、12.6V+6.3Vなんですよね。。。。(汗

ですから、47Ω抵抗の代わりに、6.3V 150mAシリーズのヒーター球を入れる事もできます。

例えば、6C4とか?

余った6C4の三極ユニットは、負荷抵抗24KΩの代用に入れてしまうとか。。。

プレート電流0.8mAの時の6C4の内部抵抗は、20KΩくらいありそうな気がするのですが、どうでしょう??? (おい)


ですから、真空管抵抗負荷(SRPP)とか、超三結のようなNFB素子の代用とか、いろいろ考えてみると面白いかもしれません。。。(汗


。。。。。


もっとも、いまさら言うのもナンなのですけど、実はFETの固定バイアスの分圧比を変更して、ゲート電圧を16Vくらいに調整してしまうのが、一番簡単(!)なのですが。。。(大汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


今日の記事は、思考実験というかお遊びなので、どうぞよしなに。。。(汗



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