1626-FETハイブリッドアンプ~秋月24V・ACアダプタ(3) ― 2013/05/01 17:10
前回記事に書き忘れましたけど。。。
前回のブログで、Morganite のカーボン・コンポジション抵抗について書いたのですが。。。(汗
Morganite ENGLAND Carbon Composition Resistor って、1960年代にイギリスで製造されていたので、製造から50年以上(!)経過しています。
ベテランの真空管アンプ・ビルダーの方々にとっては常識なのですけど、アーレンブラッドレーやスタックポール等のオールド・ストック(New Old Stock)のカーボン抵抗は経年変化で抵抗値が10~20%増加しています!
10%程度の増加は大変優秀なカーボン抵抗で、品種によっては20~30%くらい(!)増加している抵抗もあります。。。(汗
前回のブログで、Morganite のカーボン・コンポジション抵抗について書いたのですが。。。(汗
Morganite ENGLAND Carbon Composition Resistor って、1960年代にイギリスで製造されていたので、製造から50年以上(!)経過しています。
ベテランの真空管アンプ・ビルダーの方々にとっては常識なのですけど、アーレンブラッドレーやスタックポール等のオールド・ストック(New Old Stock)のカーボン抵抗は経年変化で抵抗値が10~20%増加しています!
10%程度の増加は大変優秀なカーボン抵抗で、品種によっては20~30%くらい(!)増加している抵抗もあります。。。(汗
The measured values of New Old Stock Carbon Composition Resistors different from the nominal values
抵抗のカラー・コードをご存知の方は前回の写真で気がついているかと思いますけど、購入した Morganite のカーボン・コンポジション抵抗の表示値(nominal values)は、8.2KΩです。
この抵抗の実測値(measured values)は、8.5~10.1KΩですので、基準値(standard values)8.2KΩが経年変化で10%程増加して9.1KΩになり、その基準値に対して±10%のバラツキがある!というイメージでしょうか???
9.1KΩに対して±10%のバラツキですから、8.19~10Kみたいな?
私自身の個人的な印象ですけど、抵抗のE24系列の表示値から、経年変化で抵抗値が一段シフトしてしまう(!)ようなイメージを持っています。
ですから、アーレンブラッドレーのようなオールド・ストック(New Old Stock)のカーボンコンポジション抵抗を購入する際、もし10KΩが欲しいのであれば、増加分を間引いて考えて、8.2KΩあるいは9.1KΩを購入する必要があるかと。。。
前出の通り、経年変化でどのくらい抵抗値が増加しているのかは品種によって異なるので、購入して現物を実際に実測してみるまで解りません。
ぶっちゃけ、購入した抵抗の実測値に設計を合わせるような作業になると思います。
今回のアンプの例なら。。。
①12V6GTとか1626の内部抵抗は、3~4KΩくらいかな?と思ったので負荷抵抗はとりあえず2倍の8.2KΩとしてみた。
②Morganite のカーボン・コンポジション抵抗8.2KΩを購入したら、案の定、実測した抵抗値は9~10KΩだった。
③負荷抵抗の設計値は、いちおう10KΩに変更した。
④釜屋電機のRCシリーズは、現行生産品種で経年変化はないので、素直にカーボンコンポジション10KΩを購入した。
⑤ブログ記事においては、負荷抵抗はキリの良い10KΩに統一した。
みたいな感じになるでしょうか???
実際の所、オールド・ストック(New Old Stock)のカーボンコンポジション抵抗はもはや製造していない(!)ので、たいてい真空管アンプやギターアンプでよく使用される抵抗値がもう既になかったりして、自分が欲しいと思う抵抗値がなかったりするのは日常茶飯事なので、入手できた抵抗値に設計の方を合わせるしかありません!
ていうか、普通は入手できたオールド・ストックのヴィンテージ抵抗を使ってみたい!と切望して、その抵抗が使用できるような回路を設計するので
はないでしょうか???
本日の記事は、ちょっと細かい事を書きましたけど、ぶっちゃけ、バイアスを決定するカソード抵抗以外の抵抗値でしたら、10~20%くらいの誤差って大したことないのでは?とも思います。。。(大汗
えーと。
だいたい、オールド・ストック(New Old Stock)のカーボン抵抗は抵抗値が増加しているの当たり前!スプラグ、マロリー等のオールド・ストック電解コンデンサーも容量が抜けてるのは当たり前!!ヴィンテージなオイルコンはDC洩れするのが当たり前!?なので、使用前にチェックするのが常識というか、真空管アンプを作る人間は全部承知のうえで、それでもヴィンテージなパーツに手を出してしまう(!)という実に困った人種なので、よく考えてみたらいまさら何言ってンの!って感じでした。すみません。。。(滝汗
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
抵抗のカラー・コードをご存知の方は前回の写真で気がついているかと思いますけど、購入した Morganite のカーボン・コンポジション抵抗の表示値(nominal values)は、8.2KΩです。
この抵抗の実測値(measured values)は、8.5~10.1KΩですので、基準値(standard values)8.2KΩが経年変化で10%程増加して9.1KΩになり、その基準値に対して±10%のバラツキがある!というイメージでしょうか???
9.1KΩに対して±10%のバラツキですから、8.19~10Kみたいな?
私自身の個人的な印象ですけど、抵抗のE24系列の表示値から、経年変化で抵抗値が一段シフトしてしまう(!)ようなイメージを持っています。
ですから、アーレンブラッドレーのようなオールド・ストック(New Old Stock)のカーボンコンポジション抵抗を購入する際、もし10KΩが欲しいのであれば、増加分を間引いて考えて、8.2KΩあるいは9.1KΩを購入する必要があるかと。。。
前出の通り、経年変化でどのくらい抵抗値が増加しているのかは品種によって異なるので、購入して現物を実際に実測してみるまで解りません。
ぶっちゃけ、購入した抵抗の実測値に設計を合わせるような作業になると思います。
今回のアンプの例なら。。。
①12V6GTとか1626の内部抵抗は、3~4KΩくらいかな?と思ったので負荷抵抗はとりあえず2倍の8.2KΩとしてみた。
②Morganite のカーボン・コンポジション抵抗8.2KΩを購入したら、案の定、実測した抵抗値は9~10KΩだった。
③負荷抵抗の設計値は、いちおう10KΩに変更した。
④釜屋電機のRCシリーズは、現行生産品種で経年変化はないので、素直にカーボンコンポジション10KΩを購入した。
⑤ブログ記事においては、負荷抵抗はキリの良い10KΩに統一した。
みたいな感じになるでしょうか???
実際の所、オールド・ストック(New Old Stock)のカーボンコンポジション抵抗はもはや製造していない(!)ので、たいてい真空管アンプやギターアンプでよく使用される抵抗値がもう既になかったりして、自分が欲しいと思う抵抗値がなかったりするのは日常茶飯事なので、入手できた抵抗値に設計の方を合わせるしかありません!
ていうか、普通は入手できたオールド・ストックのヴィンテージ抵抗を使ってみたい!と切望して、その抵抗が使用できるような回路を設計するので
はないでしょうか???
本日の記事は、ちょっと細かい事を書きましたけど、ぶっちゃけ、バイアスを決定するカソード抵抗以外の抵抗値でしたら、10~20%くらいの誤差って大したことないのでは?とも思います。。。(大汗
えーと。
だいたい、オールド・ストック(New Old Stock)のカーボン抵抗は抵抗値が増加しているの当たり前!スプラグ、マロリー等のオールド・ストック電解コンデンサーも容量が抜けてるのは当たり前!!ヴィンテージなオイルコンはDC洩れするのが当たり前!?なので、使用前にチェックするのが常識というか、真空管アンプを作る人間は全部承知のうえで、それでもヴィンテージなパーツに手を出してしまう(!)という実に困った人種なので、よく考えてみたらいまさら何言ってンの!って感じでした。すみません。。。(滝汗
( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )
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