TESLA RC5B - FET ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(1)2013/12/16 22:45

以前のブログで、WE408A-RC5Bシングル真空管アンプを設計したのですが。。。


HY615はちょっと大きいので、WE408A-RC5B シングル真空管アンプを設計したみた。
http://valvolerosso.asablo.jp/blog/2013/11/24/7069866



その後、制作費総額を概算してみたら、12AX7-EL32シングル真空管アンプよりも製作費が高くなるようです。。。(汗

ムラード・ブラックバーン球の1W出力アンプよりも製作費が高い!というのは、いかがなモノかと思った。


うーん。


と、さんざん悩んだのですが、フト、Millett The "Starving Student" hybrid headphone amplifier タイプのハイブリッドアンプなら、電源トランスと出力トランスを使用しないので製作費は安価なのでは?と思いつきました。


ぶっちゃけ、結論を先に書きますけど、RC5B-FETハイブリッド・ヘッドフォンアンプを製作しました。。。(汗



TESLA RC5B VISHAY IRF610 hybrid Headphone Amplifier Dengeki 20th Anniversary Festival WAVE Beach Queens To Aru Kagaku no Railgun Mikoto Misaka ES Dengeki limited shop ver.
TESLA RC5B VISHAY IRF610 hybrid Headphone Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Dengeki 20th Anniversary Festival WAVE Beach Queens To Aru Kagaku no Railgun Mikoto Misaka ES Dengeki limited shop ver.


TESLA RC5B は、ヒーター電流80mAですのでFETアイドリング電流が少なく出力が小さいので、ヘッドフォン専用のアンプになります。


現在、この記事を書きながら、TESLA RC5B VISHAY IRF610 ハイブリッド・ヘッドフォンアンプを聴いていますけど、いちおう音楽は聴けるようです。

いちおう…と、書いたのは、細かい部分でちょっと。。。(汗

スイッチONにすると、ポップ音ていうほどではないにしろ、『ポッ』って音がするし、電源OFFにすると『カキーン』って鳴きます。シャーシを軽く叩くと、『キンキン』とこれまた鳴くし。。。(汗

まあ、ナンと言いますか、細部はこれからエージングしながら確認するつもりなのですけど。。。


ていうか、第二次世界大戦中に作られた高周波用途球なので、電信電話用のフィリップスSQ球などと比べるのは酷なのかもしれませんし、むしろ、4V・ACアダプター電源で音楽がちゃんと聴けるだけで立派(!?)なのかも。


そんな訳で、今回から数回に渡って、TESLA RC5B VISHAY IRF610 ハイブリッド・ヘッドフォンアンプの話題を連載致します。


第一回目の本日は、ブレッドボードでの実験風景です。


なんせ、24Vの低電圧でプレート電流が流れてバイアスが出てくれない事には、まったく話になりません。。。(汗

ですから、一番最初に、実際に24Vの低電圧を掛けてみてプレート電流を測定します。


TESLA RC5B VISHAY IRF610 に24Vの低電圧を掛けてみた。
TESLA RC5B VISHAY IRF610 に24Vの低電圧を掛けてみた。


ちなみに、この時は専用ソケットを購入していないので、ワニ口クリップで試験を実施しています。


TESLA RC5B VISHAY IRF610 プレート電流、バイアス、ヒーター電圧、ヒーター電流(=FETアイドリング電流)の測定
TESLA RC5B VISHAY IRF610 プレート電流、バイアス、ヒーター電圧、ヒーター電流(=FETアイドリング電流)の測定


以上のように、24Vの低電圧でもプレート電流が流れてバイアスが出るのが確認できましたので、専用ソケットを購入して、TESLA RC5B ハイブリッド・ヘッドフォンアンプを製作してみる事にしました。


次回は、シャーシ加工と組立の予定です。


(次回につづく)