TESLA RC5B - FET ハイブリッドヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(2)2013/12/17 18:21

前回に引き続き、TESLA RC5B VISHAY IRF610 ハイブリッド・ヘッドフォンアンプについての話題です。

本日は、シャーシ加工組立の様子をご紹介いたします。

使用するシャーシは、TAKACHI US-130 です。


アウトプットしたCAD図面を、US-130シャーシに貼付してポンチ打ちします。
CAD図面を、US-130シャーシに貼付してポンチ打ちします。

ポンチ打ちして穴位置が決定したら、キリ加工します。
ポンチ打ちして穴位置が決定したら、キリ加工します。

RC5B専用ソケットを取り付けるφ30穴を開けます。取り付けピッチは38。
RC5B専用ソケットを取り付けるφ30穴を開けます。取り付けピッチは38。

電源スイッチ、フォンジャック、ボリューム、DCコネク端子、RCAピンプラグ等の外装部品を準備します。
電源スイッチ、フォンジャック、ボリューム、DCコネク端子、RCAピンプラグ等の外装部品を準備します。


ちなみに、今回、ロシア製オイルコンデンサー0.1uFを使用しましたけど、単純なケアレスミスでした。計画した回路では、0.047uFでオッケーです。

以前に設計した、WE408A-RC5Bシングル真空管アンプのカップリングが0.1μFだった(!)ので、0.1μFだと思い込んでいました。。。(汗

まあよくある勘違いなのですけど、値が大きい分にはセーフです。



外装パーツに加えて、ラグ板等も組立していきます。
外装パーツに加えて、ラグ板等も組立していきます。

シャーシ、外装パーツ、ラグ板などを組立して、ハンダ付けの準備ができました。
シャーシ、外装パーツ、ラグ板、FET(VISHAY IRF610)などを組立して、ハンダ付けの準備ができました。


なお、VISHAY IRF610 のFET金属フランジ部分は、“ドレイン”なので、放熱シートと絶縁ワッシャで、シャーシから絶縁します。

ちなみに、日本製の絶縁ワッシャが、VISHAY IRF610 の穴に入らなかったりします。

なんとビックリ、意外な盲点!?

日本とアメリカって、ミリメートルとインチでネジ径が異なる!ので、FET取り付けネジ穴径が異なります。海外製FET用の絶縁ワッシャを購入するか、日本製の絶縁ワッシャが入るようにネジの穴をドリルで広げなきゃイケマセン。


私は、ネジの穴をドリルで広げましたけどっ! (おい)


IRF510/610 って、入力容量が小さくてヘッドフォンアンプによく使用されますけど、実は、金属フランジのうえに取り付け穴径が異なったりするので、日本でヘッドフォンアンプを製作する場合は面倒クサイのです。。。(汗

いやホント、フルモールド・パッケージが、やっぱり便利だと思います。(^O^)

けど、安価で入力容量が小さいFET品種ってないんですよねー。


。。。。。(汗


そんな訳で、意外に苦労しつつ、FETの取り付けも終了したので、組み立て工程は以上で終わりです。


次回は、ハンダ付けの予定です。


(次回につづく)