初心者に優しい真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプを計画しようかな?と思って画策しています。2013/12/28 19:49

TESLA RC5B ハイブリッドヘッドフォンアンプを実際に聴いてみて、24V・ACアダプターでも真空管ヘッドフォンアンプができちゃうんだなー。と気がついて、最近あれやこれや実験しているのですが。。。(汗


さて、私が製作するハイブリッドヘッドフォンアンプは、一部ヴィンテージ・パーツを使用したりしてあまり再現性がよろしくないので、使用するパーツを全て現行生産品にして、なおかつ、通販で購入できるパーツのみでハイブリッドヘッドフォンアンプができないだろうか?と考えました。


現行生産品で、なおかつ、通販で購入できるパーツのみ(!)でヘッドフォンアンプができれば、初心者にも優しい真空管ハイブリッド・ヘッドフォンアンプとなるのではないでしょうか???


そんな訳で、先日、秋葉原へ行ってパーツを物色してまいりました!


購入してきたパーツを使用して、この正月休みに『現行生産品パーツで作る24V・ACアダプター真空管ハイブリッド・ヘッドフォンアンプ』を制作しようと、テツさん画策しております。


本日は、購入してきたパーツをご紹介しようと思います。


まずは、準主役(ヒロイン)のFETから。。。


パワーMOSFET (TO-220 Full mold package) International Rectifier IRLI520NPBF1
パワーMOSFET (TO-220 Full mold package)
International Rectifier IRLI520NPBF
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-05869/


VISHAY IRF510/610 は、Digi-keyとかRSオンラインから通販できますけど、あまり国内で流通していないので、秋月電子で売ってるFETを選定しました。しかもフルモールド・パッケージです!

FETの入力容量は、

入力容量 = C(iss) + [ C(rss)×(1+A(利得)) ]

440+(50*2)=540

ですので、だいたい 540pF くらいです。

真空管の内部抵抗を10KΩくらい、負荷抵抗を10KΩとすれば、出力インピーダンスはおよそ5KΩなので、LPF周波数は、

159000/5/540= 59KHz (-3dB)  およそ 60KHz というトコでしょうか?

ギリギリセーフかな???

まあ、なんつーか、フルモールド・パッケージで入力容量が小さい品種があまりないので、この際贅沢は言ってられません!


次は、24V・ACアダプターです。もちろん秋月で購入。。。(汗


スイッチングACアダプター24V1A STD-24010U
スイッチングACアダプター24V1A STD-24010U
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06240/


ついでに、コンデンサー類も秋月電子で購入しました。


1000μF35V(日本ケミコンKMG)、2200μF35V105℃(日本ケミコンLXJ)、100μF35V85℃(日本ケミコンSMG)、4.7μF50V85℃(ルビコンPK)、秋月で取り扱ってるエルナーピュアキャップ、33μF50V (4個入)エルナー RFO ピュアキャップ
1000μF35V(日本ケミコンKMG)、2200μF35V105℃(日本ケミコンLXJ)、100μF35V85℃(日本ケミコンSMG)、4.7μF50V85℃(ルビコンPK)、秋月で取り扱ってるエルナー RFO ピュアキャップ 33μF50V (4個入)

電解コンデンサー1000μF35V105℃(日本ケミコンKMG)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04424/

電解コンデンサ 2200μF35V105℃(日本ケミコンLXJ)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05752/

オーディオ用小形アルミ電解コンデンサ 33μF50V (4個入)
エルナー RFO ピュアキャップ
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06886/


私の好きな エルナーRFOピュアキャップ が秋月電子で売っていたので、テツさんちょっとビックリ!おもわず買ってしまいました。

テツさんのエルナー好きは、あくまで個人的な嗜好なので、一般的には、100μF35V85℃(日本ケミコンSMG)で必要十分かと。


ていうか、『俺はルビコンの低インピーダンスが好きだ!』とか、『オーディオといえばニチコンだろっ!?』という方もいらっしゃると思うので、そのあたりの好みは人それぞれなので、
なんかもうコンデンサーは各自好きなの買って下さい。って感じです。
  ( おい。。。(^_^; )


ゲート保護用のツェナーダイオード、カップリングのフィルムコン、熱伝導シリコンラバーシート TO-220用、プラスチックナット+連結(6角ジョイント)スペーサー(10mm)セット
ゲート保護用のツェナーダイオード、カップリングのフィルムコン、熱伝導シリコンラバーシート TO-220用、プラスチックナット+連結(6角ジョイント)スペーサー(10mm)セット


カップリングのフィルムコンはエルナー製を買いましたけど、エルナーのフィルムコンってこれまで一度も聴いた事ないので、もしもイマイチだった場合に備えてバックアップを用意しときます。備部品は、イエンツェンCrossCapです。安価で小型ですけど高性能です。(^O^)


予備部品イエンツェン CrossCap 0.1μF、3300μF 35V105℃(日本ケミコンLXV)、5KΩポテンショメータ、ラグ板各種
予備部品イエンツェン CrossCap 0.1μF、3300μF 35V105℃(日本ケミコンLXV)、5KΩポテンショメータ、ラグ板各種

2.1mm標準DCジャックMJ-14、トグルスイッチ1回路2接点(ON-ONタイプ)、高輝度LED(青)、RCAジャックRJ-2008BT、6.3mmステレオジャック、MT-9P真空管ソケット、マルツボリューム50KΩA2連
2.1mm標準DCジャックMJ-14、トグルスイッチ1回路2接点(ON-ONタイプ)、高輝度LED(青)、RCAジャックRJ-2008BT、6.3mmステレオジャック、MT-9P真空管ソケット、マルツボリューム50KΩA2連

抵抗類は、千石電商100本242円のタクマンカーボンフィルム1/2W抵抗です。一部の抵抗値が手持ちにないので、RN60Dで代用。
抵抗類は、千石電商100本242円のタクマンカーボンフィルム1/2W抵抗です。一部の抵抗値が手持ちにないので、RN60Dで代用。


以上のようなパーツを使用しようかな?と考えております。

ざっくりと、アンプ制作費の総額を計算してみたら一万二千円弱くらいでした。


ざっくりと、アンプ制作費の総額を計算してみた
ざっくりと、アンプ制作費の総額を計算してみた

ビス、ナット、ハンダ等のショートパーツは含まれていないので、実際はもうちょっとかかるかも。。。(汗


なお、雑音、マイクロフォニックノイズ発生等を確認していないので、使用する予定の真空管については現段階ではナイショです。

この正月休みに試作しようと思ってるので、つまり、まだ作っていないのでうまくいくのか私自身でさえ判りません。。。(大汗


ていうか、正直に告白しますと。。。


現行生産品の真空管を買わなきゃなぁーと思って、現在でも生産している真空管を一個1800円で買ってきたのですけど、よく考えてみれば、TESLA RC5B は、一個1200円だし、春日無線の他にオークションでも通販できるので、なんだかとても複雑な心境になったテツさんでありました。

TESLA RC5B は、一個1200円で安価だし、もう既にアンプを製作したので24V真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプが作れるの判ってるし、なんかいまさら現行生産品の真空管をわざわさ買う事もなかったのでは?という、本日の記事のテーマを根幹から揺るがす重大な疑念(!)に捕らわれていたりします。実は。。。(滝汗


( なにそのちゃぶ台返し。。。(^_^; )


いやさあ、現行生産品の真空管ってこれまであまり買った事がなかったんですけど、現在も製造しているとはいえ意外に安くないですし、TESLA RC5B って専用ソケットが高価なんで球自体は安いんだよねー。と今更ながら気がついたテツさんでありました。。。(汗


まあ、気を取り直して試作やります。



追記

あ。そーいえば、上記のパーツを購入した後、春日無線に寄ったら、TESLA RC5B のプリアンプが置いてありました。キット化するらしいです。

写真を撮っておいたの忘れてた。。。(汗


TESLA RC5B 単段+ライントランスのプリアンプ
TESLA RC5B 単段+ライントランスのプリアンプ


春日HP内にある RC-5B シングルアンプキット とは、別物みたいです。

よく見ればシングルアンプの方は RC-5B を4本使用していますよね。(コレ↓)

RC-5B シングルアンプキット KA-37SE(テフロンソケット・バージョン)
http://www.e-kasuga.net/goods.asp?id=1277