自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプの定電流負荷バージョンに 6V6GTY を挿してみた。2014/02/02 20:58

前回、回路図を掲載したハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプのLM317定電流回路を追加したバージョンなのですが。。。

真空管が6.3Vヒーター球だったら便利だよなー。と考えた訳なんですけどプレート電圧がたったの9Vくらい(!)なので、プレート電流が流れてバイアスが出る球がそんなにないみたいですね。。。(汗

いろいろな球を挿してみましたけど、思ったよりもプレート電流が流れてくない!のでちょっと困りました。


前回のEL32、89Yに引き続いてイケそうかな?と思ったのは、“6V6GTY”くらいでしょうか?やっぱ出力管だと内部抵抗が低いのでプレート電流が流れやすいのかな???


JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧
JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧


JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧
JAN CRC 6V6GTY 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧


JAN CRC 6V6GTY mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
JAN CRC 6V6GTY mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図



それにしても、前回の89Yにしろ、今回の6V6GTYにしろ、ヒーター電流が400mAクラスになると放熱器からの発熱(FETドレイン損失)が結構ありますね。

アイドリング電流が大きくなるので、試験用のヒートシンクを大きなモノに交換したのですけど、手で触れないくらいアッチッチになります。

こりゃあ、シャーシに取り付けての“シャーシ放熱”は無理そうなので、外部に専用ヒートシンクを設置する必要があるかも。。。(汗


テツさんは、低発熱が好きですし、外部に専用ヒートシンクを設置するのをあんまり好まない人間ですので、ヒーター電流400mAクラスのアンプは作らないかも、やっぱり。

今後作るとしたら、1626ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+真空管ヒーター負荷か、EL32ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の2機種あたりになるかもしれません。



とにかく、私個人的には、FETをシャーシに取り付けての“シャーシ放熱”タイプが好みです。(^O^)



自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプの定電流負荷バージョンに Reflector 6P6S を挿してみた。2014/02/04 00:57

先日から、EL3289Yに引き続いて、JAN CRC 6V6GTY などを掲載しているのですけど、前出の真空管はあまり入手性がよろしくありません。

私個人的には低発熱が好きなので、ヒーター電流400mAクラスは作るつもりがないのですけど、このブログご覧の皆様の中には当該アンプに興味を持って出力が大きい方が望ましいと考えられる方もいらっしゃると思うので、もう少し入手性の良い真空管がないだろうか?と悩みました。


それで、ロシア版6V6GTであるところの、リフレクター工場製6P6Sを試してみる事にしました。


ロシアのリフレクター工場製6P6Sは、現行品エレハモ6V6GTの原型です。


Russian Tube 6P6S Reflector 1975
Russian Tube 6P6S Reflector 1975


Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧
Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 バイアス電圧


Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧
Russian Tube 6P6S 450mA ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 の実験 ヒーター電圧


Russian Tube 6P6S (=6V6GT) mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図
Russian Tube 6P6S (=6V6GT) mu follower (constant current load) hybrid headphone amplifier (Tube Headphone Amplifier) Ver.0.8 testing circuit ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷 試作テスト用回路図


ロシア製6P6Sは、プレート電圧9Vくらいでもプレート電流が流れてバイアスが出ますね。ていうか、むしろRCA製の JAN CRC 6V6GTY よりもプレート電流が多く流れるのでエミッションが良いのかもしれません。。。(汗


今回使用した球は、1975年のリフレクター工場製なので、現行品のエレハモ6V6GTが同じような結果になるのかは判りません。

私は現行品を持ってないです。すみません。あくまでご参考という事でひとつよろしくお願い致します。。。(汗


このブログをご覧の皆様のお役に立ったなら良いのですけど。。。



自作ハイブリッドヘッドフォンアンプを製作する為に秋葉原へパーツを買いに行って来た。2014/02/12 17:48

とりあえず、EL32ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷のハイブリッドヘッドフォンアンプを作ろうかな?と思っているのですけど、手持ちのパーツだけでは製作できないので、足りないパーツを買いに秋葉原へ行って来ました。


Akihabara,Tokyo,Japan
Akihabara,Tokyo,Japan

まずは、ラジオデパートのエスエス無線でタカチのシャーシを購入して、桜屋でデールの抵抗を買って、瀬田無線で平ラグを買って、千石でタクマン酸金抵抗を買って、最後にお決まりの秋月へ行って、STマイクロ製のLM317P5KΩポテンショメータを購入してきました。


TAKACHI US-130 & ST Micro LM317P & 5kΩ potentiometer & etc.
TAKACHI US-130 & ST Micro LM317P & 5kΩ potentiometer & etc.

今回は、ちょっと文庫本が欲しかったので、書泉ブックタワーへ行って来ました。


書泉ブックタワーで、上田 早夕里 華竜の宮(上)(下)を買ってきた!
書泉ブックタワーで、上田 早夕里 華竜の宮(上)(下)を買ってきた!
http://www.amazon.co.jp/dp/4150310858


えーと。


秋月電子から書泉ブックタワーへ行く道程の途中に春日無線があるので、やっぱりというかお約束なので、ちょろっと春日無線に立ち寄りました。

PCL86アンプの出力トランスを取り外して、ファインメットコアの出力トランス試作品を配線して、音出しのデモストレーションをしていました。


KASUGA-MUSEN(Tokyo,Japan) PCL86 single amplifier & FINEMET Core Output Transformer KAF-5730
KASUGA-MUSEN(Tokyo,Japan) PCL86 single amplifier & FINEMET Core Output Transformer KAF-5730


KASUGA-MUSEN FINEMET Core Output Transformer KAF-5730
KASUGA-MUSEN FINEMET Core Output Transformer KAF-5730


ほほう。春日もいよいよファインメットコアの出力トランスを売り出すのかー。


ていうか、最近、電源トランスと出力トランスを使用しないハイブリッドアンプばっかり制作しているので、どう考えてみてもトランス屋のお客じゃないよねー。と、自ら反省したテツさんでありました。。。(滝汗

やべ。真空管アンプ関連のお店に対して経済協力してないです。すみません!


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


再び、秋葉原へ行った。ついでに蒲田にある廃盤輸入中古レコード店に寄ってきた。2014/02/17 15:09

この週末に、EL32ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ+定電流負荷のハイブリッドヘッドフォンアンプを作ろうかな?と思ってハンダ付けの準備をしていたら、ハンダ吸取線がない事に気がついた。

しょうがないので、再び秋葉原へ買い物へ行ってきました。


千石電商で購入したハンダ吸取線とタクマン酸金抵抗 上田早夕里 火星ダーク・バラード
千石電商で購入したハンダ吸取線タクマン酸金抵抗
上田早夕里 火星ダーク・バラード
http://www.amazon.co.jp/dp/4758433720/


ハンダ吸取線と抵抗だけだと秋葉原までの往復電車賃の方が高いので、また書泉ブックタワーに寄って文庫本を買ってきました。。。(汗


さて、それだけだとブログ記事にならないので、本日は秋葉原周辺の写真を掲載しようと思います。


このブログにご来訪の皆様の中には、北海道や四国、九州、沖縄、あるいは海外在住の方もいらっしゃると思うので、そういった方々は簡単に秋葉原に来られるとは限らないので、たまには店舗等の写真を掲載しようかな?と考えました。


なお、以下の写真はすべて Panasonic LUMIX DMC-FX80 で撮影しています。


JR秋葉原駅の中央改札を出たら、ラジオデパート方面へ歩きます。
JR秋葉原駅の中央改札を出たら、ラジオデパート方面へ歩きます。


中央通りの横断歩道で信号待ち
中央通りの横断歩道で信号待ち


千石電商に到着。 Sengoku Densyo Akihabara,Tokyo,Japan
千石電商に到着。 Sengoku Densyo Akihabara,Tokyo,Japan


こちらは秋月電子です。AKIZUKI DENSHI TSUSHO Akihabara,Tokyo,Japan
こちらは秋月電子です。AKIZUKI DENSHI TSUSHO Akihabara,Tokyo,Japan


目的の買い物が済んだら、お約束の春日無線へ行きます。


万世橋警察署とワシントンホテルの中間にあるニュー秋葉原センター
万世橋警察署とワシントンホテルの中間にあるニュー秋葉原センター


ニュー秋葉原センターの細い通路を奥まで入っていくと春日無線があります。
ニュー秋葉原センターの細い通路を奥まで入っていくと春日無線があります。


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan
春日無線の店舗 Kasuga-Musen Akihabara,Tokyo,Japan


ちなみに、RC5B用タイトソケットはまだ出来ていないそうです。ファインメットコア出力トランスの量産販売品は現在制作中だそうです。


春日無線の次は、書泉ブックタワーに行って文庫本を買いました。


書泉ブックタワーで文庫本を買いました。
書泉ブックタワーで文庫本を買いました。


お目当ての書籍を購入したら、秋葉原駅に戻って京浜東北線に乗って蒲田へ行きます。


東京都大田区南蒲田にある廃盤輸入中古レコードを販売している某店に行って、ハイトロンHY65の音を聴いてきた。


ハイトロンHY65シングル三段増幅五極管接続オーバーオールNFBアンプ
ハイトロンHY65シングル三段増幅五極管接続オーバーオールNFBアンプ


ほほう。元気良く鳴ってますねー。

やっぱ五結の音も良いですね。(^O^)


私が以前製作したアンプは、シングル二段増幅UL接続局部帰還アンプだったんですけど、やっぱりHY65は、UL接続か五極管接続じゃないとダメかもしれません。

ていうか、私個人的に最初は三結で製作したんですけど、出てきた音がかな~り残念な音だったのでUL接続にしたら良くなったという経緯があります。


十年以上前に、クラッシックコンポーネンツでHY1269を購入した時に、HY69はUL接続か五極管接続じゃないとダメだよー。とアドバイスを貰っていたので、試しにHY65の三結を作ってみたら随分とガッカリな音だったので、HY65/HY69あたりのトリタン球は、アドバイスどおりUL接続か五極管接続じゃないとダメなんだなー。と痛感した次第です。


レコードを理想的な音で聴く為に、真空管アンプを自作しているというこだわりのお店。
レコードを理想的な音で聴く為に、真空管アンプを自作しているというこだわりのお店。


ちなみに、このお店は『 廃盤輸入中古レコード店 』ですので、売っているのは、あくまで“輸入盤レコード”です。。。(汗


プリアンプは、マッキンじゃないとダメ!絶対!! (店長談)
プリアンプは、マッキンじゃないとダメ!絶対!! (店長談)


マッキンのプリアンプとか、私のブログにご来訪される方とはちょっと方向性が違うのではないかと思うので、これ以上あまり詳しくは書きませんけど、このお店にご興味ある方は、『 廃盤輸入中古レコード 南蒲田 』でググれば判ります。

グッドライフとかなんとか、ごにょごにょ。。。


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


Mullard EL32 真空管 自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプ ~秋月24V・ACアダプター(1)2014/02/25 18:53

今回から、Mullard EL32 × IRLI520N 自作ハイブリッドμ(ミュー)フォロワ・ヘッドフォンアンプについての話題です。


本日は、シャーシ加工と組立の様子をご紹介いたします。


TAKACHI US-130 をキリ加工して、部品取り付けの為の穴を開けます。
TAKACHI US-130 をキリ加工して、部品取り付けの為の穴を開けます。


シャーシ加工が終わりましたら、外装パーツを用意します。


プラスチックナット+連結(6角ジョイント)スペーサー(10mm)セット、ツマミ、スピーカー端子、2.1mm標準DCジャックMJ-14、トグルスイッチ、高輝度LED(青)、RCAジャックRJ-2008BT、6.3mmステレオジャック、オムロンUSオクタルソケット、マルツボリューム50KΩA2連、ラグ板各種
プラスチックナット+連結(6角ジョイント)スペーサー(10mm)セット、ツマミ、スピーカー端子、2.1mm標準DCジャックMJ-14、トグルスイッチ、高輝度LED(青)、RCAジャックRJ-2008BT、6.3mmステレオジャック、オムロンUSオクタルソケット、マルツボリューム50KΩA2連、ラグ板各種


外装パーツに加えて、ラグ板等も組立していきます。
外装パーツに加えて、ラグ板等も組立していきます。


内部パーツの FETLM317P 等を準備します。


International Rectifier IRLI520NPBF、ST Microelectronics LM317P、BOURNS 5kΩ potentiometer、1000uF 35V(日本ケミコンKMG)、4700uF 50V(松下)、100uF 35V(日本ケミコンSMG)、4.7uF 50V(ルビコンPK)、0.1uF 50V セラコン、ELNA RFO ピュアキャップ 220uF 50V、ゲート保護用のツェナーダイオード、エルナー・フィルムコン 0.1uF 50V、BOURNS 5KΩポテンショメータ、KOA SPR5C 電力抵抗、デールRN60D、タクマン1酸金抵抗、1/2Wカーボンフィルム抵抗
International Rectifier IRLI520NPBF、ST Microelectronics LM317P、BOURNS 5kΩ potentiometer、1000uF 35V(日本ケミコンKMG)、4700uF 50V(松下)、100uF 35V(日本ケミコンSMG)、4.7uF 50V(ルビコンPK)、0.1uF 50V セラコン、ELNA RFO ピュアキャップ 220uF 50V、ゲート保護用のツェナーダイオード、エルナー・フィルムコン 0.1uF 50V、KOA SPR5C 電力抵抗、デールRN60D、タクマン酸金抵抗、1/2Wカーボンフィルム抵抗


International Rectifier IRLI520NPBF と ST Microelectronics LM317P をシャーシに取り付けます。
International Rectifier IRLI520NPBF と ST Microelectronics LM317P をシャーシに取り付けます。


FET等を取り付ける際は、熱伝導グリスを使用してアルミシャーシを放熱器の代用にします。


シャーシ、外装パーツ、ラグ板、FET(IRLI520NPBF)などを組立して、ハンダ付けの準備ができました。
シャーシ、外装パーツ、ラグ板、FET(IRLI520NPBF)などを組立して、ハンダ付けの準備ができました。


シャーシの表側はこんな感じです。後でアクリルステージを取り付けます。
シャーシの表側はこんな感じです。後でアクリルステージを取り付けます。


次回は、ハンダ付けの様子をご紹介する予定です。


(次回につづく)