球体関節人形キットを購入しました2011/06/15 17:37

前回の記事で、自分で設計した真空管アンプの上に、自分で制作したオリジナルの球体関節人形を飾る!というのが目標とか書いてしまったので、ちょっと本腰を入れなければマズいかな?と思いました。。。(汗

ここ数年は、真空管アンプばかり製作していたので、
(おかげで、なんとか真空管アンプを設計できるようになりましたけど。。。)
ずいぶん久しぶりに、人形関係をいろいろ調べてみました。

そうしたら、球体関節人形を造形するのに使用する石塑ねんどを販売しているパジコから、球体関節人形キットが発売されているのに、いまさらながら気がつきました。

いつのまに、キットが発売になってたのだろうか。。。(汗



そこで初心に還って、球体関節人形キットを購入しました。

楽天市場 (株)パジコ 直営ショップ
ビスクドールイージースリップ製 球体関節人形キットP-5
22,100円 (税込) 送料込 <15%OFF>
http://item.rakuten.co.jp/heartylove/722002

パジコが開発した常温で硬化するスリップ(泥漿)を使用して型取りした人形キットです。
したがって、人形制作工程は吉田式と異なり、ビスク・ドールと同じ工程になります。

ググってみたら、ビスクドールの作り方のHPがありましたので、参考に貼り付けておきます。。。

ビスクドール 作り方
http://bebetabito.web.fc2.com/makingmenu.html

ビスクは、フィギュアのようなキャストと異なり、型にスリップを流し込んだ後に排泥(型から余分な泥を排出する作業)を行い、中身を空洞にします。
その後、炉に入れて焼くのがビスクで、イージースリップは焼かないで常温で硬化させます。



さて、それではパジコから届いた現物を見てみましょう。。。



(1)人形の全長は45cmくらいですけど、バラバラなので箱は割とコンパクトです。

クリックで拡大


(2)表面はかなり滑らかです。私はこんなに滑らかに作れません!
クリックで拡大


(3)関節球受けも、ちゃんと造形してあります。
クリックで拡大


(4)ウデ側の球受けもちゃんと造形してあります。
  ていうか、これって、どうやって型から抜いたのであろうか???

クリックで拡大


(5)ドールヘッド部にも、ちゃんと球受けが造形されてるし。。。
クリックで拡大


(5)想像していたよりも、パーツの肉厚あります。 常温で硬化するスリップ(泥漿)を、型に流し込んで作るので、肉厚は、かなり薄いのでは?とか思っていましたが、イージースリップって、それなりに厚みがあるんですね。。。(汗

クリックで拡大


(6)マニュアル、修正液、ゴムひも、金具 等
クリックで拡大


(7)マニュアルの内容は、最低限の事が書かれてある簡単な物です。本格的に製作するには人形制作関連の書籍等も購入した方が良いかもしれません。
クリックで拡大



キットを観察した感想ですけど、
思ってたよりか、はるかにクオリティが高いです。
と言いますか、私はこのクオリティで造形できません!!

やっぱり、立体造形力のある人が制作した人形は違います。
お金出してキットを購入してみると、
いかに自分のレベルが稚拙であるか痛感します。

吉田式球体関節人形制作技法書を購入すれば、製作方法の知識は得られるのかもしれませんが、立体造形の実感は湧かないと思うので、こうして自分より遥かに技術のある人の作品を見ると、とても勉強になります。

ひとり独学で勉強していると、こうはいきません。。。(汗


真空管アンプについても、『情熱の真空管』の書籍やネットで知識は得られるのですけど、組立や実体配線の実装技術を身に付けるのが難しいと思われるので、個人的には、まずは真空管アンプキットを購入した方が良いのでは???とか思います。


E81Lヘッドフォンアンプキット製作方法のサイトも、初心者の方が真空管アンプ製作の実装工程の全体的な流れ(フロー/段取り)が分かるようにしたつもりです。。。(汗
 

このブログは、いちおう真空管アンプについてのブログなのですが、もの作りがお好きで、球体関節人形キットとかにも興味がある方もいらっしゃるかと思い、記事を書いてみました。


ご参考になれば、幸いです。。。(汗