OLYMPUS OM-1N Zuiko レンズ、μ-Ⅱ、あまつさえ、オリンパスペン EES-2 まで登場の作例集(ネコ写真とか)2013/10/10 22:44

本日の記事は、オリンパス・銀塩フィルムカメラの作例集です。
最初にお断りしておきますが、フィギュアの写真はありません!



真空管とフィギュアの写真はデジタルカメラ(LUMIX DMC-F7)で撮影しているので、銀塩フィルムカメラの作例はないのです。。。(汗
真空管とフィギュアを楽しみにされていた方には誠に申し訳ございません。



さて、まず始めの作例は、オリンパスペン EES-2 です。
いきなり超マニアックなハーフ版カメラの登場ですっ!
今日のテツさん、最初から飛ばします。



2003年頃、オークションでジャンク品の オリンパスペン EES-2 を購入しました。(説明写真はすべて LUMIX DMC-F7 で撮影しています。)


オークションで、シャッターが切れないジャンク品 オリンパスペン EES-2 を購入。外観の程度は良さげです。
オークションで、シャッターが切れないジャンク品 オリンパスペン EES-2 を購入。外観の程度は良さげです。

1968~85年製造ですから、それを考えればフィルム室も奇麗でした。モルトはさすがにヘタってましたけど、そのまま使えそうなのでモルト交換せずにエアブローだけ実施。
1968~85年製造ですから、それを考えればフィルム室も奇麗でした。モルトはさすがにヘタってましたけど、そのまま使えそうなのでモルト交換せずにエアブローだけ実施。

セレン光電池の起電力が弱くなってシャッターがロックされている思われるので、セレン光電池からのコードに可変抵抗器をハンダ付けします。
セレン光電池の起電力が弱くなってシャッターがロックされていると思われるので、セレン光電池からのコードに付いてる抵抗を外して、代わりに可変抵抗器をハンダ付けします。

可変抵抗器をドライバーで廻しながら抵抗値を変えていき、セレン光電池からの出力電圧を変化させていきます。オリンパスOM-1の露出計を基準にして、同じ絞りとシャッター速度の組み合わせになる抵抗値を探します。
可変抵抗器をドライバーで廻しながら抵抗値を変えていき、セレン光電池からの出力電圧を変化させていきます。オリンパスOM-1の露出計を基準にして、同じ絞りとシャッター速度の組み合わせになる抵抗値を探します。

ちなみに、当時OM-1Nは小川町のオリンパスプラザにオーバーホールに出したので、OM-1Nの露出計はバッチリ正確です。(^O^)


まあ、オリンパス・カメラクラブのストラップを使用している(!)ので、小川町のオリンパスプラザに都度メンテナンスに出していたのが、バレバレかもしれませんが。。。(汗


なお、現在は、銀塩フィルムカメラのメンテナンス・サービスはすべて終了しているハズです。



可変抵抗器の抵抗値が決定したら、その値の抵抗をハンダ付けします。
可変抵抗器の抵抗値が決定したら、その値の抵抗をハンダ付けします。


レンズの中玉に軽いカビが見られたので、レンズ部を分解します。
レンズの中玉に軽いカビが見られたので、レンズ部を分解します。


レンズをクリーニングしたら奇麗になりました!
レンズをクリーニングしたら奇麗になりました!


セレン光電池からのドロッパー抵抗を調整して、レンズもクリーニングしたので、奇麗な完動品の オリンパスペン EES-2 になりました!
セレン光電池からのドロッパー抵抗を調整して、レンズもクリーニングしたので、奇麗な完動品の オリンパスペン EES-2 になりました!


ちなみに、シャッター等の機械部分はまったく手を付けていません。
機械部分は素人がヘタに分解・注油すると大変な事になりますし、私個人的に、カメラはなるべくオリジナルコンディションを保持した方が良いかな?と思っています。


昔のクラシックカメラ・ブームの時に、素人が分解したバルナックライカやM3などの個体が沢山あるので、私は ライカM6 TTL と エルマー50mm F2.8 を新品で購入しました。私が購入した時は、並行輸入品の新品でボディ17万円、エルマー5万円くらいでしたので、中古価格とそれほど差がありませんでした。当時は ライカM6 TTL と 新型エルマー は、ぜんぜん人気がなかったです。


私個人的に、 ライカM6TTLの露出計が“もの凄く正確なスポット測光器”みたいな感じで、リバーサルフィルムの撮影に重宝していたのでライカM6TTLが好きです。(^O^)



それにしても、現在のライカ・デジタル・システムは、ビックリするほど高価なので、とても手が出ません。。。(汗





ちょっと話が横に逸れましたので、話を元に戻します。。。(汗


次に掲載するのはリバーサル・フィルムで撮影した作例です。


OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉
OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉 Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉
OLYMPUS PEN EES-2 FUJICHROME Velvia100 [RVP100] 撮影地:鎌倉
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換


それで、この試写した後も オリンパスペン EES-2 を使用していたかというと、ぶっちゃけ、まったく使用していません!現在も防湿庫の中で眠ってるハズです。


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )


えーと。


やっぱり、35mmフルサイズの方が画質が良いです。当たり前ですが。。。(汗


撮影する手間が同じだったら、フォーマットが大きい方がイイかな?と。



そういう訳で、OLYMPUS μ-Ⅱ の登場です。


OLYMPUS μ-Ⅱ (35mm F2.8 単焦点レンズ搭載コンパクトカメラ)
OLYMPUS μ-Ⅱ (35mm F2.8 単焦点レンズ搭載コンパクトカメラ)


μ-Ⅱ は、かな~り活躍しました。

ネコからカメラまでの距離が、最短撮影距離の0.35mの位置で、焦点距離35mmの画角ですと、ちょうど画面一杯にネコが入る!ので、
ザ・猫カメラ』の地位に君臨していました。その後、その座は『 CONTAX T3 』に明け渡す事になるのですが。。。(汗



私のブログは、写真をクリックすると、デジカメの場合800×600ピクセル、銀塩フィルムの場合は900×600ピクセルの画像が開きます。
ただし、携帯版ブログ(ttp://valvolerosso.k.asablo.jp/blog/)は除く。



下掲載の画像をクリックして900×600ピクセルの画像を開いて、画面の右端または左端を見ていただくと、ネコの毛が一本づつ識別できます。


OLYMPUS μ-Ⅱ FUJI NEOPAN 100 ACROS Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調
OLYMPUS μ-Ⅱ FUJI NEOPAN 100 ACROS
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調


初めて μ-Ⅱ の画質を見た時に、コンパクトカメラの広角レンズなのに画面の端の解像度がスゲェなー。と思ったですけど、冷静に考えてみれば、現代のレンズはズームレンズでさえそれくらいの解像度がある(?)かもしれません。。。(汗


現行機種の普通のレンズでネコを撮影した場合、被写体が被写界深度内にあればネコの毛が一本づつ識別できると思います。けど、被写界深度から外れればもちろんボケますw



OLYMPUS μ-Ⅱ Kodachrome 64 [KR] Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS μ-Ⅱ Kodachrome 64 [KR]
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS μ-Ⅱ FUJICHROME Astia 100F [RAP] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS μ-Ⅱ FUJICHROME Astia 100F [RAP]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS μ-Ⅱ EKTACHROME Dyna EX100 [EB2] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS μ-Ⅱ EKTACHROME Dyna EX100 [EB2]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS μ-Ⅱ KODAK PLUS-X Pan [125PX] Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調
OLYMPUS μ-Ⅱ Kodak PLUS-X Pan [125PX]
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調


OLYMPUS μ-Ⅱ KODAK PLUS-X Pan [125PX] Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調
OLYMPUS μ-Ⅱ KODAK PLUS-X Pan [125PX]
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調


OLYMPUS μ-Ⅱ ILFORD 100 DELTA PROFESSIONAL Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS μ-Ⅱ ILFORD 100 DELTA PROFESSIONAL
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換


OLYMPUS μ-Ⅱ Kodak T-MAX T400CN [T400CN] カラーネガモノクロ Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調
OLYMPUS μ-Ⅱ Kodak T-MAX T400CN カラーネガモノクロ
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
Photoshop にてダブルトーン処理→温黒調


OLYMPUS μ-Ⅱ Kodak T-MAX T400CN [T400CN] Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換
OLYMPUS μ-Ⅱ Kodak T-MAX T400CN カラーネガモノクロ
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換



。。。。。。。



さてさて、ここまでが、いわゆる前フリみたいなものです。(前フリ長っ!?)



オリンパスと言えば、OMシステム(Zuikoレンズ群)みたいなモノ(?)だったですから、次からいよいよ主役の登場です。


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 35mm F2.8
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 35mm F2.8


OLYMPUS OM-3Ti ZUIKO 28mm F3.5
OLYMPUS OM-3Ti ZUIKO 28mm F3.5



なぜだか個人的に、ZUIKO 28mm F3.5 (モノコート)の描写が好きでした。
あと、50mm F1.4 (モノコート),100mm F2.8 (モノコート) も好きです。(^O^)


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 28mm F3.5 FUJIFILM SUPERIA Venus 400 カラーネガ Kodak Picture CD にて同時プリント&CD書き込み 撮影地:鎌倉
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 28mm F3.5 FUJIFILM SUPERIA Venus 400 カラーネガ Kodak Picture CD にて同時プリント&CD書き込み 撮影地:鎌倉


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 28mm F3.5 FUJIFILM SUPERIA Venus 400 カラーネガ Kodak Picture CD にて同時プリント&CD書き込み 撮影地:横須賀
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 28mm F3.5 FUJIFILM SUPERIA Venus 400 カラーネガ Kodak Picture CD にて同時プリント&CD書き込み 撮影地:横須賀



現在は手元にないですけど、マニアックなZUIKO 55mm F1.2の描写はこちら。(↓)


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 55mm F1.2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:横浜
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 55mm F1.2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:横浜



オリンパスOMシステムと言えば、 ZUIKO 85mm F2、90mmF2、100mmF2 の中望遠の銘玉トリオが有名です。



ていうか、広角~標準系はライカのレンジファインダーレンズがあるとして、望遠系は一眼レフにアドバンテージがあるので、このレンズを使用したい為にOMシステムを持ってるようなモノです。


85mm F2、90mmF2マクロ、100mmF2 の中望遠の銘玉3種
85mm F2、90mmF2マクロ、100mmF2 の中望遠の銘玉3種


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 90mm F2 EKTACHROME 100 Plus Pro [EPP] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 90mm F2 EKTACHROME 100 Plus Pro [EPP]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 90mm F2 EKTACHROME 100 Plus Pro [EPP] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 90mm F2 EKTACHROME 100 Plus Pro [EPP]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 100mm F2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 100mm F2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京


OLYMPUS OM-1N ZUIKO 100mm F2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2] Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京
OLYMPUS OM-1N ZUIKO 100mm F2 EKTACHROME Dyna EX100 [EB2]
Kodak Photo CD にてデジタル・データに変換 撮影地:東京




以上のように、オリンパスの銀塩フイルムカメラをご紹介した訳ですけど、この後ライカM型を使用し、さらにその後コンタックスT3だけで写真が撮れるじゃん!と気がつき、最終的にコンタックスT3だけでモノクロ野良猫写真を撮ってました。



ぶっちゃけ、オリンパスOMシステム、ライカMシステムとか、さんざん揃えたのに、結局それまでの投資は一体全体何なのか!?と、ちょっとカルチャーショックを受けた(ヤックデカルチャー!?)ので、テツさんは、デジタルカメラにお金をかける気がしません。実は。。。(汗



えーと。



とりあえず、Panasonic LUMIX GF1 LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 があれば写真が撮れそうですので、現在のところ、これ以上デジカメ機材を買う気がしません。




最後に、こういう事を書くとミもフタもない!ような気もしますが、もうべつにパナソニックGシリーズだけでいいんじゃね?みたいな感じ?

。。。。。11月発売のGM1は欲しいかも。(ボソッ)  ( おい。。。(^_^; )
http://panasonic.jp/dc/gm1/index.html



本日の記事が、このブログにご来訪の皆様のご参考になったのかどうか判らないですけど、ちょっとした遊びゴコロで銀塩フィルムカメラを使用してみるのも面白いかもしれません。



いまさら銀塩フィルムカメラに投資してもどうかな?と個人的に思っていますので、あくまで廉価な範囲の遊びでどうでしょう?(^O^)




以下の写真は、おまけです。


CONTAX T3 ( Carl Zeiss Sonnar 35mm f2.8 ) FUJIFILM PRESTO 400 Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 撮影地:鎌倉
CONTAX T3 ( Carl Zeiss Sonnar 35mm F2.8 ) FUJIFILM PRESTO 400
Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 撮影地:鎌倉


CONTAX T3 ( Carl Zeiss Sonnar 35mm f2.8 ) ILFORD DELTA 400 PROFESSIONAL Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 撮影地:鎌倉
CONTAX T3 ( Carl Zeiss Sonnar 35mm F2.8 ) ILFORD DELTA 400 PROFESSIONAL Kodak ImagePac CD にてデジタル・データに変換 撮影地:鎌倉