球体関節人形デッサン~腹部球体をうまく収めるため工夫した設計図2013/02/08 16:58

引き続き、球体関節人形の設計図を制作しています。


腹部球体を背中側に出っ張らないようにうまく収めるため、側面図のレイアウトをあれやこれやさんざん検討していました。。。(汗


球体関節人形デッサン~デフォルメ・タイプ・ヘンリエッタ・モデル設計図デザイン変遷一覧図
球体関節人形デッサン~デフォルメ・タイプ・ヘンリエッタ・モデル設計図デザイン変遷一覧図


《モデル名》

ヘンリエッタ・プラス → 太モモが太く下半身にボリュームがある。

ヘンリエッタ・デルタ → 股部分に球体関節を配置したタイプ。

ヘンリエッタ・デルタ・インテグラーレ
 → 絶対領域部分に球体関節を配置したタイプ。ニーソが太股を締め付けて食い込んでいる感じ(!)を再現。ブリスターフェンダーのように関節部分が外側に張り出しているので、名称は“インテグラーレ”となる。 

ヘンリエッタ・デルタ・インテグラーレ・エボリューション
 → 絶対領域球体関節ニーソ関節に加えて、腹部球体を背中側に出っ張らないようにうまく収めるため工夫したタイプ。(←重要)



この後、ふくらはぎのディテールを細かくしてマイナーチェンジする予定です。(名称は、エボリューションⅡ

最後に全体のバランスを検討して微修正した最終モデルは、『ヘンリエッタ・デルタ・インテグラーレ・エボルツィオーネ・ドゥエ・エディツィオーネ・フィナーレ』という名前になると思います。きっと。

ちなみに、青と黄色のセンターストライプは入りません!

 ( おい。。。(^_^; )


何を言っているか判らない人は、ウィキペディアをご参照ください。。。(汗
http://ja.wikipedia.org/wiki/ランチア・デルタ
http://en.wikipedia.org/wiki/Lancia_Delta


。。。。。


さて、ちょっと脱線しましたけど、実際のところリアル人体の断面は“だ円”なので、身体の横幅の直径の“球体”を入れようとすると前後にはみ出してしまいます。

球体関節人形作りにおいて、腹部球体を背中側に出っ張らないようにうまく収めるよう各自いろいろ考えて様々な工夫するのが肝要となります。



球体関節人形デッサン~腹部球体を背中側に出っ張らないようにうまく収めるため工夫した設計検討図
球体関節人形デッサン~腹部球体を背中側に出っ張らないようにうまく収めるため工夫した設計検討図


私自身、球体関節人形を作り始めてかなり年数が経っているのですけど、いまだにまともな人形ができない原因は、ほとんど“腹部球体”の構造部分だと思います。。。(汗

これまでは腹部球体をうまく収める事ができなかったのですが、今回のデフォルメ・ヘンリエッタモデルは下腹ポッコリみたいな“カワイイ感じ”に巧く収める事ができました!やったー(^O^)

成人女性のスラリとした体型より、やっぱり幼女体型の“ずん胴”タイプの方が、カタマリ感というか、マス(体積)が集中しているので、まとめやすいのかもしれません。。。(汗


球体関節人形デッサン~腹部球体をうまく収めるため工夫した設計図(デフォルメ・ヘンリエッタ正面図&側面図)
球体関節人形デッサン~腹部球体をうまく収めるため工夫した設計図(デフォルメ・ヘンリエッタ正面図&側面図)


球体関節人形設計図の側面図において、ニーソ関節がゴム引きラインの中心にくるよう太モモ部分を『く』の字に曲げる(!)のがポイントなのですけど、うまく中心に合致するよう何度もCADで検討したので、うまくいったのはCADのおかげかもしれません。

CADだと回転コピーができるのですけど、手描きの場合ですとキツイかもしれません。。。(汗


うーん。


真空管アンプのシャーシ設計とか球体関節人形の検討とかで、CADを使用したい!という方々もいらっしゃると思うので、次回はフリーCADソフトを使用しての球体関節人形の設計について』の記事でも書こうかなと、思ってたりします。


ちなみに、テツさんが使用しているのは、TURBOCAD v8.2 Professional ですけど、数万もする有料ソフトなのであまりオススメしません。

TURBOCADはCADソフトの中では安価なので購入したのですけど、現在はフリー(無料)CADソフトがあるので、真空管アンプとか球体関節人形の設計くらいでしたらフリーソフトで必要十分だと思います。(^O^)


CAD記事がどんなものになるのか今のところ判りませんが、あんまり期待せずにお待ち下さい。

あんまり期待されるとプレッシャーになるので。。。(汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )