球体関節人形の中に真空管を入れてみた(4)2012/08/05 19:28

1U43S4 の電池管を使用した秋葉原アポロ電子のキットを、随分前に購入したので、ダンボール箱から発掘しようと思ったのですが。。。

秋葉原アポロ電子 1U4/3S4アンプキット
http://homepage2.nifty.com/apollo/apl-amp_kt1.htm


結果は、キット本体を、発見する事ができませんでした。。。(汗

いったいどこに紛れてしまったのだろうか。。。

まあ、キットの内容や実際の製作例は、ネット上でググれば沢山見つかると思うのですけど。。。


なお、アポロ電子 1U4/3S4アンプキット のプレート電圧は45Vなので、1.5V乾電池を30本(!)使用する設計なのですけど、WE408Aハイブリッドヘッドフォンアンプで採用した、48V ACアダプターを併用すれば良いのでは?と思いつきました。


〈エアステーション プロ〉 48V用 ACアダプター WAPM-AC48
BUFFALO 〈エアステーション プロ〉 48V用 ACアダプター WAPM-AC48


プレート電圧(B電源) → 48V ACアダプター
ヒーター点火(A電源) → 乾電池
バイアス電圧(C電源) → 乾電池

みたいな回路でしょうか???
1.5V乾電池を30本(!)使用するのは、電池交換の際はちょっと大変なのでは???と想像しました。。。(汗


あと、キット本体は発見できなかったのですけど、当時、別途購入した1U4/3S4真空管は発見できました。


SYLVANIA 1U4 & RCA 3S4
SYLVANIA 1U4 & RCA 3S4

SYLVANIA 1U4 & RCA 3S4
SYLVANIA 1U4 & RCA 3S4


1U4/3S4電池管は、ニッケルプレートです。
まるでクロームメッキしたシリンダー部品(!)みたいで、メカっぽくてカッコイイので、球体関節人形に内蔵した場合のレイアウト図を描いてみました。


1U4-3S4 Single Ended, 12AX7-6G6G Single Ended, WE408A hybrid, Ball-jointed doll tube Headphone Amplifier
1U4-3S4 Single Ended, 12AX7-6AK6 Single Ended, WE408A hybrid, Ball-jointed doll tube Headphone Amplifier


電池管の電源を乾電池で製作した場合は100Vコンセントを使用しない(!)ので、コンセントが使用できない会場で作品を発表する際は、きわめて有用かもしれません。

ただ、電池管って発熱しない代わりにヒーターが点灯しない(!)ので、真空管の雰囲気が出ないんですよね。。。(汗


。。。。。


うーん。


いちおう、私個人は、フィギュア、ドール、球体関節人形が好きなので、話がどうしてもそっち方面に偏ってしまうのですけど、一般的な立体造形美術作品について考えると、球体関節人形とかって、美術全体からすれば、その中のほんのごく一部の話なんですよね。。。(汗


えーと。


つまり、世の中には、いろいろな立体造形作品ある(!)訳です。

材料なら、紙、木、石、プラスチック、陶器(ビスク)、ガラス、金属、etc
技法なら、彫刻、焼成、溶接、鋳造、などなど



材料と技法の組み合わせで、ホント世の中にはいろいろな立体造形作品があるので、それらの中に真空管アンプをいれたら面白いだろーな。と、テツさん妄想してたりします。。。(汗




実際の所は、紙、木、プラスチック(樹脂)は熱に弱く、ていうか燃える(!)ので、安全上まったく発熱しない電池管を使用するしかなさそうですけど、陶器(ビスク)、ガラス、金属は熱に強いので、通常の真空管でもOKかもしれません。。。


例えば、比較的に融点の低い、バーナーワーク用(鉛ガラス)の佐竹ガラスでさえ、溶け始めが460℃なので大丈夫そうです。


佐竹ガラス バーナーワーク用カラーロッド
ユザワヤで購入した、佐竹ガラス(バーナーワーク用カラーロッド)

佐竹ガラス バーナーワーク用カラーロッド
http://www.satake-glass.com/g-rod.html


ちなみに、膨張係数104
イタリアのベネチアガラス(無鉛ソーダガラス)は、融点がもっと高いです。



一方、金属鋳造立体造形作品などでよく使用されるピューター(Pewter)ホワイトメタル(すず合金)の場合。。。

日曜日のピューター・クラフト
http://ha5.seikyou.ne.jp/home/seamew/pewter/entrance.htm


ピューター(Pewter)の溶け始めが250℃くらいなので、チンチンに熱くなる真空管の場合はヤバイかもしれません。。。(汗
ヒーター容量が大きくて、チンチンに熱くなる真空管の外壁温度は200℃を超えます!

けど、ホワイトメタルとかすず合金って、要するにハンダの主成分(!)な訳ですから、もしハンダが溶けなければ、同じすず成分であるピューターも大丈夫な気もしますけど。。。(汗


すず合金よりも遥かに融点の高い鉄板を使用した溶接立体造形作品(Welding Artwork)の場合は熱に対してはぜんぜんオッケーそうです。



いや実は、真空管アンプの上にフィギュアを載せる以前に、イタリアのベネチアガラス(Venetian glass)と、イギリスのピューター(England pewter)を組み合わせた立体造形作品の中に、真空管アンプを入れられないだろうか?と妄想して、いろいろ調べた時期があります。


誰でも、そーいう時期はあるのです!


結局、私にとっては高尚過ぎる(!)ので、フィギュアを載せる事にしましたけどっ!


。。。。。(汗



そもそもなんでそんな事を思いついたのか、この際、元ネタをバラしますけど、10年くらい前、鎌倉の雑貨店の店頭で見た溶接造形作品にえらく感銘を受けました。




I looked at the welding artwork in the street about ten years ago.
10年くらい前、鎌倉の雑貨店の店頭で見た溶接造形作品




『 スゲー超欲しい! ていうか真空管アンプ入れたら面白そうだ! 』

と、思ったんですけど、鉄板溶接は無理そう(!)なので、一般家庭でも制作できそうな、イタリアのベネチアガラス(Venetian glass)と、イギリスのピューター(England pewter)を組み合わせた立体造形作品ができないか検討したのですけど、それさえも断念して結局フィギュアになりました!


ホントすみませんっ!


けど、負け惜しみのようですけど、別に諦めた訳じゃなくて、


(1)自分で設計した真空管アンプに、フィギュア載せる (←今ここ)
(2)真空管アンプの上に、自分で設計した球体関節人形を載せる。
(3)球体関節人形の中に真空管アンプ入れる。
(4)美術の立体造形作品の中に真空管アンプを入れる。


みたいな感じのステップを、ぼんやりと妄想していたりします。

テツさんのビジョンと言いますか、将来の展望と言いますか、自分の作品の方向性と言いますか。。。


だから、私の作るアンプって省エネ(低発熱)+省スペース(コンパクト)だったりします。
低発熱じゃないとフィギュアが溶ける!という事情もありますけど。。。

まあ、一般的な広義な立場に立って考えるなら、いろいろな立体造形作品に内蔵させるには、低発熱&コンパクトじゃないと無理っぽい。。。(汗


例えば、ST-12サイズの真空管でさえ、もし仮に球体関節人形の中に入れる!と仮定した場合、おそらく球体関節人形の全長は1m(!)前後になると思います。

立体造形作家の方って、それくらいの大きさの作品ならごく普通に制作してしまうのでしょうけど、一般家庭で全長1mの球体関節人形はキツイなぁとか思います。。。(汗



デザイン的にはST管は魅力的ですけど、現実的には、やっぱりMT管かなー。とか何とか。。。


RCA nickel plate 6AK6 & SYLVANIA 6G6-G
RCA nickel plate 6AK6 & SYLVANIA 6G6-G


以前製作した、6N2PEV-6G6Gシングルアンプって、美術の立体造形作品の中に真空管アンプを入れる為の低発熱&コンパクト真空管アンプ予備試験(回路検証&音質評価)用アンプだったりするのです、実は。


6G6Gは、規格的にはいちおう6AK6同等管なので、コンパクト化の際は、6AK6に変更します。


6N2PEV-6G6G Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Good Smile Company 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure GUNSLINGER GIRL Henrietta
6N2PEV-6G6G Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Good Smile Company 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure GUNSLINGER GIRL Henrietta

6N2PEV-6G6G Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Griffon Enterprises 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure Touhou Project Alice Margatroid
6N2PEV-6G6G Single Ended Amplifier (Tube Headphone Amplifier) Griffon Enterprises 1/8 Scale Pre-painted PVC Figure Touhou Project Alice Margatroid



本日の記事は、思いつくままダラダラ書いてみました。

理路整然とキッチリ書くよりも、むしろ感覚的に書いた方が、この記事をご覧になった方の創作ヒント、制作アイデアになるのでは?と考えました。



真空管アンプ作りって、モノ作りな訳ですけど、モノ作り=表現ですから、表現は自由であるべき!と、私個人はいつも思っています。



だから、世の中にいろいろな真空管アンプがあったら楽しいだろーな。と妄想せずにはいられません。。。(汗



本日の記事が、皆さまのご参考になれば幸いです。(^O^)



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