KA-20SHヘッドフォンアンプ用ライントランス回路図2012/04/13 21:02

引き続き、携帯プレーヤーで、E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)を使用する場合の昇圧比4倍ライントランスです。

ライントランスの回路図は下記のとおりです。

なお、回路図は水魚堂の回路図エディタを使用しています。
また、真空管ラジオ修復記様のパーツライブラリーも使用しております。


水魚堂の回路図エディタ
http://www.suigyodo.com/online/schsoft.htm

真空管ラジオ修復記 真空管ラジオ用のパーツライブラリー
http://www.k2.dion.ne.jp/~jm7ock/radio/DOWNLOAD.HTM



E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)用 昇圧比4倍ライントランス回路図
昇圧比4倍ライントランス 回路図 


インプット・トランスの入力と出力に、それぞれRCAジャックを繋げた単純な回路です。
ネット上をググるとアースが分離している回路もあるのですが、今回はアースを繋げて製作してみました。

東栄変成器のトランスは、バンド型タイプでコアが剥き出しですから、アースから浮かしたらそれこそ雑音が出そうな気がしましたので、入出力をがっちりとシャーシに落としました。
入出力をシャーシ・アースしますとシャーシを通じてアースが繋がりますので、結果的かつ自動的に、入出力のアースは繋がってしまいます。。。(汗



また、トランスのセカンダリ端子(二次側)には、シャント抵抗を必ず付けます。シャント抵抗を入れないとインピーダンス・マッチングが取れなくなる可能性があります。

シャント抵抗は、二次側インピーダンスの値(10KΩ)よりも、ちょっと大きな値の抵抗を入れるそうです。

今回は、15KΩくらいを入れてみました。


なぜ、ちょっと大きな抵抗を入れるかというと、ライントランスのアウトプットに接続するオーディオ機器(この場合は真空管アンプ)の入力側に入ってる抵抗が、シャント抵抗に並列に接続されて合成抵抗値が下がる為です。


シャント抵抗と合成抵抗値
シャント抵抗と合成抵抗値


上掲載の図を見て頂くと判りますが、ライントランスのアウトプットに接続する真空管アンプの入力側には、ボリュームとグリッド・リーク抵抗が入っています。

E81Lヘッドフォンアンプ(KA-20SH)の場合ですと、ボリュームとグリッド・リーク抵抗の合成抵抗値は、82.5KΩになります。
この82.5KΩが、シャント抵抗15KΩに並列接続される事になりますので、最終的な合成抵抗値は、12.7KΩとなります。

もし、シャント抵抗15KΩがないとすると、真空管アンプの入力側の抵抗82.5KΩで受ける事になりますので、インピーダンス・マッチングが取れなくなって、トランスの性能が出なくなるかもしれません。


実は、正直に告白しますと。。。


私は今までライントランスを製作した事がなく(!)、今回初めて製作しました。。。(汗

私個人は、通常、CDプレーヤーからダイレクト入力で真空管アンプを使用するので、ライントランスを使用する必要性がなくて製作する理由が全くなかった(!)のです。


それで、今回、ライントランスを製作するにあたり、自作経験のある方から貴重なご助言を頂いたのですけど、シャント抵抗の値を幾つにするか?がライントランス制作の勘所で、設計者のノウハウが出る所らしいです。。。(大汗

各人おのおの、カットアンドトライの試聴と周波数特性の測定で、シャント抵抗値を決めているらしいです。。。(滝汗



ですから、いちおう15KΩくらいと書きましたけど、この値は試行錯誤の後に変更になるかもしれません。

まあ、試聴した感じですと問題ないと思うのですが。。。


ライントランスって、実はかな~り奥深~い世界で、もしかしたら一筋縄ではいかないアイテムで、とんでもない事をブログに書いてしまったかな?と、実は戦々恐々しているテツさんでありました。。。(汗


( なんじゃそりゃ。。。(^_^; )



次回は、ライントランス製作風景をご紹介する予定です。

(次回につづく)