真空管アンプに使用する#20番の銅線について2012/03/26 14:33

前回記事の真空管12A5の測定ですけど。。。


私個人は真空管アンプを製作する時、アース母線はφ2mm径の銅線とか#20番手の銅線を撚ったモノを使用しています。


φ2mm径の銅線と#20番手の銅線

上掲載写真の、

左:  ホームセンターで購入した、#20番手(0.85~0.90mm)の銅線
中央: #20銅線を撚ったモノ
右:  同じくホームセンターで購入した、φ2mm径の銅線


#20番手の銅線を撚って、アース母線にします。
#20番手の銅線を撚って、アース母線にします。

《注意!》
ちなみに、銅線は経年変化で表面が酸化します。
いわゆる“十円玉”のような感じになります。
それがイヤな人は、すずめっき線を使用しましょう!

ていうか、もともと酸化防止やハンダのノリを良くする為に、軟銅線にすずメッキしてある『すずめっき線』が、真空管アンプの製作に常用されている訳で、私個人はそれを承知で銅線を使用しています。
近所のホームセンターでは、銅線が安価なので。。。すみません。。。(汗


それで、その#20番手の銅線なんですけど。。。


実は、MT7ピン/MT9ピンのMT管の真空管の足(ピン)の直径が、おおよそ0.85~0.90mmなので、#20番手の銅線と直径が同じだったりします。

ですから、コードの先端に#20番手の銅線をハンダ付けすれば、簡単にソケットに挿入して、真空管の実験ができます。


コードの先端に#20番手の銅線をハンダ付け
コードの先端に#20番手の銅線をハンダ付けします。。。

《注意!》
なお、ハンダ付けした後はショート防止のために、熱収縮チューブを被して絶縁します!!


銅線をハンダ付けしたコードを、ソケットに挿入
先端に銅線をハンダ付けしたコードを、ソケットに挿入します。



まあ、つまり、MT管の真空管の足(ピン)と同じ直径で、いろいろ実験ができて便利なので、#20番手の銅線をアース母線に使用しているという訳なのです。


ご参考までに、本日の記事を書きました。。。(汗

お役に立てるなら幸いです。(^O^)



追伸

ちなみに、私個人は、実験でプレート電流を計測する場合は、秋葉原の東洋計測MR-38型アナログ電流計を使用しています。


東洋計測MR-38型アナログ電流計

秋月千円デジタルテスターでも良いのですけど、アナログメーターの方が電流の流れ方が視覚的に把握できるので、私個人はアナログメーターを使用しています。

なんと言いますか、電源をONした時の電流の流れ始めの状態が判るので。。。(汗

それと、電流計には自動車ワイヤーハーネス用のギボシ端子(圧着端子)を付けてあります。

自動車ワイヤーハーネス用ギボシ端子は、数アンペアの電流が流せますし、ショートしない為の絶縁がしっかりできるので。。。(汗

あらかじめ真空管アンプの回路に、ギボシ端子のオス・メス端子を付けておけば、プレート電流を計測したい時だけその部分を外して、電流計を挿入できます。
その際、ギボシ端子のオス・メスをはっきりと使い分けて、回路のプラス・マイナスを間違えないようにするのが、重要なポイントです!



まあ、これは私個人が採用している方法なので、あまり一般的にはオススメできないかもしれません。。。(汗
電流計測用の抵抗をアンプ回路に入れといて、その両端の電圧を測って、プレート電流を計測する一般的方法がよろしいと思います。

私も電流計を使用してプレート電流を計測するのは、実験の時だけです。