6N3PE-6P15PEVシングル真空管アンプ(1) ― 2011/12/03 22:23
NEW6DJ8-1626アンプのエージングを中断して、再び、6N3PE-6P15PERシングル真空管アンプを聴いています。
ちなみに、お気に入りのトリエラのフィギュアを載せてます。。。(汗
ちなみに、お気に入りのトリエラのフィギュアを載せてます。。。(汗
6N3PE-6P15PERシングル真空管アンプ
グッドスマイルカンパニー GUNSLINGER GIRL トリエラ
グッドスマイルカンパニー GUNSLINGER GIRL トリエラ
6N3PE-6P15PERアンプ グッスマ トリエラ モノクロ写真バージョン
うーん。やっぱり、トリエラはカワイイです。。。じゃなくて!!
やっぱり、PCL86の音に似てるかもしれません。
私の個人的な感想ですけど。。。(汗
今回、実際に6P15Pを聴いてみて、チラッと思ったのですけど。。。
初段の出力インピーダンスを改善するために、PCL86五極部のみを使用して、6414-PCL86アンプとか6RHH2-PCL86アンプを製作しましたけど、もしかして最初から6P15Pを使用すれば良かっただけ(!)の事ではないでしょうか。。。orz
いやまあ、PCL86にやっぱりコダワリがあって、そんな事は考えもしなかったです。。。
。。。。。(汗
いや~。モノ作りする上では柔軟な考え方が大切だよな。と、痛感したテツさんでありました。
それに、6P15Pだとヒーター電圧6.3Vなので、遥かに利便性が良いんですよね。。。(汗
そんな訳で出力インピーダンスを改善するために初段を6N3Pにした初代春日無線PCL86キットみたいなシングルアンプを製作しようと思います。
【出力段】の設計
製作費を安価にする為に、電源トランスは、ラジオ少年 T-2V、
出力トランスは、春日無線OUT41-357 として、
それに合わせてロードラインを検討します。
T-2Vトランス 出力電圧220V 許容電流70mA 70mA×0.64=44.8mAですので、
ブリッジ整流の場合の電源トランス許容電流は、約45mAです。
一方、OUT41-357出力トランスの許容電流は、20mAです。
出力トランスの許容電流が20mAですから球のバラツキを考慮して、
出力段の動作点は、6414-PCL86アンプと同様の動作点である、
プレート電圧210V、プレート電流17mA、バイアス-7V、
負荷7KΩ、カソード抵抗430Ω
を想定していますけど、厳密に計算すると、
プレート電流17mAで、カソード抵抗430Ωですと、
0.017A×430Ω=7.31V
バイアス電圧は、 約-7.3V となります。
-7Vと、-7.3Vでは、あんまり違いはないです。
実際の現物球のバラツキの方が大きいので、この程度は誤差範囲なのかもしれませんが、今回はちょっと細かく計算してみました。。。(汗
また、特性図は、サイドコンタクト球EL3三結特性図を使用します。
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/046/e/EL3.pdf
以上の事から、EL3三結特性図にプレート電流17mAのラインを引いて、バイアス-7.3Vとの交点のプレート電圧の値を読んでみます。
交点はおおよそプレート電圧217Vくらいのようです。
内部抵抗は3KΩくらいですので、その2倍は6KΩですけど、出力トランス端子に6KΩはないので7KΩのロードラインを引いてみます。
うーん。やっぱり、トリエラはカワイイです。。。じゃなくて!!
やっぱり、PCL86の音に似てるかもしれません。
私の個人的な感想ですけど。。。(汗
今回、実際に6P15Pを聴いてみて、チラッと思ったのですけど。。。
初段の出力インピーダンスを改善するために、PCL86五極部のみを使用して、6414-PCL86アンプとか6RHH2-PCL86アンプを製作しましたけど、もしかして最初から6P15Pを使用すれば良かっただけ(!)の事ではないでしょうか。。。orz
いやまあ、PCL86にやっぱりコダワリがあって、そんな事は考えもしなかったです。。。
。。。。。(汗
いや~。モノ作りする上では柔軟な考え方が大切だよな。と、痛感したテツさんでありました。
それに、6P15Pだとヒーター電圧6.3Vなので、遥かに利便性が良いんですよね。。。(汗
そんな訳で出力インピーダンスを改善するために初段を6N3Pにした初代春日無線PCL86キットみたいなシングルアンプを製作しようと思います。
【出力段】の設計
製作費を安価にする為に、電源トランスは、ラジオ少年 T-2V、
出力トランスは、春日無線OUT41-357 として、
それに合わせてロードラインを検討します。
T-2Vトランス 出力電圧220V 許容電流70mA 70mA×0.64=44.8mAですので、
ブリッジ整流の場合の電源トランス許容電流は、約45mAです。
一方、OUT41-357出力トランスの許容電流は、20mAです。
出力トランスの許容電流が20mAですから球のバラツキを考慮して、
回路に流すプレート電流は17mAくらいとしました。
出力段の動作点は、6414-PCL86アンプと同様の動作点である、
プレート電圧210V、プレート電流17mA、バイアス-7V、
負荷7KΩ、カソード抵抗430Ω
を想定していますけど、厳密に計算すると、
プレート電流17mAで、カソード抵抗430Ωですと、
0.017A×430Ω=7.31V
バイアス電圧は、 約-7.3V となります。
-7Vと、-7.3Vでは、あんまり違いはないです。
実際の現物球のバラツキの方が大きいので、この程度は誤差範囲なのかもしれませんが、今回はちょっと細かく計算してみました。。。(汗
また、特性図は、サイドコンタクト球EL3三結特性図を使用します。
http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/046/e/EL3.pdf
交点はおおよそプレート電圧217Vくらいのようです。
内部抵抗は3KΩくらいですので、その2倍は6KΩですけど、出力トランス端子に6KΩはないので7KΩのロードラインを引いてみます。
上記のロードラインと、ゼロバイアス線との交点のプレート電流は、34.5mAくらいなので、その1/2は、17.25mAです。
どうやら電力効率最大の動作点と、ほぼ等しいようです。
以上の思考手順で、動作点は上記のポイントに決定しました。
従って、動作基準点は、
プレート電圧217V、プレート電流17mA、バイアス-7.3V、
負荷7KΩ、カソード抵抗430Ω
とします。
さて、出力段の動作点が決定したら、後は【B電圧】を求めます。
プレート電圧217Vにバイアス電圧7.3Vを加えた、
対アース電圧のプレート電圧224.3Vに、
出力トランス直流抵抗(DCR)電圧降下分を、さらに加えたものが、
【B電圧】です。
春日製OUT41-357の出力トランス一次側/直流抵抗(DCR)は、
330Ωですので、電圧降下は、
(プレート電流)0.017A×(DCR)330Ω = 約5.6V
224.3V+5.6V= 229.9V 約230V
これが、いわゆる【B電圧】で、これを求めないと設計できないという、
回路のキモです。
次回は、初段のロードラインを設計しようと思います。
(次回につづく)
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