EL32アンプを1626へ改造(2)2011/05/26 15:51

音質確認の予備実験として、前回製作した6DJ8-1626アンプに、K42y-2 630V 0.068μF を組み付けてみました。


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音は、フツーに良いです、コレ。(^O^)

抜けの抑えが強いかと思ったけど丁度良い案配です。 これだったら、
わざわざ負荷抵抗を巻線抵抗にせずに、カーボン・フィルムでもOKかもしれません。


なんか気に入ったので、6DJ8-1626アンプのカップリングは、
K42シリーズのロシア製オイルコンにしました。

ロシア製オイルコンは、以前から定評があるので、
いまさら何言ってンだ。って感じですけど。。。

巷では、オイルコン K75-10、あるいは K40y-9。テフロンの K72p-6 あたりが人気らしいですけど、私はミニアンプばっかり製作するので、やっぱ小型の K42y-2 が良いかな?


そんな経緯で、デール巻線を初段の負荷抵抗にするのは止めて、
東京光音RDか、KOA SPR1C のような、スッキリした感じの音である国産カーボンフィルム系の抵抗にする事にしました。

実際の所、初段まわりにスペースがなくて、でかいデールRS-5巻線を実装するのが大変だ(!)という事情もあります。。。(汗


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それにしても、組み替えの改造作業は、なかなか大変です。
既にハンダ付けしてある部品を、ハンダ吸い取り線で取り外して、
再度、ハンダ付けするのですから、作業量は2倍???

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おまけに、今回は、初段のデカップリング回路を左右独立電源に変更したので、ちょっと面倒くさかったです。

【 変更前 
デカップリング → 左右共通の電解コンデンサー
負荷抵抗 → 米国系カーボンコンポジション抵抗

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【 変更後 
デカップリング → 左右独立電源
負荷抵抗 → 東京光音RDカーボンフィルム抵抗

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【 変更前 
出力段カソード抵抗 → デールRS-2B巻線抵抗
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【 変更後 
出力段カソード抵抗 → KOA SPR3C

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全体の感じとしては、
オイルコンと米国系カーボンコンポジションを組み合わせてしまうと、かなりこってりした音になってしまうので、スッキリした感じの国産カーボンフィルム系をオイルコンと組み合わせてみました!といった所でしょうか。

このあたり音の好みは、各人いろいろあるので、
それぞれ個人の嗜好に依るところが大きいのですけど。。。(汗


今後、しばらくエージングして経過を観察してみるつもりです。