6DJ8-1626ヘッドフォンアンプ(6)2011/05/15 10:52

6DJ8-1626シングル真空管アンプのハンダ付け工程をご紹介します。




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AC100Vライン、入力→ボリュームライン、
電源トランス二次側(B電圧/ヒーター)、ブリッジダイオード周辺を、
まず初めにハンダ付けしていきます。



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ヒーター配線、電源部のコンデンサー、B電圧ライン、デカップリング回路、
アース母線と初段の独立電源コンデンサーをハンダ付けしています。



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出力段1626のカソード抵抗、バイパスコンデンサー、グリッド抵抗。

なお、カソード帰還は6Pスイッチで切り替えます。
バイパスコンデンサーを、アースに落とせば、カソード帰還OFF
出力トランス二次側に接続すれば、カソード帰還がONになります。



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スイッチ付き標準ヘッドフォンジャックを利用して、出力トランス二次側の出力を切り替えます。
スピーカー8Ωと、ダミーロード8Ωをスイッチで切り替えます。



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初段の負荷抵抗(KOA SPR1C/27KΩ)を独立電源用コンデンサーのプラス端子からハンダ付けします。
あと、グリッド入力発信止抵抗と、グリッド抵抗をハンダ付けします。

スペースがないので、かなり細かい作業です。。。(汗



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初段のカソード抵抗(デールRN60/1KΩ)と、バイパスコンデンサーを、
独立電源用コンデンサーのマイナス端子へハンダ付けします。

負荷抵抗バイパスコンデンサーを、独立電源用コンデンサーの、
プラス側/マイナス側それぞれのラグ端子にハンダ付けすれば、
音声の交流信号は、アース母線を経由せずに左右独立してループします。




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ボリュームからの入力ラインと、カップリングのオイルベーパーコンデンサーをハンダ付けして完成です!!



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各部の電圧をパパッと計測して特に異常がなかったので、
スピーカーに接続して音出ししてみます。


50KΩ(Aカーブ)ボリューム+帰還抵抗680KΩ/P-G帰還のみの組み合わせで、ボリュームの位置はちょうど12時のあたりで適量という感じです。やっぱりちょっと入力感度が悪いです。。。(汗


普段、私はシングル二段増幅アンプを、縦型シャーシで製作しないのですが、前回のPCL86アンプといい、これはこれで使い勝手が良い気がします。

ヘッドフォンアンプとして使用するなら、シャーシを縦方向で使用するレイアウトの方が良いかもしれません。




これは、蛇足ですが。。。


かなり個人的な事情(!)で、
通常、真空管アンプ製作する場合は、横型シャーシで製作します。


つまり、アンプシャーシを横型のレイアウトで使用すると、
フィギュアを載せるスペースが確保できます。。。(汗



ご参考までに、アンプを横位置レイアウトで使用した場合の内部をご紹介します。

12AX7-1626シングル真空管アンプ/内部の部品レイアウト
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ちなみに、このアンプを製作したのは数年前なので、作った本人は忘れていましたが、今回、改めて内部写真を見てみたら。。。

チョークトランス+全段独立電源(!)とか、かなり凝った回路になっています。当時の私は、かなり気合いを込めて製作したようです。

やっぱり、1626は、思い入れがありますし。。。(汗



12AX7-1626シングル真空管アンプ (ヘッドフォン/スピーカー両用)
グッドスマイルカンパニー 狼と香辛料 ホロ
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横型シャーシでアンプを製作すると、100×100寸法のアクリルステージを設置できるスペースができます。。。(汗


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12AX7-1626シングル真空管アンプ (ヘッドフォン/スピーカー両用)
Wave ToHeart2 ルーシー・マリア・ミソラ メイドVer.
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次回は、数日間エージングした後、各部の電圧値を実測したデータをご紹介する予定です。

(次回につづく)


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