EL32か、PCL86か。。。2011/04/05 09:03

真空管アンプ初心者のために、ロードラインの引き方について記事を書こうと思います。
それで、サンプルにするアンプを2機種ほど絞り込んだのですけど。。。



候補の一台は、6N2PEV-EL32(VT52)シングル
GEカナダ製のEL32(VT52)は、いろいろなサイトでも取り上げられてて、
真空管アンプビルダーの間では割と有名かな?と思いました。
現在も、秋葉原のサンエイで一本千円で入手できるようですし。。。

あと、初段の6N2PEVも、12AX7相当管ですので、
12AX7が手持ちにある人も沢山いるかと思って。。。


6N2PEV-EL32(VT52)シングル (ヘッドフォン/スピーカー両用)
グッドスマイルカンパニー ねんどろいど フランチェスカ・ルッキーニ
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もう一台の候補は、6414-PCL86シングルです。

説明不要のPCL86ですけど、五極部のみ使用して三極部は使用していません。三極部は12AX7相当ですので内部抵抗が大きいので。。。

欧州系五極管が、一本450円で売っている!と、脳内に補正をかけて、
内部抵抗の低い6414でドライブします。
もちろん、6DJ8あたりでも可です。
もともと、PCL86の五極部は感度が高いので、μ30くらいで充分ドライブできます。

余った12AX7相当の三極部は、真空管抵抗負荷(SRPP)とか、
NFB素子の代用とか、各自で考えてみると面白いかもしれません。



6414-PCL86(五極部のみ使用)シングル (ヘッドフォン/スピーカー)
コトブキヤ 夜明け前より瑠璃色な エステル・フリージア
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それで、どっちにするかいろいろ考えたのですけど、
結局、オーソドックスにPCL86にする事にしました。
なんか、またかよという声が聞こえてきそうですけど。。。(大汗


GEカナダ製EL32(VT52)は秋葉原で入手できますけど、通販ではなかったような気がするので、地方にお住まいの方は入手できないのでは?と、ちょっと思いました。
あと、なにげにグリッドキャップが高価なのでEL32(VT52)真空管本体は安価でも、グリッドキャップ代金がプラスされてしまうという罠があります。



とりあえず、次回から6414-PCL86シングルで、
ヘッドフォンアンプ兼用の、スピーカー出力ミニアンプ製作の説明、
主にロードラインの引き方について解説していこうかな?と思っています。